怒涛の運転免許 ~仮免編~
怒涛の運転免許 ~路上試験1~
怒涛の運転免許 ~路上試験2~
怒涛の運転免許 ~路上試験3~
「残念だったねえ。でもボクの気持ちがわかったでしょ?」
夫がそう言った。そうだった。夫も、日本で車の免許を取る為に試験を受けた時、2回落ちたんだった。
日本でアメリカ人が受ける試験は、仮免はなく、筆記(英語)と、免許センター内のコースを走る路上テストに合格すれば日本人と同じ運転免許が取れる。
1回目に落ちたのは、一旦停止で3秒止まらなかったとかで、2回目の時には、よく理由がわからなかったと言った。
なぜなら、2回目に落ちた時には怒り心頭しており、教官が何を言ったかなど理解しようがなかったからだ。
「フィリピン人のオンナは、S字カーブで2回も脱輪したくせに合格したんだ!僕は完璧だったのに落ちたなんて納得がいかない!」と帰りの車の中で大騒ぎして、そりゃ大変だった。
あの時は、私が忘れてしまった日本独特のルールがあるんだろうと思い、最寄の自動車学校に問い合わせて、コースを1時間走って教えてくれるように頼んだのだった。
私が通訳として後ろに乗るというのが条件で、「もう免許なんかいらない、日本なんか嫌いだー」と愚図る夫をなだめすかして教習を受け、めでたく合格した。
ということは、やっぱアレか?
ハワイには教習所がないと前述したが、時折、車の屋根に「STUDENT DRIVER」と書いたサインを乗せて走っている車を見かける。
個人でそういうビジネスをしている人がいるようだ。家族の誰も、私の何が悪いのかがわからないのだし、
餅は餅屋。
やっぱ、アレしかないか・・・・
夫が電話帳で調べて、家から一番近そうな局番の人に連絡をとってくれた。
その人はリックといい、かれこれ10年もこの仕事をしているらしい。
私が2回試験を落ちたと言うと、受けた場所を聞いて、
「ああ、そこは島内で一番厳しくて有名なんだよねー。みんなバンバン落ちるんだよねー」
なにィっ!!
ホノルルが一番難しいっていうのはガセネタかッ?
私が受けるところは田舎だし、楽勝だと思っていたのは恐ろしい勘違いだったわけか。
それでも、2回とも試験のあとで「来週いらっしゃい」と言われたというのは、ごく軽微なペナルティなのだそうだ。
深刻なペナルティの人は、1ヵ月後にいらっしゃいだの、2週間後に来なさいだのと言われる。
試験の前に書類にサインをするのだが、その書類には試験でどこを重点的にみるかがたくさん書かれているらしい。
「読んでみた?」と聞く夫に、即座に「読むハズがない」と答えた。
だって、ぎっしり細かい字で書かれた英文がこれでもかと並んでいて、それを私がサインするのを待っている教官の前でじっくり読めるかっつーのだ。
日本語で書いてあったって、そのシチュエーションじゃ読みにくいに決まっている。
夫によると、リックはなかなか感じがよくて、信頼できそうだという。
1時間60ドルの教習を予約して、あとはリックに神頼みあるのみなのだ。
怒涛の運転免許 ~路上試験1~
怒涛の運転免許 ~路上試験2~
怒涛の運転免許 ~路上試験3~
「残念だったねえ。でもボクの気持ちがわかったでしょ?」
夫がそう言った。そうだった。夫も、日本で車の免許を取る為に試験を受けた時、2回落ちたんだった。
日本でアメリカ人が受ける試験は、仮免はなく、筆記(英語)と、免許センター内のコースを走る路上テストに合格すれば日本人と同じ運転免許が取れる。
1回目に落ちたのは、一旦停止で3秒止まらなかったとかで、2回目の時には、よく理由がわからなかったと言った。
なぜなら、2回目に落ちた時には怒り心頭しており、教官が何を言ったかなど理解しようがなかったからだ。
「フィリピン人のオンナは、S字カーブで2回も脱輪したくせに合格したんだ!僕は完璧だったのに落ちたなんて納得がいかない!」と帰りの車の中で大騒ぎして、そりゃ大変だった。
あの時は、私が忘れてしまった日本独特のルールがあるんだろうと思い、最寄の自動車学校に問い合わせて、コースを1時間走って教えてくれるように頼んだのだった。
私が通訳として後ろに乗るというのが条件で、「もう免許なんかいらない、日本なんか嫌いだー」と愚図る夫をなだめすかして教習を受け、めでたく合格した。
ということは、やっぱアレか?
ハワイには教習所がないと前述したが、時折、車の屋根に「STUDENT DRIVER」と書いたサインを乗せて走っている車を見かける。
個人でそういうビジネスをしている人がいるようだ。家族の誰も、私の何が悪いのかがわからないのだし、
餅は餅屋。
やっぱ、アレしかないか・・・・
夫が電話帳で調べて、家から一番近そうな局番の人に連絡をとってくれた。
その人はリックといい、かれこれ10年もこの仕事をしているらしい。
私が2回試験を落ちたと言うと、受けた場所を聞いて、
「ああ、そこは島内で一番厳しくて有名なんだよねー。みんなバンバン落ちるんだよねー」
なにィっ!!
ホノルルが一番難しいっていうのはガセネタかッ?
私が受けるところは田舎だし、楽勝だと思っていたのは恐ろしい勘違いだったわけか。
それでも、2回とも試験のあとで「来週いらっしゃい」と言われたというのは、ごく軽微なペナルティなのだそうだ。
深刻なペナルティの人は、1ヵ月後にいらっしゃいだの、2週間後に来なさいだのと言われる。
試験の前に書類にサインをするのだが、その書類には試験でどこを重点的にみるかがたくさん書かれているらしい。
「読んでみた?」と聞く夫に、即座に「読むハズがない」と答えた。
だって、ぎっしり細かい字で書かれた英文がこれでもかと並んでいて、それを私がサインするのを待っている教官の前でじっくり読めるかっつーのだ。
日本語で書いてあったって、そのシチュエーションじゃ読みにくいに決まっている。
夫によると、リックはなかなか感じがよくて、信頼できそうだという。
1時間60ドルの教習を予約して、あとはリックに神頼みあるのみなのだ。