昨夜9時ごろ帰宅した。たどり着くと疲れが一気に出た。それでも帰る家があることはうれしい。マンションより木の家はなんとなくあたたかい。「おかえりなさい」の声があれば最高だが・・・・。
昨日は、久しぶりに友だちとNPOの事業の『蹴る』の上映会の企画を考えていた。あれのこれの寄り道をしながらの打合せだった。日が長くなったので外は明るいが、気がつくと5時半に近くなっていた。それ!大変。急がないと新幹線に乗れなくなると、喫茶店を飛び出した。駅までは近いので、二人で走った!荷物がコインロッカーにあるので間に合うかどうか微妙だった。普段走らない二人が必死で走った。予定していた電車の1分前にはぁはぁいって着いた。『青春したね』と二人で笑った。
「青春」と言えば、今朝の朝ドラの二人はなんとうつくしいことか!美女と美男とはまさにああいう感じだ。二人が馬に乗る景色、お互いにスケッチをし合っているシーン。うっとりしたし人が多かっただろう。あんな思い出があったらなぁ。
思い出といえば、昨日、友だちが話してくれた『父親」の意外な一面の話もよかった。彼女は父親が50歳のときに子だという。だから、おじいちゃんというイメージで、弁護士さんで家で仕事をしていたので、お酒を飲んでいて、なにもしない父親だった記憶しかないという。遠縁の親戚の人と今年会うことがあって、その彼女が若いときに彼女の家に遊びに来ていたときの話をしてくれたそうだ。なにもしないという父親が、その人と夕方一緒に買い物に行って、魚屋さんで魚を見繕って、料理の仕方まで話したという。その晩の夕食の買い物を二人でしたそうだ。彼女の全く想像できない父親の姿が、その人の思い出の中で生きていたという。それがとてもうれしかったと彼女は話してくれた。「そんな父がいたのだ」と。私の父も、私の全く知らない姿で誰かの心の中に存在しているのだろうか。