処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

陽炎の辻

2008-02-28 21:42:45 | 


佐伯泰英の長編時代小説。昨年、山本耕史の主人公役でNHKで放送されて一挙に人気作品になった感。ご存知居眠り磐音シリーズの第一巻。

人物設定がなかなかに魅力的で、物語の展開も単純。幕府の経済改革とその仕組み、その阻止に動く悪徳商人たち、なにやら現代にも通じなくはないエピソード、と読者サービス満載の劇画的読み物。

現在第24巻まで出版し計650万部。この先果たしてどこまで行くのだろうか。中里介山の『大菩薩峠』は1913~1941年に41巻まで刊行され、結局作者の死で未完に終わっている。超えるか?

こころのリフレッシュが要求される時には、格好の読み物だ。暫くはお付き合いをして見よう。フォントも大きくて助かることだし・・。

双葉文庫 680円。


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1 コメント

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66歳 (蜻蛉)
2008-02-29 11:18:01
佐伯氏はバレンタインの日に誕生され、66歳。愛読者のあるじ様がいらっしゃる限り、悠々と41巻を越えるでしょう。限りなくリフレッシュ、ご長命信じご活躍を、こちらも期待しましょう。
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