40日掛けて、ようやく出荷^^;
朝起きが悪い、作業が鈍い…そんなことは『夢屋農場長』が、じっと堪えて、良い所を見つけ出し褒めて(評価)あげる。中々独り立ち出来ない長男『ポン太郎君』も育成期間…新入社員の教育にも通じるところがある。将来は、会社を背負って立つ人材、出来なくて当たり前を少しずつ伸ばして上げる。(現実には、新卒者を即戦力として期待せざるを得ない社会事情がありますけれどね。)
やって見せる。不具合があってもさせてみる。そして評価してあげる。山本五十六の教えは、決して軍人に対するものではなく、会社の新人や社会にも通じるものがある。じっと我慢して育てる…しかし、肉体の疲れは、時として暴発する。昨年の失敗をオッカーに聴きながら、農場長に就任以来、少しずつ栽培方法を改善し、失敗点の改良に努め『キュウリ部長』に伝えておりますが、中々伝わらない。元々、農業やキュウリ栽培に興味が無いのかも知れない。ならば、大好きな「メロン」を作ってみないか…あの手この手で、興味を引き出そうとするのですが、中々食いついてくれない。指導者として悩める日々であります。
さて、代掻き作業の疲労と早朝からの収穫作業で、疲れ切った昨日、後始末を確認し終業…取り残しの道具など最終確認をしてみたら、短い単鋼管が通路脇に転がっている。田植え長靴の片一方が物置のどこかに行っている…さすがに『夢屋農場長』はキレた。「通路に物を置くな!事故防止の基本中の基本だ。道具の片付けは元の場所に!俺が探すのにまた倍の時間が掛かってしまう。」突然、怒鳴り声を上げた農場長に『キュウリ部長』は、俯いてしまった。指導法として失敗であります。(親子なので、明日にはケロッとしているかも知れないが^^;)
しかし、時には叱ることも必要かと…人の道に外れる行いは、諫めなければならない。私のように、親父を失ってしまえば、諭してくれる人など誰もいなくなってしまうのだから…寒い春、無理して播いた「ほうれん草」が、ようやく出荷出来るようになりました。「作物の声を聞き、植物の生活サイクルに自分の生活を合わせろ!」農場長の言葉を思い出してくれる日は来るのでしょうか。