太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

3匹目の猫計画 2

2021-06-04 07:22:30 | 日記
うちの、3匹目の猫計画はどうなっているかというと。

職場の敷地は、めっぽう広い。
どのぐらい広いのかわからないぐらい、広い。
そのほとんどがトロピカルな木々や花やジャングルだ。
見かけたら、ゴハンをあげて手なづけようと思うのだけれど、その広い中で黒猫を探すのは至難の業。
同僚が、「さっき向こうで見かけたよ」と教えてくれて、そこに行ってみると、もういない。
何日も見かけないこともあり、気持ちが焦ってきた。
義両親が出かけるのが今月11日。
そのあたりで捕獲して、義両親側の家で慣らしてゆく計画なのだ。


この写真を夫に見せたら、名前をジャックジャックにする、と言う。
性別はわからないが、なんとなくオスのような気がする。
映画「Mr.incredible」の末っ子の名前。


その日は平日の私の休みの日。
午後になって、韓国人の同僚から電話があった。

「ジャックジャック、子供産んだよ!!」

「エーーー!!!オスじゃなかったの!(勝手にオスだと決めていた)」

生後数週間の子猫を2匹、建物の下で見つけたのだという。
その近くにジャックジャックがいた。
しばらく姿を見なかったのは、子供を産んでいたから???
もしそうなら、子供から親を引き離すことはできないし、かといって全員引き取ることもできないし、3匹目の猫計画は頓挫か・・・・


が、翌日仕事に行くと、また別の説が出てきた。

ジャックジャックは母猫じゃなくて、父猫、あるいは他人(猫)説。

1.ジャックジャックはまだ子猫ぽい
2.ジャックジャックのお腹が大きいのを見たことがない
3.母猫なら子猫の近くにいるだろうが、いまだにジャックジャックは一人でフラフラしている

上記が、その理由。

そう言われてみれば、そうかもしれない。
まあ、無理をしないで、縁があったらウチに来るだろうと思うことにした。
日曜日、5時近くになって突然雨が降ってきた。
猫は濡れるのが嫌いだから、建物の近くに来るかもしれないと思い、行ってみると・・・・

いた!

急いでウェットフード缶を器に入れて戻ると、いない。
縁の下をのぞくと、いた。

近づいて、隙間から器を差し入れて、離れた。
遠くから見ていると、がつがつと食べている。
食べ終わった頃を見計らって、「おちゃわん洗うよ」と言いながら近づいたら、逃げずにそこにいる。
目の前の器を下げるのに手を入れても、座ったままコチラをみている。

「あんた、男の子?」

「ナー・・・」

「ママ猫じゃないの?」

「ナー・・・」

「あんたさえよかったら、うちに来る?」

「ナー・・・」

その翌日、2時半ごろ、ジャックジャックが建物の裏階段に現れたといって同僚が呼びに来た。
器にフードを入れて、同じ場所に置くと、すぐに来て食べた。

「シロの匂いを覚えたんだと思うよ」

夫に話すと、それならウチに連れてこれるかもしれないね、と嬉しそうだ。
ジャックジャック計画、どうなるか。