太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

スーパーフード ビーツを食べよう

2021-03-02 09:13:33 | 食べ物とか
ハワイに住み始めてから食べるようになったもののひとつに、ビーツがある。
日本にいた時には、ロシア料理に使うものという知識ぐらいで、食べたことはなかった。
ビーツ

日本では新しい野菜かというと、調べてみると江戸時代からあったそうだ。
サトイモやゴボウのような土の匂いがあって、甘くておいしい。
真っ赤なのもあるし、黄色や、赤と白の渦巻きもある。
日本には根菜がたくさんあるし、もっと普及してもいいはずなんだけど。

このビーツ。
実はスーパーフードだった。どれだけスーパーなのかというと、

ナトリウム

カリウム(むくみ解消高血圧予防

ビタミンB類

食物繊維

ラフィノース(オリゴ糖と似た働き)

ベタイン(甘味の素で、肝機能を高める)

ベタシアニン・ベタキサンチン(ポリフェノールの一種で赤い色の素。抗酸化作用でガン予防になる)

一酸化窒素(NO)を体内に作る→血管拡張作用があり、血栓予防血行促進


ざっと挙げただけでも、これだけの栄養素が詰まっていて、まさにスーパーの名に恥じない。
調理するときに皮をむくと栄養素が流れてしまうらしいので、よく洗って丸ごと使うほうがいいみたい。


一般的には、茹でてスライスしたのをサラダに入れることが多い。
ポタージュにしたり、ロシア料理のボルシチのように煮込んだりもするが、
私は断然、まるのままローストするのが美味しいと思う。
ファーマーズマーケットで、赤と黄色のビーツを買ってきたので、黄色でサラダを、赤いのをローストした。

黄色ビーツとオレンジのサラダ

生のビーツを千切りにして(スライサーを使うと便利)、塩をひとつまみ混ぜる。
オレンジ半分の皮をむき、中身を細かく刻んでビーツと合わせ、オリーブオイルであえる。
ビーツの甘味と、オレンジの酸味が絶妙!

ビーツのロースト(黄色ビーツも混じっている)

ビーツはよく洗ってから、くしゃくしゃにしたアルミホイルで1個ずつ包む。
180~200度ぐらいのオーブンで1時間ローストする。

ローストしたビーツ

大きかったので半分に切ってからローストした。
爪楊枝がスーッと刺されば完成。
スライスして、塩をふりかけ(クレイジーソルトなんかもいい)、オリーブオイルをまわしかける。

じっくり焼くので、美味しさがギュッと詰まっている感じ。
ほくほくとして、ほんのり甘くて、いくらでも食べられる。


まな板や手が赤くなるので注意。
調子にのって食べると、翌日のお通じが半端ないので注意。