今日は思い切ってワイキキに出かけた。
何日も前から、月曜日はワイキキに行くぞ、という心づもりをしないと腰が上がらないのだ。
ワイキキでは、2か所のギャラリーに私の作品をおいてあり、
そのインベントリー(在庫チェック)のために、月に1度は行く。
もう一つのギャラリーはカハラにあって、それは週末に夫の運転で行ってもらうことが多い。
1度にカハラもワイキキも、では私には荷が重い。
カラカウア通り
春休みで、目に見えて旅行者が多い。
パンデミック前には及ばないにしても、ロックダウン後の、ゴーストタウンのようなワイキキでは、もうない。
黄金期のワイキキが渋谷の交差点だとすると、今は吉祥寺の駅前といったところか(どういう比喩だ?)
クヒオ通りもカラカウア通りも通らずに、フリーウェイをおりたらカパフル通りをまわって
動物園の駐車場に車をとめる。
なるべくワイキキ繁華街の中に車で入りたくない私は、歩くことをいとわない。
キャスター付きのスーツケースに作品を詰めれば、ゴロゴロと引っ張ってゆくだけでいいし、運動にもなる。
1時間分しかパーキングチケットを買わなかったので、ギャラリーで話し込むと時間が足りなくなる。
残り5分というところで、速足で車に向かう私は日本人。
夫も含め、ハワイの人はこういうときに焦らず、のんびりしている。
路上のコインパーキングでも同じだ。
「だーいじょうぶだよぅ」
と呑気にしている夫をしりめに、今にも駐車時間をチェックする人が私の車に近づいているような気がして気が気ではない。
実際、マイクとランチをしたあと、急いでヨットハーバーの駐車場に戻ったら、
チェック係の女性が私の車の前にいて、なにかを書き込んでいたことがあった。
「今戻ったところーーー!!!」
叫びながら走ってゆくと
「チケット、買ってないよねえ?」
と言う。
「買いましたよ!ほら!」
チケットのレシートを、グラブコンパートメントの上に出しておいたのだが
日よけのカバーの下になっていて見えなくなっていた。
私が行かなければ、無料で停めたことになっていたところだった。
人々の表情は明るく、マスクを外せば、以前となんら変わりはない。
ワイキキビーチにも、けっこうな人が出ていた。
ワイキキは好きじゃないけど、やっぱりある程度は賑やかなほうが街が元気に見える。