まったりとした気分の土曜日は、友人『貧乏父さん(H.N.)』の貧乏生活脱出計画を考えて過ごすのであります。数字の迷宮に迷い込んでしまった彼に一筋の光明を与えるためには、数学的な見地からサジェスチョンを与えなければならないだろう…一発逆転を狙って、当選確率1/6,096,454などというロト6に挑戦するのも結構ではあるが、パチンコの大当たり確率1/399.6という台さえ見抜けない彼に、1億円の幸運が訪れるとは到底信じられないのであります。
ちなみに、今夜考察するのは「ナンバーズ3」…各桁0~9までの3桁の数字を予想するゲームでありますが、000や777といった同じ数字が連続する組み合わせは排除されているので実質990通り中から数字を選べば(ストレート)良いのであって、3つの数字の組み合わせ(ボックス)であれば165通り、下2桁だけを予想するナンバーズミニであれば100通りの数字しかないのであります。当選確率が高い分だけ、当選配当は低くなってしまうのでありますが、ストレート当選金額は理論値で90,000円、ボックスで15,000円なのでありますから、当選回数を重ねれば、少々生活費の足しにはなるのではないでしょうか。大体、1億円の本当の使い道を知らないのだから、9万円程度のボーナスの使い道から貧乏人は考えるべきなのであります^^;
闇雲に数字に挑んでもしょうがないので、手始めに2011年9月22日(第3207回)から2012年2月10日(第3306回)までのナンバーズ3のデータ100回分をエクセルシートに入力し、数字の出目の傾向を分析するのであります。ここ100回の平均当選金額はストレートで93,000円、ボックスで19,000円であり、理論値よりもやや高い配当金であります。下1桁で「8」という数字が16回ほど出ており、頻度が一番高いのでありますが、100回程度の試行ですから、統計学的には各数字の出現傾向に有為な差はないものと考えられます。ストレートで同じ数字が出たのは100回の内4回、ボックスで同じ数字の組み合わせが出たのは100回中20回、ナンバーズミニでは100回中29回であります。
ここまでは事実(結果)でありまして、ここから選択肢がふたつに分かれます。この数字は出易いと信じて選択するか、ひとつひとつの数字が出現する確率は等しいのだから、今まで出ていない数字を選択するか…ちなみにナンバーズミニでは、この100回の試行の中で今まで出ていない数字が33個あるので、次回はこの中から当選数字が出ると信じて購入すれば、選択する数字を3分の1まで絞り込むことができるのですが…^^;
さて、ロト6やナンバーズの数字を予測するソフトなども販売されておりまして、ご丁寧にナンバーズミニの当選番号確認から換金までの動画を貼り付けてあります。宣伝文句の注釈には、「必ず当たるとは限りません。」などと親切(?)な注意書きまで記載してあります。今ならソフト代金39,800円のところ、貴方だけに10,000円でお分けしますということなのでありますが^^;
ちなみに、このロジック研究機関では約2年間で1,100万円の当選金を手にしたとか…ほほぉ~!
この研究機関自らが認めていることではありますが、世の中に溢れる予測ソフトが、もし本当に貴方を幸運の世界に導くことになるのであれば、当選配当金の額が少しずつ下がるはずなのであります。何故なら、ソフトによって当選者が増え、結果的に配当金が減っていくはずなのだから…残念ながら、ここ100回の試行ではストレートの当選配当金の平均は、理論値90,000円を下回っておりませんので、このソフトを使っている人が居ないか(^^;)、このソフトのロジックが間違っているということになるのですがどうでしょう?
少なくとも我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』は、カップの底に張り付いたアイスミルクの残りを舐めて満足しているのであります。「唯足るを知る」という言葉がありますが、『さくら』がカップ一杯のアイスミルクを手に入れたとしてもお腹を壊すだけですし、底を舐めている表情がご満悦のように見えるので、彼女にとってはこの量で充分と感じるのは私だけでしょうか^^;