夫が仕事先でいただいてきたレイ。
ピカケ(ジャスミン)とカーネーションの、かわいらしいコンビだ。
ピカケは香りがよくて、眠る時にベッドの近くに吊るしておくと、部屋中がふんわり良い香りに包まれる。
ハワイでは、何かにつけ、レイを贈り、贈られる。
たくさんのレイを、顔が埋まるほど首に掛けた人を見れば、誕生日か記念日でお祝いしたんだろうなーとわかる。
お祝いにもレイ、お悔やみにもレイ、歓迎にもお別れにもレイ。
花を摘んでしまうのは可哀想だと思っていたこともあるけれど、
いろんな気持ちを乗せて贈られるレイになった花々は、人々の手に渡り、喜ばれて、めでられて、記念の写真におさまって、
どこか誇らしげでもある。
生花だから、ずっと残しておくことはできないが、だからこその良さもある。
ホノルル空港の一角に、「レイ スタンド」という場所があり、レイをその場で作って売るお店が並んでいる。
たくさんの種類のレイの中には、スプレーで色を付けたもの(目が覚めるような青とか)もあるんだけど、
首にかけたとき、塗料が服に付きそうだし、どこか不自然な気がして、私はあまり好きじゃないなあ。
鳥の羽だけでできたレイは、王家のもの。
ククイナッツという実を磨いてピカピカにしたものと、緑の葉を組み合わせたレイは男性用(これは輪になっていなくて、首に掛けるだけ)。
だけど、華やかな花のレイを掛けた男性は、とってもチャーミングなのだ。
レイを贈るとき、貰った時、自然に笑顔がでる。
花にはそういう不思議な力がある。
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