太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

雨の合間に

2011-11-18 11:38:36 | 日記
雨の合間に、ウォーキングに行った。


今朝の虹

日本の梅雨を知っている私としては、雨が降ってもジメジメしないのが不思議でたまらない。

顔を撫でる風が爽やかで、きもちがいい。



夜に雨が降った翌朝は、この山肌をいくつもの滝がスルスルと伸びる

今日は山にも霞がかかっている。

私はこの山に落ちる滝を見るのが好きで、今日はいくつ見えるか数えてみたり、100メートルほど歩いて麓に近づき、滝の音を聞いたりする。

好きなわりには、いつも写真を撮るのを忘れてしまう。






緑の中をずっとずっと歩く。


ここはいつも、青々とした香りの風が吹いている


大地を這う根っこが力強いのだ


「そのうち雨がくるよ、天気予報でいってたぞ」

犬を連れたおじさんがそう言った。

「傘持ってるもんねー」

私が折りたたみを傘を見せると、「おっケイおっケイ!天気予報じゃ毎日同じこと言ってるよねー」

このおじさんは、会うと天気予報を教えてくれる。おじさんが言うとおり、天気予報じゃ毎日が雨と晴れで、見る意味がないのだが、それでもおじさんは毎日チェックしているようだ。

ハワイに来て、天気予報を気にすることがなくなった。

ここでは雨で涼しくても、たいてい海沿いやホノルルなどの島の南側ではカンカン照りで暑いと決まっている。



柴犬を連れた女性がやって来る。黒柴は近所にいるが、キツネ色の柴犬は初めてみた。思わず声をかけた。

「これ、柴犬ですよね?」

「そうそう、シバよ。このコは絶対に噛まないのよー」

その犬は、いかにも大事にされている穏やかな顔をしていた。気が小さく、女性の後ろに隠れて私を見た。

「どこでどうやって手に入れたんですか?」

「あのね、娘がロサンジェルスにいてね、そこで買って届けてくれたのよ」

「私、日本にいたとき、シバの雑種を飼っていたんですよ、だから可愛いなあって懐かしくなっちゃった」

「シバはいいわねー、ほんと、かわいいもの」


シバか、いいなあ、シバほしいなあ。ロサンジェルスかぁー。

実は夫の母が犬を欲しがっていて、ブリーダーに問い合わせているらしいのだが、それはマルチーズとヨークシャーを足したような感じの犬で、

私はどちらかというと苦手なタイプの犬なのだ。

リタイヤするまで動物は諦めていたところを、私が来たので、俄然欲しいモードになったようだ。

母には母の夢があり、私には私の思いがある。犬は外とガレージで飼いたい母と、家族と一緒に家の中で飼いたい私。柴犬を飼ったとしても、外で飼うならつまらないしとも思う。

どこを、どうすり合わせてゆくか・・・



ぱらぱらと雨が降る。学校のベルが鳴り、ほぼ満席のバスがのどかに通り過ぎる。

いろいろあるっちゃあるけど、今日も平和な一日が始まる。



クリスマスがやってくる

2011-11-18 11:00:11 | 絵とか、いろいろ
今月の24日はサンクスギビングで、その翌日の金曜日はブラック・フライデーと呼ばれる。

日本もクリスマスが終われば、クリスマスなどなかったかのごとく正月ムードに一新するが、アメリカとて同じで、クリスマス準備が佳境に入るのである。

ブラック・フライデーの「ブラック」とは、経済の黒字のことで、店が潤うという意味らしい。

この日はどの店も、早朝から夜中まで営業しているという。



でも、一般市民の間では、1年中クリスマス準備みたいなものである。

夫の両親など、家族や友人のための大量のプレゼントを1年中探しているといっても過言ではない。夏、買い物に行って「あら、これクリスマスに良さそう」と言っては、夫の母が何かを買うのを何度か見た。

クリスマスツリーの下に積み上げられるプレゼントは多いほど素敵で、一人にいくつものプレゼントが用意される。

ハワイにモミの木はないから、本土やカナダから取り寄せたりする。



画材店に行ったら、創作心を刺激するものがたくさん売っていた。

そこで、ガラスでできたオーナメントを4つ買ってきた。丸い球形のものを、大判焼きのように平たくしたような形で、裏・表両方に絵が描けるようになっている。


表(クリスマスツリーとプレゼントの山)

裏(部屋の中)


こんなふうに、それぞれ独立した絵だが、透かして見ても一つの絵になるようにしたつもり・・



表(雪景色)

裏(スノーマン)


表(ポインセチア←また描いてる)

裏(ベル)


表(サンタとトナカイ)
裏は写真撮り忘れたけど、月と夜空と星。



そしてこれはクリスマスカード(水彩)


クリスマス商品の充実ぶりは、どこも目を見張るものがある。

アメリカでは、♪もういくつ寝るとクリスマス~♪なのだろうなあ。