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ハナミズキのかなしみ

2019-04-17 18:55:38 | 日記

また、雨になった。春の静かな雨だ。パリも雨だろうか?ノートルダム大聖堂の火事の映像を昨日の朝見たときは、現実に起こっていることとは信じがたかった。美術品は無事だったらしいが、なんとも痛ましい姿だ。

キリスト教では、最後の晩餐でイエスが弟子達の足を洗うので、明日、洗足式を行います。そして、ユダの裏切りも許し、裁判にかけられて、聖金曜日に十字架刑に処せられます。日曜日が復活祭(イースター)になります。そんな時期の、火事なのでなにか複雑な思いです。

北米では、十字架の木がハナミズキだったという言い伝えがあるそうです。かつてハナミズキはカシのように強くて大きな木で、それゆえに十字架刑の木材として選ばれたそうです。ハナミズキは、そのことを深く悲しんで泣いていましたが、イエス様が「もう大きな木になることはない」と慰め、それ以来ハナミズキは今のように小さな木になったそうです。

実際には、パレスチナにはハナミズキはないそうです。桜の季節が終わると、ハナミズキが白やピンクの十字の4枚の花をつけます。北米の言い伝えの話を聞いてから、ハナミズキを見ると祈りたくなるのです。

ノートルダム大聖堂の火事でも、私にできることは『祈ること』とささやかな寄付を教会を通じてすることくらいです。キリスト者になったのは、難しい理由はありませんでした。ただ、『祈りたい』だけでした。イエス様の誕生も復活も、神が全てを造られたことも、ただ信じただけでした。たまたま、交通事故のように神に出逢ってしまいました。

ハナミズキが言われたように私も『もう、がんばることはない。ただ祈りなさい』といわれた気がします。

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