サンクスギビングの朝、祝日なのに仕事の友人の子供を迎えに行き、そのまま海に泳ぎに行った。
子供は日本でいうと中学1年なのだが、13歳以下の子供は一人で家におけないので、母親の職場で1日過ごすという。うまく相手ができるかわからないけど、職場にいるよりは楽しかろうと思って誘ってみたのだ。
2時間ほど泳いだあと、家に戻って一緒にマッシュポテトを作り、頼んでおいたお寿司を受け取って、叔母宅に向かう。
叔母宅では既にいい匂いが充満していて、ターキーもすっかりいい色に焼けていた。
クリスマスに食べたターキーは、中身を取り出して、セロリやパンやスパイスで作ったフィリングを詰めて焼いたものだったけれど、今日のターキーはそのまま焼いてある。
買ってきたターキーを一晩塩水に漬けてから、バターやオリーブオイルを塗りながら何時間も焼く。
叔父の両親が、ジョージア州から遊びに来ていて、今回はジョージア風のサンクスギビング料理が用意されている。
南部料理は夫も私も初めてのものが多く、同じアメリカでもいろいろあるんだと興味深い。日本だって、地域ごとに特色のあるものを食べているわけで、さらに広いアメリカなのだから当然というえば当然なんだけど・・
コーンブレッド
小麦粉ではなくとうもろこしで作ったパン。野菜が入って、かなりしっとり。
コークサラダ
ブラックチェリー、マヨネーズ、ヨーグルトなどと コカ・コーラ(!)をゼラチンでちょっと固めたデザート。
コカ・コーラを使った料理は初めて!コーラの味はせず、ブラックチェリーの味が一番強くて、悪くない。
南部ではコカ・コーラが牛乳のように毎日宅配されていた時代があったらしい。以前も、そう聞いたことがあった。
スイートポテト(さつまいも)
日本のさつまいもとは少し違って、オレンジ色で、ちょっと水っぽい感じ。南部ではマッシュポテトじゃなくてコチラを食べる。普通にオーブンで焼いただけ。甘くて美味しい。
グリーンビーン(いんげん)
スープでオーブンで蒸し焼きしたものに、セージ(ハーブ)をかけたもの。
トマトサラダ
ハワイ島で採れた大きな黄色いトマトは、トマトの味が濃くて、昔のトマトを思い出す。
ピーカンパイ
ピーカンとは、ナッツの種類で、くるみにとても良く似ている。ジョージアではピーカンがたくさん採れるそうで、このパイは家ごとで少しずつ味が違う、日本の漬物みたいな料理なのだ。
叔父のお母さんは、これを「ミステリーパイ」と呼ぶのだが、何がミステリーなのかはわからない。
このパイはかなり美味しかった。ふた切れぐらいいけそう。
サンクスギビング用に特設されたテーブル
食事は、お昼でもなく夕飯でもない2時ぐらいから。
それぞれ好きなものを好きなだけとって、席につき、叔父のお父さんのお祈りを聞いてから食事が始まる。
我が家でも、食事の前には、みな手を繋いでから夫の父がお祈りを唱えるけれど、何の宗教にも属さない私でも、とても謙虚な気持ちになる。
この場にいない家族の加護、いいことがあればそのことへの感謝、目の前にある食事への感謝、そして生かされていることへの感謝。
ものすごく良いことがなくても、大切な人が幸せでいて、毎日笑顔があって、美味しいものを美味しく食べられることのありがたさが、身体の底から湧いてくる。
楽しい食事が終わり、片付けて、おなかが一杯のところでそれぞれに寛ぐ。叔父のお父さんがギターをつまびく。ボサノバからクリスマスソングまで、あまりに上手なので驚いた。
プールで泳いだあと、パズルに熱中するグループ。
こうして私の初めてのサンクスギビングはおだやかに過ぎていった。
子供は日本でいうと中学1年なのだが、13歳以下の子供は一人で家におけないので、母親の職場で1日過ごすという。うまく相手ができるかわからないけど、職場にいるよりは楽しかろうと思って誘ってみたのだ。
2時間ほど泳いだあと、家に戻って一緒にマッシュポテトを作り、頼んでおいたお寿司を受け取って、叔母宅に向かう。
叔母宅では既にいい匂いが充満していて、ターキーもすっかりいい色に焼けていた。
クリスマスに食べたターキーは、中身を取り出して、セロリやパンやスパイスで作ったフィリングを詰めて焼いたものだったけれど、今日のターキーはそのまま焼いてある。
買ってきたターキーを一晩塩水に漬けてから、バターやオリーブオイルを塗りながら何時間も焼く。
叔父の両親が、ジョージア州から遊びに来ていて、今回はジョージア風のサンクスギビング料理が用意されている。
南部料理は夫も私も初めてのものが多く、同じアメリカでもいろいろあるんだと興味深い。日本だって、地域ごとに特色のあるものを食べているわけで、さらに広いアメリカなのだから当然というえば当然なんだけど・・
コーンブレッド
小麦粉ではなくとうもろこしで作ったパン。野菜が入って、かなりしっとり。
コークサラダ
ブラックチェリー、マヨネーズ、ヨーグルトなどと コカ・コーラ(!)をゼラチンでちょっと固めたデザート。
コカ・コーラを使った料理は初めて!コーラの味はせず、ブラックチェリーの味が一番強くて、悪くない。
南部ではコカ・コーラが牛乳のように毎日宅配されていた時代があったらしい。以前も、そう聞いたことがあった。
スイートポテト(さつまいも)
日本のさつまいもとは少し違って、オレンジ色で、ちょっと水っぽい感じ。南部ではマッシュポテトじゃなくてコチラを食べる。普通にオーブンで焼いただけ。甘くて美味しい。
グリーンビーン(いんげん)
スープでオーブンで蒸し焼きしたものに、セージ(ハーブ)をかけたもの。
トマトサラダ
ハワイ島で採れた大きな黄色いトマトは、トマトの味が濃くて、昔のトマトを思い出す。
ピーカンパイ
ピーカンとは、ナッツの種類で、くるみにとても良く似ている。ジョージアではピーカンがたくさん採れるそうで、このパイは家ごとで少しずつ味が違う、日本の漬物みたいな料理なのだ。
叔父のお母さんは、これを「ミステリーパイ」と呼ぶのだが、何がミステリーなのかはわからない。
このパイはかなり美味しかった。ふた切れぐらいいけそう。
サンクスギビング用に特設されたテーブル
食事は、お昼でもなく夕飯でもない2時ぐらいから。
それぞれ好きなものを好きなだけとって、席につき、叔父のお父さんのお祈りを聞いてから食事が始まる。
我が家でも、食事の前には、みな手を繋いでから夫の父がお祈りを唱えるけれど、何の宗教にも属さない私でも、とても謙虚な気持ちになる。
この場にいない家族の加護、いいことがあればそのことへの感謝、目の前にある食事への感謝、そして生かされていることへの感謝。
ものすごく良いことがなくても、大切な人が幸せでいて、毎日笑顔があって、美味しいものを美味しく食べられることのありがたさが、身体の底から湧いてくる。
楽しい食事が終わり、片付けて、おなかが一杯のところでそれぞれに寛ぐ。叔父のお父さんがギターをつまびく。ボサノバからクリスマスソングまで、あまりに上手なので驚いた。
プールで泳いだあと、パズルに熱中するグループ。
こうして私の初めてのサンクスギビングはおだやかに過ぎていった。