猫シリーズ、ここまで長引くとは。
4匹の仔猫の里親が決まったと思っていた矢先、うちの2件がまさかのドタキャン。
1匹は早々にお嫁入り。黒ちゃんは決まり、あとの縞々の双子の2匹。
夫とポスターを作り、近所に貼り、夫の車の後ろにも貼った。
神仏(?)にも祈った。
仔猫の斡旋をしてくれるという人を紹介してもらった。
猫のウェブサイトのアカウントを持っている同僚が、記事を投稿してくれた。
今朝、ケージをお掃除しているときに、ヤンママ ソフィアに話しかけていた。
「あんたの子供たち、絶対にみーんな超・幸せになるからね、大丈夫だよ」
休日の今日、ホノルルのコピー屋に行こうと支度をしていたら、韓国人の同僚から電話が来た。
「あとの2匹、決まったから心配しないで」
同僚の友達が、手分けしていろんな人に連絡をしまくってくれた結果らしい。
出かけたついでに、貼ったポスターをはがしてきた。
よかった。
胸をなでおろす。
家に戻り、ソフィアに報告。
「みんな決まったよ、よかったね」
当のソフィアはシラーっとして私を見ている。
仔猫がいなくなったら、問題はアンタだよ。
数日前、私がケージの入り口をしっかり閉めなかったために、一家が脱走。
お約束の、ベッドの下の隅っこに陣取り、出てこない。
仔猫たちを捕まえるのはワケがないが、ソフィアは大変。
夫と二人がかりでベッドのクイーンサイズマットを起こし、下のスプリングも持ち上げ、
逃げまくるソフィアを追いかけまわす。
ようやく窓枠のところに追い詰め、キャリーケースを差し出すと、文句を言いながらも自分で入った。
ケージの中にいないと、家庭内・野良状態。
ケージの中にいれば、体を触ることもできる。
ソフィアは嫌々なのがわかるけど。
こんな状態で、家猫になれるんだろうか。
先住猫たちと、うまくやっていけるんだろうか。
職場で、14匹の外猫を餌付けしていた同僚が、パンデミックを機会にすべての猫をキャットシェルターに移した。
そのシェルターは我が家のごく近所で、彼女は毎朝5時半から数時間、シェルターでボランティアをしている。
彼女いわく、
「外で暮らしていた猫が、外に行きたいのは当たり前。
私の猫たちも、窓から外を見て鳴いてばかりいたし、そのうちの2匹は逃亡しちゃったし。
でも1年たった今、みんな幸せな顔をしてるよ。
ほかの猫たちとも仲良くやってるしね」
1年か・・・
家猫になれば、清潔で、食べるものも困らないし、可愛がられて暮らせる。
長い目でみたら、それは猫の幸せなのだから、外に出たい猫に負けない気持ちが大事なのか。
それとも。
また同じところにたどり着く。
猫の幸せってなんだろう。
とにかく、仔猫たちを送り出し、ソフィアの去勢をして、
それから、考えよう。