その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

男の嘆き?

2020-06-20 05:14:44 | 転職

カップリング成功のようです^^;

『第2サティアン』周辺を縄張りにしているキジの『ケン一郎♂』は、未だにドラミングを続けているから、まだお嫁さんが彼の縄張りに来てくれないようであります。(だいたいねぇ!周囲は見通しの良い田んぼで、隠れ場所となる藪もほとんどないから、子育てに適した場所とは言い難いのでありますよ。マイホームの考え方を根本から間違えているような気もするが^^;)これは『夢屋本田』周辺を縄張りとする『ケン次郎♂』も同じで、とんと嫁の来てが居ないようであります。『ハギハラさん』ちのパイプハウス周辺を縄張りにしている『ケン三郎♂』のところには、遂にお嫁さんがやって来た。(何事も要領よ^^;)もう時機に、お嫁さんは母親となり、幼鳥を連れて道路を横断するようになると思うのでありますが、今年はタイミングが少々遅いような気がします。良かったよかった…新婚当初というものは、キジの世界も人間の世界も同じでありますよ。若い内は、角を隠して、可愛いお嫁さん然としておりますから(笑)
野ばらの茎には、今年も「アワフキムシ」が、ブツブツと文句を言いながら泡を吹いております。


食っては寝、食っては寝る毎日…

体力温存!また、体力が戻ると旅に出掛けるのでありましょうか?「父ちゃん元気で留守がいい。」なんて誰が言ったものやら^^; 父も母も他界し、結婚から30年も経過すると、隠していた角が出て来て、お尻は大きくなり、でんと構えて動かない。(父ちゃんはパタパタと働いているのにねぇ…我が家のことではありません!そう思うことにしよう^^;)女に家が付くと「嫁」になると言いますが、お年の波が寄せては返り、また寄せて「波」が立って「婆」になると、家は彼女の物となり、父ちゃんは居場所を求めて逃げ場所『第2サティアン』を建設した。『独立』を宣言し、『オジSUN』たちのパラダイスを作ったつもりでありますが、ある日、子連れの母猫『ジーコさん♀』が助けを求めてやって来て、初めは「薪置き場」で眠っていた『子猫ちゃんず♂♀』が堂々と『第2サティアン』の室内で寝起きするようになり、遂に昨日買ったばかりの『農場長の椅子』まで占領されてしまった…『オジSUN』たちのパラダイスは、いつの間にか猫たちの物になってしまったのでありましょうか?起きて目が合うと「ニャー!(飯!)」一体、父ちゃんは何のために働いているのでありましょうか?あ~あ、また汚れた足で床を汚していく。明日から、床にテープを貼って立ち入り禁止区域を作ってみようかしら…意味通じないでしょうけれど(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライフワークとは

2020-06-19 05:47:13 | 転職

今年初の撮影「カノコガ」です。

私の大学卒論テーマは「コナガの性フェロモンの微量成分の効果」…だったけれど、対象物が小さ過ぎて観察に苦労し、結果的に「リサージェンス」(農薬による天敵等の減少が、結果的に駆除対象害虫を増やしてしまうという現象。)になってしまいました。性フェロモンの存在は、ファーブル昆虫記の中でも扱われており、化学分析や合成が当時とは比較にならないほど進歩して、多くの人工性フェロモンが合成されております。(これによって蛾♂♀の交信撹乱や捕殺などに利用されています。)蛾の交尾は日没以降に行われるのが一般的だから、その行動を追うことは容易ではないのだけれど(高感度カメラも存在しますけれどね。)「カノコガ」については、どうやら早朝、交尾行動が行われるようであり、性フェロモンを放出する♀に♂がいかにしてたどり着けるのかを観察できる素材を見つけられたと小躍りしてから既に10年経過しようとしております。通常は年2回の発生(山形では6月と8月下旬)のようだから、自然の中での観察は期間が限定される。昨年の成果は、年2回の発生消長を確認できたことくらいで、我が農園でようやく交尾した状態の♂♀を見つけ、採卵しようと試みましたが飼育箱から逃げられてしまいました(笑)
さて、今年はどこまで彼らの行動に迫れることやら…。


こんな寝顔を見ているとほっこりして…

食草はシロツメクサやタンポポとされているようだから、観察を続けたところで、害虫駆除といった目的での社会に貢献出来る訳でもなく、只々趣味の域から出ないのでありますが、少子化で男女の出会いの機会が少なくなっているという社会においては、意外と男女の交信に関する問題点を掘り下げられるかも知れない…などと、全く方向違いなことを考えている。人(虫)の性行為をノゾキ見しようというのだから、基本的に『スケベ』であり『変態』という名誉ある称号をいただける程度のことかも知れないが、何も成果を上げられなかった10年…あと10年で何かが掴めれば、我が人生は最高の締めくくりになると勝手に考えております。(中々、人には言えない趣味でありますが…。)
残り20年は「やりたいことをやる。」と決めたのだから、やる!スヤスヤ眠る『子猫ちゃんず♂♀』の平均寿命は約19年だから、私が送られるか彼らを見送ってから逝けるか…ライフワークの仕上げは、猫たちとの競争でもありますよ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

起きて半畳 寝て一畳

2020-06-18 04:59:34 | 転職

成長点の分化という視点で見ましたが…

きゅうりの『Q三郎』が実をつけて、実から葉が出た!!! 「このキュウリは、間違っている!」小学校の教科書に、こんな画像を載せたら検定者に不合格を付けられそうでありますが、高校生の生物の教科書の副読本として、植物の進化と分化を説明する資料として載せる分には不合格とはならないかも^^;
維管束の先端の成長点が花につながるところを間違えて、途中、葉に分化してしまった。淡々と説明すればそうなるが、植物の進化を考える上では、1930年にチンメルマンという方が「テローム説」なるものを提唱されており、現在もこの説が一部定着しているようであります。こんな物を見つけると、今日一日何か得をした気分になれるから不思議であります。どうか残留放射線の影響だとか、薬剤による奇形だとか、そう言った方向に話を向けないで欲しいなぁ…厄介になるから^^;(味に何の変わりもないキュウリなのだから。)
昨日は、僧侶や政治屋の我欲について書いた…私が大学卒業間際に説話を受けた米沢市林泉寺の老僧は、大学生活で得られなかった進むべき方向性を教示してくれました。「前のめりに生きるは我欲の象徴、踏ん反り返るは傲慢の象徴、右でもなく左でもない。常に背骨を真っ直ぐに生きる。これが仏教における中道である。」とね。(私の大学生活は一体何のためにあったのだろう^^;)


「とんび」かなぁ…雀っ子はビビらないけど^^;

猛禽類を模したものであろうけれど、カラスに追われる輩も居て、「とんび」は結構弱っちい存在であります。事実、無風状態では「雀っ子」は小麦を好き勝手に食べまくり、風が吹いて「とんび」が舞っても、小麦畑の片隅に屯して小麦を失敬していますから^^:(少しは効果はあるようですけれどね。)こんな風に庶民だって生きるためには、少々危険な真似をしでかす。しかし、それは生きるための最小限のお食事であり、他の雀より多くの小麦を得よう(蓄えよう)とはしないようであります。窮乏に備えるのは人間の知恵かもしれませんが、誰よりも多くと思う輩がいるからややこしいことになる。一昨年、我が菩提寺の総本山である「永平寺」を訪れる機会を得ましたが、修業中は、まさに質素倹約を絵に描いたような生活を送っているはずなのに、修行後に俗世に塗れてしまうのは何故だろう?「僧侶」という資格試験を通るためのやせ我慢生活なら意味はないような気もするが…とは言え、総本山でさえ、子寺、孫寺からお金を集める集金システムを持っているのだから、お釈迦様の教えも達磨大師の悟りも道元禅師、瑩山禅師の修行も我々末端の門徒には何も伝わっていないのでありますよ^^;
斯く言う私とて、昨日よりは今日、今日よりは明日とお金を追い求めている。「起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半。」そうそう墓場まで持って行けないものを追っておりますけれどね(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三宝に帰依したくない!

2020-06-17 05:13:00 | 転職

所詮、朝食用の食パンひと切れ…

夜中に枕元でガサゴソという物音で目が覚め、捕らえてみれば四日ぶりに帰ってきた『でぶ九郎♂』が、農場長の朝飯になる食パンを盗み食いしておりました。今回ばかりは余程お腹を減らしていたのか、ドライフードを食うわ食うわ…好物の『猫缶』無しで餌皿に貪りついております。 被害総額69円…「こそ泥」の類でありますなぁ(笑)
朝、田んぼの水見をし、そそくさとキュウリやオカヒジキを収穫納品し、姉の嫁ぎ先に向かう。早いもので、息を引き取ってから二七日の法要であります。現代は、葬儀、法要といった場面でしかお寺さんとのつながりが無くなってしまいました。我が菩提寺では、葬儀の前や法要に際して、僧侶が簡単な説話などを行うのでありますが、義兄の菩提寺では、修証義第一章を唱え故人を弔う。その場その地の仕来たりがあるから素直に従うのであります。ただね、姉の葬儀会場で驚いたこと…業界の方が乗るような黒いベンツで会場に乗り付け、颯爽と帰って行く坊さんの姿に唖然としましたよ。決して僧侶がベンツに乗ってはいけないとは言わない。きっと宗教法人○×寺から支給された給与(税務処理では給与が支給されていることになっている。)で購入されたのであるはずなのだから…ほとんどの場合、課税所得ギリギリの給与しか支給されていないはずですけれど^^; もし、宗教法人としてベンツを購入されたのであれば…ベンツが布教活動に必要な車でありましょうか? 信教の自由を保証する意味で、営利目的ではない宗教活動に関する収入は非課税扱いなんですけれどね。仏と仏の教え(仏法)、これを広める僧を三宝とし、付き従うことを「三宝に帰依す」と申しますが、何の教えか訳がわからん。宗派的には質素倹約を由とする同宗派なんですけれどね^^;


ようやくトマトも色付いて来ました^^;

そうそう、非課税所得といえば「政治資金」も非課税扱いでありますなぁ^^; 広島県民には何の関係も無いことではありますが、昭和の良き時代を彷彿させるような買収活動。票の取りまとめに2,000万円も使ったとか。確か自民党本部から軍資金としては異例の1億5千万円が支出されているとのことでありますが…検察による立件が迫って、離党するようなお話でありますけれど、離党すればそれでまたウヤムヤになってしまうのでありましょうか。予め出席者を想定していない政治資金パーティーという催しや元は税金である政党交付金も非課税扱いであります。これまた政治活動を保証するために設けられた制度(自分たちに都合の良い制度を作っただけであります。)でありますが、それを使って不正を行う。それが法を司る前法務大臣一家とあっては、開いた口が塞がらない。政治資金収支報告書に記載さえすれば非課税で済むなら、オラも政党支部でも立ち上げようかしらなんてね。方やキュウリやトマトを売って、100円、200円の商売で糊口を凌いているというのにねぇ。昨日、しっかり住民税納税通知が郵送されて来た日に、僧侶と政治には救いを求めないようにしようと誓ったのでありますよ(笑)
悔しかったら坊主になれ、羨ましかったら政治屋になれってね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天の時 地の利 …

2020-06-16 04:11:01 | 転職

気ままな一日…良いかも^^;

夜、枕元でガサゴソと音がして、見上げると家出した『でぶ九郎♂』が、農場長の朝食用の食パンの袋を食い破っておりました。今回のプチ家出は4日間…前回は10日間ほど家を空けたから、さほど心配もしていない。ドライフードを与えると大好物の『黒缶』無しに貪りついていたから、余程お腹を空かせていたに違いない。これでまた餌をねだられ、食費は高騰するのでありますよ^^;
昨日は、久し振りにまとまった雨が降り、田んぼの水見とヒエの繁茂する場所だけを確認し、明日以降の晴れの日を狙って、ヒエを再度除草剤で叩く予定です。腰を屈めて手で除草することも考えましたが、畑の積み残し作業が溜まりに溜まってしまい、豆類の播種適期を逃してしまいそうなので、今回ばかりは除草剤の力を借りてみますよ。田んぼの状況を確認しながら、捕虫網を持たない『昆虫採集』を続けておりますが、今朝は「オバボタル」がヒメジョオンの葉に止まっておりましたが、折からの風で撮影不能。今は亡き親父は、朝仕事で中々帰らない息子を案じ、田んぼ作業に難儀しているに違いないと勘違いしていたようでありますが、私はこうして大好きな昆虫観察をしていただけ…2週間前に他界してしまった姉に「あいつは無理をするから見守ってくれ。」と遺言を残したようでありますが、決して無理などしていないのである。そんな姉の影響を受けて、姪たちまで「ひさかっちゃん、ちゃんと寝た?」などと通夜の晩に心配する始末。「好きなことを好きなだけやっているだけで、無理なんかしてないから…。」と説明するのに苦労するのでありますよ^^;


山形市「みはらしの丘」のキウイですが…

人の目は便利に出来ていて、見ていても関心のない情報は排除してしまう。姉の葬儀の帰り道、「みはらしの丘」からの山形市内の風景を画像に納めようと思ったら、道路沿いのキウイの雄花を見つけました。畑であれば何の変哲もない光景でありますが、実はこの蔓は崖下から30mほど伸びて松の木に絡みついているものでありまして、人家のない場所で何でキウイが?なんて考えているだけで日々楽しい発見なのでありますよ^^;
孟子曰く「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず」と…地方山形県なんぞに住んでいると一向に研究成果は上がらない。今思えば、東京に住み続けたとしても、決して研究成果を残せるような性格はしていないようである。地方に居ては何も出来ないとの思い込みと生活のために仕事に追われ、自分の望むフィールドが実は自分の身の回りにあったということに気付いたのは50歳を超えてからだった。天の時を与えられても気付かず、地の利があっても気付かず、人の和に恵まれていても馴染めず…こういう輩は出世したりはしない(笑)
最後の研究素材に選んだ「カノコガ」は、先週、田んぼに向かう軽トラックの窓から見掛けた。6月末は第1回目の発生時期であり、今年はライフサイクルを探るために、飼育を開始したいと考えているのですが、生業(お百姓さん)の経営安定のために、忙殺されるようになってしまった。こうしてまた、出来ない言い訳が始まる。残り少ない人生(健康寿命)なのだから、そろそろ言い訳することを止めないとなぁ…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

働くお父さんの仲間たち

2020-06-15 06:47:23 | 転職

お風呂上がりの足です^^;

土埃が舞うようなカラカラの畑に待望の雨が降りました。(夢屋農園の作付畝のほとんどは潅水チューブが施工されているので、影響はありませんけれど、頻繁に水掛けする必要はあります。)自慢のスナップエンドウも終盤になり、うどん粉病が発生し始めましたので、そろそろ撤収の頃合のようです。今年は、期待以上の成果が得られました。果菜類(トマト、ナス、きゅうり)の本格的な収穫が始まるまで、売りに出すモノが無くなる。端境期を極力無くす栽培計画を作る予定が、葉菜類の収穫に追われて次の播種が出来ず、6月後半から7月前半に大きな穴が空きそうな気配であります。これはこれで、来年への反省として新たな栽培計画を立てて行くことにいたしましょう。しかし、休みが無い。雨の予報にトラクターを一時避難させる仮設テントを張り、潅水設備を考えながら日曜日を過ごしていたらお昼…今日は、午後オフ日にしようと久し振りに隣町へ『100円温泉療法』に出掛けました。『マダラでぶ』という差別的なアダ名を付けられてしまった『でぶ九郎♂』が家出してから3日目…今度は、ツンデレ娘『シロ♀』が農場長に甘えてくる。パソコン入力で手が離せない農場長は空いている足でお相手してあげましたが…迷惑だったでしょうか(笑)


ニャンコばかりではない…家に帰ればワンコが^^;

『お父さん』は人気者である。だって無条件にエサをくれるから^^; 今夜は、友人『ノロ社長』のお隣りさん『えっちゃん』が、猪肉の燻製をごちそうしてくれました。(塩っぱぁ!!!)『第1サティアン』にかき氷器を持ち込んで、『オジSUN'ず7』の一員である友人『イチオ君』も宴会に呼んで晩酌…お父さん時代が過ぎて、家では家族に相手にされない『オジSUN』たちは、夜な夜な集合し、遊び放けておりますよ。
お土産に頂いた燻製を自宅に持ち帰ると、同居犬『柴犬コウ(本名:さくら)』だけがお迎えしてくれる。獣臭漂うお肉に彼女の野生が蘇る…まぁ、口に入るものであれば何でも食っちゃいますが、卵と甲殻類と七面鳥は、アレルギーがあって、あげたらオッカーに怒られる^^;
ひと通りの一家団欒を終えたら、農場長はヘッドライトを点けて『第1ハウス』へ…オフ日のはずでありますが、トマトとメロンが気になって、誘引テープで固定してハウス内をひと回り。雨足が強まるばかりでありますが、雨を気にすることのないハウスは、身体を休めるのに良いのか悪いのか…結局、こうして仕事をしておりますからねぇ^^;
さて、今日からまた月曜日…雨の後は草との戦いの日々が続く。そうか!来週は「父の日」だわ…さて、働くお父さんへのプレゼントは何かな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔のトマトは旨かった

2020-06-14 04:51:29 | 転職

『えっちゃん』に貰った「子だくさん」

友人『ノロ社長』が命名した『マダラでぶ♂』というアダ名に気分を害してしまったのか、同居猫『でぶ九郎♂』は、今年三度目の『男磨きの旅』に出掛けてしまったようであります。これで一週間は、平穏な日々が続き、食費も大幅に低減することでありましょう。大人になって、姉猫『シロ♀』とは微妙な距離感を保つようになり、『でぶ九郎♂』が居ると食事時間以外は『シロ♀』が別の場所(恐らく隣家の床下でしょう。)で過ごすことが多く、『でぶ九郎♂』が不在と見るやツンデレ『シロ♀』が農場長の傍らから離れない。昨日は小雨の中、丸茄子の収穫をお手伝い?してくれましたよ。しかし、オス猫というものは、体力をすり減らしても旅(縄張り確認)をするようであり、奥さんが居ながらツマミ食いも出来るグルメ芸人と同じように、持って生まれた性癖なのでありましょうか^^;
さて、加工品用の規格外きゅうりは、まだ集荷前なので、『夢屋農場長』は、早出しのきゅうりをご近所に配るのでありますが、返礼としてきゅうり以上の物を頂いております。いわゆる『わらしべ長者』状態でありますなぁ^^; 昨日は『ノロ社長』のお隣りの『えっちゃん』に初もぎの「梵天丸ナス」を渡したら、返礼に「茄子漬」と里芋の種芋で返って来ました。毎晩のようにおつまみを届けてくれるお礼のつもりだったのに…さっそく、転作田に植え込んで来ました。『夢屋農園』が採用している「土垂芋」より濃厚で、晩成種。山形県定番の芋煮には最高でありますよ。何より、種芋の冬越し方法を聞き出せたということの方が財産であります。色々な人が色々な方法を伝授してくれますが、中々冬越し出来なくて失敗ばかり、今回の方法はこうして種芋が残っている訳ですから確実性が高いはず!


これまた失敗の連続の「ジベ処理」

この節、田んぼ作業や野菜の植え込みで毎年処理適期を逃してばかりです^^; 昔、中坊の頃は、全校行事でぶどう農家の援農と学校の教材・備品費調達のために「ジベ処理」のお手伝いをしたものでありますが…。
はてさて、同級生のお嬢さんが家業を手伝い農業に従事しておりまして、直売所でも良く顔を合わせるのでありますが、「味自慢!自根きゅうり」と看板を掲げておりました。「○×子ちゃん!自根きゅうりが美味しいと言うのは何かで読んだの?」「はい、ネットに出ていた気がします。」…やっぱりね。確かに、接ぎ苗きゅうりは「台木のかぼちゃ臭がする。」と掲載している方がいる。そう感じるならばその通りなのだろうが、最近は耐病性品種のきゅうりを台木に使用しているから、そこからかぼちゃ臭はしないはずなんだけれど…ましてや、各種苗会社とも、品種改良によって色々な特性を持った品揃えをしておりますのでね、自根きゅうりの方が美味しいというのは、同一品種で比較した結果で語るべきではないかと思うのありますが…今流行りのエビデンスに乏しいということになりますなぁ^^;
「昔のトマトは旨かった。」「昔のトマトは青臭かった。」とトマトの評価は人様々でありますが、昔は輸送手段が劣り、青い状態で収穫し追熟(赤色発色)させていたのが青臭さの原因ではなかろうかと思います。これを品種的に改良したのが「桃太郎」であり、赤く色付いても実持ちが良いのでありまして、「きゃ~完熟とまとは美味しい~!」と奥様方に評価を得ている訳でありますが…実持ちが良いということは、必然的に肉質が硬いということになりましてね。恐らく「昔のトマトは旨かった。」と語る方は、食べるおやつも無く、庭の畑の樹上完熟したトマトを食べていたに違いない。がしか~し、山形ではトマトに塩ではなく砂糖をかけて食べるという風習もあったのでありまして、想像するに昔のトマトは甘くなかったとも言えるのでありますけれど。まぁねぇ…「昔のトマトは旨かった。」と語るのは一種のノスタルジーではないかと思う農場長でありましたとさ^^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲスの極み

2020-06-13 05:34:48 | 転職

差別用語ですよ…^^;

一週間以上『男磨きの旅』に出ていた『でぶ九郎♂』は痩せて帰って来た。それから2週間ほどは、食っては寝、農場長の姿を見定めてはエサをねだり、食ってはまた寝る…それもエアコンの効いた『第2サティアン本丸』で(笑)
連日、山形は真夏日が続き『夢屋農場長』や長男『ポン太郎君』が日盛りの中の作業で、一服をつけるためのエアコンであるはずなのだが、彼は最も寝心地の良い場所を陣取って、只々眠る…姉猫『シロ♀』は、しつこい『でぶ九郎♂』を嫌って、隣家の床下で涼んでいるというのに…思い起こせば、昨年の今頃は産室を出て、母親『ジーコさん♀』と薪置き場の上で寝ていたのであるから『大出世』でありますよ^^; 朝、日課の『イレギュラーコーヒー』を飲みに来た友人『ノロ社長』に寝姿を見られて『マダラでぶ』というアダ名を付けられてしまいました。社長!『デブ』という言葉は、差別用語ですよ…と言いたいところですが、同居人も最近は『クロちゃん♂』ではなく、『でぶ九郎♂』と呼ぶようになったから他人のことは言えませんなぁ…。母親似の黒猫なら、貰い手もあったろうに…マダラの黒で正直、見てくれも悪い。猫を見た目で判断してはいけません。気持ちだけは優しいようですから(笑)


毎年、同じ失敗を繰り返しています。

ベトナム戦争時における「エージャントオレンジ」…いわゆる「枯葉作戦」は、森林地帯に潜むゲリラの食料を根絶やしにするという暴挙でありましたが、当時の除草剤「2,4-D」等にダイオキシンが混入しており、被害はゲリラに限らず、非戦闘員や作戦に従事した米兵にまで、癌や催奇性という健康被害を引き起こしてしまいました。そうした誤った薬剤の使い方は別にして、夏の日盛りの田んぼの除草作業という重労働から、百姓を解放した『兵器』として、私は除草剤を評価しております。(以降、百姓は農民として、一定の地位、収入が確保出来るようになり、大規模化も可能となっていったのでありますから。)田んぼの水の掛け流しを控え、溜め水にして「一発除草剤」を散布すれば、5ヶ月間、田面の雑草からは解放されるはずなのでありますが…我が家の本田は、水の回りが悪く、また圃場の凹凸もあって、必ずヒエが中央部に残ってしまうんです^^; それを毎年、腰を屈めて『人間カルガモ隊』は、手の鋤で人力除草を行っているのですが、今年は、選択性の高いヒエ専用の除草剤を再度散布してみたのですが…結果は、また水が抜けてしまいアララ!!! これまた『マダラ』模様の惨憺たる状況であります。(学習能力の低さが為せる技でありますなぁ^^;)
さて、どうするか?長男『ポン太郎君』に、除草作業を丸投げするか、再度、除草剤を試してみるか…「丸投げ?」最近よく耳にする言葉である。これは農場長として「ゲスの極み」ではある…トイレで女の子と一戦交えるよりマシかなぁ…今年も『カルガモ隊』編成のようでありますなぁ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

招かざる客

2020-06-12 04:19:33 | 転職

「ミニダイコン」が「とう立ち」してしまいました。

パイプハウスの中が暑過ぎるのでしょう。今年、試しに蒔いてみた「ミニダイコン」が、充分に成長する前に「薹立ち」してしまいました。植物は生育条件が合わないと、サッサと花芽を分化して子孫を残そうとする。昆虫たちの一部にも生活環境が悪化した場合に「有翅型」の成虫が現れて、快適な生活環境を求めて移動する種もある。私たち人間の場合は、土地に縛られ、組織(会社、学校)に縛られ生きている。「適応能力」という言葉でひと括りにされてしまいがちでありますが、適応出来ない人々には逃げる場所がないのでありまして、「皆、何がしか我慢をしながら生きているのだ。」と諭される…「環境ストレス」に耐えられないなら、サッサと逃げ出すのも一手である。苦しいこともあるが、それ以上にあるに違いない「楽しい」ことを経験せずに「死」を選んではいけないと子どもたちには伝えたいと思うのであります。
さて、適応しているのか我慢しているのか?長男『ポン太郎君』の就職先である『夢屋農園』は、令和2年度の主力作物(果菜類)の定植が終了いたしました。あとは、適宜、副産的な作物を試験的に蒔いたりもしますが、水掛け、薬剤散布、整枝作業など管理業務が主な仕事に移行いていきます。が、しか~し…


きゅうりの葉についた「アブラムシ」

露地栽培では、ほとんど被害が無かった「アブラムシ」であります。発生している場所に偏りがあることから、ハウス側面のビニールを開放していない、風通しの悪い箇所での発生であると『夢屋農場長』は仮説を立てました。教科書では見たことはあるだろうとは思いましたが知識を高めるのも仕事の内と、収穫作業中の『ポン太郎君』を呼んで、実体顕微鏡を覗かせてみました。農場長の知識では、「モモアカアブラムシ」「ワタアブラムシ」「ジャガイモヒゲナガアブラムシ」あたりが有力だろうと思っておりましたが…よく分からない。一説では、日本では700種ほど確認されているというアブラムシでありますし、個体変異もあるから同定が出来ないのであります^^;
きゅうりと同じハウスの小松菜に付いたアブラムシはオレンジ色であり、はてさて、同じか違う種か?農薬残留試験や魚毒性などの試験を経て認可されている殺虫剤ではありますが、人の食べ物であるから極力薬剤は使いたくない。使わないためには、日々観察し、耕種的防除に心掛けたいところでありますが、日々の収穫作業に追われ、お金を求めるが故に措置できない日常でした。「アブラムシ類やダニは、ライフサイクル(世代交代)が速いから、薬で叩く時には徹底的に叩く。そうしないと薬剤耐性を持った子孫が残ってしまうから、薬剤散布はたっぷりと!」などと、薬剤防除のノウハウを提供しながら、息子と実体顕微鏡を覗いて改めて勉強するのも悪くない^^;
そして考える。アブラムシ類は、夏場に雌が単為生殖して爆発的に増える…ああ、人間は単為生殖する生物でなくて良かったよかった…これ以上、「オッカー」そのものの女性が増えたら、えらいこっちゃもん(笑)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疫病退散!

2020-06-11 05:16:36 | 転職

実に見事な前屈です。私、出来ません^^;

遂に山形県高畠町は6月10日「猛暑日」達成…吹く風が熱風であります。こんな日の午後は『第2サティアン』でエアコンに当たり(?)、夜にヘッドライトを点けて働いた方が得策であります。(ノゾキ、変質者の類と勘違いされてしまう可能性はある^^;)
午後の高温注意報を予測して、午前中「オカヒジキ」を収穫していると弱カス『でぶ九郎♂』の唸り声が…これは、また『寅二郎先輩♂』の襲撃かと思い、様子を見に行くと軽トラックの下で涼んでいる『ジーコさん♀』とにらみ合い…「おいおい、元々お前さんのおっかさんじゃないか。」と声を掛け、『第2サティアン本丸』にエアコンを入れ、『でぶ九郎社長』をご案内する。目力だけで圧倒される『ジーコさん♀』にガン付けるなんて無謀そのものだよと説得し、お休みいただくことにしました。すると今度は、我が本宅から同居犬『柴犬コウ(本名:さくら)』が、尋常ではない悲鳴を上げている…泥棒が盗むほどのお金もないがと戻ってみると…。余りの暑さに長女『有季菜先生』が、お風呂場でシャンプーして上げていただけなのだが、「おねがい!止めてぇ~!」と悲鳴を上げていたことが分かる。まったく、人騒がせでお気楽な一家である。今年一番の暑さは動物も人間もオカシクしてしまうらしい(笑)


京都大学所蔵の「アマビエ」かわら版

新型コロナウイルスで脚光を浴びている「アマビエ」…先日は山形市内で『アマビエどら焼き』を購入し、お昼に自宅に戻る食卓に青森市㈱工藤パン製造の『アマビエ大福』が置いてあった^^;
「営業自粛」と消極的に構えるのではなく、利用できるものは何でも利用しちゃおうという商魂の逞しさ、世の中、天から降ってくるであろうお金を待っていても仕方がないのであるから…しかしねぇ、国の第2次補正予算もあっさり衆議院を通過し、参議院での審議が待たれる状態でありますが、持続化給付金の委託事業者選定が不透明である…協会から電通に丸投げされた瞬間に20億円が抜かれちゃってる訳だから…でもね、グダグダ言って審議をストップさせると野党に逆風が吹くからとさっさと衆議院を通過させてしまう。ホントにそれで良いの?補正予算と言っても、総額ありきの各省庁意味不明なハード整備予算の積み上げでしかないよ!今回の補正(借金)は、今の世代ではなく、将来の働き手たちの肩に重くのしかかってしまうのに…。自営業者の飯の種にはならないと思うのでありますが…悔しかったら、委託事業を受注すれば良いだけかぁ(笑)
1846年に江戸で刊行されたかわら版には、「以降6年豊作なれども疫病が流行する。」と『アマビヱ』なるものが預言めいたことを残して消えたとか…『以降6年間は国債バンバン発行して豊作なれど、後の世のことまで知らん』…今の世に蔓延る『ヒョウビエ(票冷)』なる妖怪が、永田町周辺を闊歩しているようでありますよ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする