奨学金を受け取る高校生の、授与式というものに行ってきた。
なぜどうして私が、こんな何の関係もなさそうなものに行ったかというと、この式の中で、夫が職場代表として、
プレゼンターをするコーナーがあったからで、それはぜひとも妻として、夫の晴れ姿を見ようじゃないかということで行ったわけ。
高校の講堂でそれは行われるのだが、
私はここでもまた、あまりのハワイのカジュアルさに驚くのであった。
奨学金の授与式、といったら、やっぱり一応ちゃんとした式であるし、それなりのちゃんとした格好をしてゆくというのが私の常識。
しかし、壇上に賞状類を受け取りに上がってゆく高校生は全員、家でテレビを見ていたそのまんまの、
つまり学校に行ったり、海に行ったり、遊びに行く、私にしてみれば、パジャマの次ぐらいのレベルの服装。
で、足元は言わずもがなのビーチサンダル。
壇上に上がると、袖から高校生が出てきて、レイを首に掛ける。
プレゼンターが賞状を渡す。
ハグをして、もらった賞状を振って会場に笑顔を振りまき、笑顔のまま降りてゆく。
1度としてお辞儀をしないのも、日本人には不思議な感じがする。
私の高校の卒業式の時、その前に練習というのがあって、呼ばれた人は「ハイ!」と返事をしてから椅子から立って、まずお辞儀。
壇上に上がって、賞状を受け取る前に1度お辞儀をし、受け取るときはまず右手を添え、次に左手を添えて押しいただき、
深々とお辞儀。
壇上から降りる前に、もう一度お辞儀をしたかもしんない。
私たちは、かようにお辞儀を強いられて育った結果、道を渡るときに止まってくれた車にもお辞儀、久々に会った人にもお辞儀、別れるときもお辞儀、
お礼を言うにも、謝るにもお辞儀を無意識にするようになる。
骨の髄までしみこんだこのお辞儀は、ハワイで見かけると「ギョ!」とするし、知らず自分がお辞儀をしたときも、「ギョ!」となる。
お辞儀をされた方はもっと驚くみたいで、非常に困惑顔になる。
でも、ギョ!としたあと、ほほえましいような懐かしいような気持ちが湧いてくるのも確か。
日本以外の国で暮らす日本人が帰国して、再び日本を離れる時に飛行機に乗って、
空港の滑走路で旗を振って交通整理(?)する人たちが、離陸する飛行機に向かって深々と頭を下げるのを見るといつも、
今すぐに飛行機を降りて帰りたくて泣きそうになる、と書いていたのを読んだことがある。
その人の気持ちが、今は痛いほどわかる気がする。
夫によれば、アメリカの中でも、たぶんここまで服装がカジュアルなのはハワイだけじゃないか、という。
本土だったら、やっぱりもう少しマシな格好をするらしい。
「せめてゾウリじゃなくて靴は履くだろうよ」
ハワイじゃ、結婚式に呼ばれたって、同じ格好で行っても全然浮かないというんだから、楽といえば楽。
ハワイスタイルは、一言でいうなら「リラックス」てところか。(リラックスしすぎ、って声も・・)
にほんブログ村
なぜどうして私が、こんな何の関係もなさそうなものに行ったかというと、この式の中で、夫が職場代表として、
プレゼンターをするコーナーがあったからで、それはぜひとも妻として、夫の晴れ姿を見ようじゃないかということで行ったわけ。
高校の講堂でそれは行われるのだが、
私はここでもまた、あまりのハワイのカジュアルさに驚くのであった。
奨学金の授与式、といったら、やっぱり一応ちゃんとした式であるし、それなりのちゃんとした格好をしてゆくというのが私の常識。
しかし、壇上に賞状類を受け取りに上がってゆく高校生は全員、家でテレビを見ていたそのまんまの、
つまり学校に行ったり、海に行ったり、遊びに行く、私にしてみれば、パジャマの次ぐらいのレベルの服装。
で、足元は言わずもがなのビーチサンダル。
壇上に上がると、袖から高校生が出てきて、レイを首に掛ける。
プレゼンターが賞状を渡す。
ハグをして、もらった賞状を振って会場に笑顔を振りまき、笑顔のまま降りてゆく。
1度としてお辞儀をしないのも、日本人には不思議な感じがする。
私の高校の卒業式の時、その前に練習というのがあって、呼ばれた人は「ハイ!」と返事をしてから椅子から立って、まずお辞儀。
壇上に上がって、賞状を受け取る前に1度お辞儀をし、受け取るときはまず右手を添え、次に左手を添えて押しいただき、
深々とお辞儀。
壇上から降りる前に、もう一度お辞儀をしたかもしんない。
私たちは、かようにお辞儀を強いられて育った結果、道を渡るときに止まってくれた車にもお辞儀、久々に会った人にもお辞儀、別れるときもお辞儀、
お礼を言うにも、謝るにもお辞儀を無意識にするようになる。
骨の髄までしみこんだこのお辞儀は、ハワイで見かけると「ギョ!」とするし、知らず自分がお辞儀をしたときも、「ギョ!」となる。
お辞儀をされた方はもっと驚くみたいで、非常に困惑顔になる。
でも、ギョ!としたあと、ほほえましいような懐かしいような気持ちが湧いてくるのも確か。
日本以外の国で暮らす日本人が帰国して、再び日本を離れる時に飛行機に乗って、
空港の滑走路で旗を振って交通整理(?)する人たちが、離陸する飛行機に向かって深々と頭を下げるのを見るといつも、
今すぐに飛行機を降りて帰りたくて泣きそうになる、と書いていたのを読んだことがある。
その人の気持ちが、今は痛いほどわかる気がする。
夫によれば、アメリカの中でも、たぶんここまで服装がカジュアルなのはハワイだけじゃないか、という。
本土だったら、やっぱりもう少しマシな格好をするらしい。
「せめてゾウリじゃなくて靴は履くだろうよ」
ハワイじゃ、結婚式に呼ばれたって、同じ格好で行っても全然浮かないというんだから、楽といえば楽。
ハワイスタイルは、一言でいうなら「リラックス」てところか。(リラックスしすぎ、って声も・・)
にほんブログ村