その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

いっしょうこうなりて

2022-07-06 07:38:09 | 転職

「セマダラコガネ」ですかねぇ…

昨日、子どもの頃にテレビで観た映画のタイトルが分からずモヤモヤ気分が残ってしまったので、色々と検索してみたのだけれど、結局、お目当ての映画にはたどり着けませんでした。
名作と言われる映画でもなく、何せ50年以上前に観た映画ということは、制作から60年以上経っているだろうし、残る記憶の断片も曖昧だから仕方がない…まだまだモヤモヤ感は続きそうであります^^;
さて、『一生こうなって生きていくのか?』…違うちがう、「一将功成りて万骨枯る。」が正しい故事。功績の目立つ人の陰には、それを支えた無数の人の努力や犠牲があるといくことのたとえであり、中国唐代末期の漢詩が元になっている。夕刻、ふと花びらに止まった甲虫を見つけ、ハナムグリの類かと思いましたけれど、調べてみると「セマダラコガネ」のようであります。「アメリカシロヒトリ」や「イネミズゾウムシ」、最近では「クビアカツヤカミキリ」など侵入生物(昆虫)による被害が報じられていますが、逆もまた真なりで、日本からは「マメコガネ(ジャパニーズビートル)」、そして「セマダラコガネ(オリエンタルビートル)」が北米まで侵入し、芝生の害虫として被害を引き起こしているようであります。物流が盛んになれば、こうして生物(昆虫)の世界でも「侵入」「侵出」が盛んになる…そうして、その地に定着するためには、気候や食物がその個体にとって適した環境であることは当然であり、個体の生殖(繁殖)能力が高く、目立った天敵がいないことetc.が条件と言われております。「セマダラコガネ」だけを取ってみれば、我が農園では被害を意識することなどありませんけれど、ところ変わればということでしょうか?そう言えば、昨年、休耕地を耕運して、食用菊を定植したのでありますが、農園では意識したことがない「ヨモギハムシ」が大量に押し寄せ、ほぼ壊滅状態に…薬剤散布なんかしたことなかったのに?農地にも生物の多様性や生息するための『穴(空白区)』があるものだと感じたものであります。


『ノロ社長』のシャインマスカット^^;

そうそう、お題は「一将功成りて万骨枯る。」でした。各国では「植物検疫」が実施されていて、進入生物に対して、いわゆる『水際対策』が講じられております。勝手に植物の海外持ち出しや持ち込みが禁止されている訳でありますなぁ。コンテナ毎に燻蒸処理されたり、検査したりと対策は取られておりますが、それでも侵入生物を皆無にすることが出来ない。(人間のやることですもの穴は必ずある。)何か「コロナウイルスの『水際対策』を強化します。」などと演説するのと同じで、いずれは入って来てしまう。むしろ、病害虫の侵入を極力防ぎ、遅らせながら、その生物に対する知見を深めて置くことが重要な気がするのですよ。ましてや、『爆発的に』発生して、通常では被害を意識しなかった昆虫が、その地では大きな被害をもたらすということもありますからねぇ…。
「一将功成りて」…侵入生物を、『ひとかどの人物』がごとく扱うのも如何なものかとも思うのでありますが、一種類の昆虫(生物)に右往左往しているということは、その間、数多の昆虫(生物)が『侵入』を試みたに違いない。(本人の意思ではなく、持ち込まれ、運ばれてしまった結果でしかないのですけれど^^;)今、大人気のシャインマスカットも、ひと儲けを企んだ方が、某国に持ち出したりしてねぇ…。
「一将功成りて万骨枯る。」…『おやじぃ』自身は、成功者であるとは思わないけれど、生きている内には、知らず知らずのところで、人を傷付けたり、犠牲にしてきたことは無かっただろうか?それは、自分が気付かないだけで、そこそこにあったかも知れない。(いや、必ずあるはずだ^^;)『儲け(成功)』を上げるためには、どこかに『穴(空隙)』を見つけなければならないような気もする…それは、脱法行為ではないところでね(笑)

♯戦争反対 歴史に名を成す方の陰には、やはり犠牲者は多数存在する。「戦闘員」という括りであっても、個々には各国を担うはずの若者たちである。それこそ『虫の如く』殺されて良いはずはないと思うのでありますよ。

コメント
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