太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

大雑把な私がやると・・・

2021-06-07 14:30:43 | 日記
自分を半世紀以上もやっていると、どうしても治らない性格や傾向が否が応でもわかってくる。
私の場合それは主に、何につけ大雑把なのと、詰めが甘いのと、数字に弱いことだろう。(まだまだある)

シンプルに丁寧に暮らしている人たちの動画に触発されて、
2階のデスクまわりを片付けはじめ、今週は1階のカウチをやることにした。
籐でできたカウチには、細長いオットマンと揃いの、黒を基調としたハワイアンプリントのクッションが座面に3つ、背当てに3つある。
この柄はあまり好みとはいえないんだけれど、夫が気に入って買ってきたものなので、そうとも言えず、
汚れるからという理由で、普段はカウチ全体に柔らかめの色の布を掛けて使っている。
今回、そのカバーも取っ払って、クッション自体を生成りの布で包んでしまおうと考えた。


クッションを取り出して、必要な布の大きさを測る。
座面が62インチ×75インチ、背当てが45インチ×75インチ。
布屋で布を買うときはヤードで買うので、ヤード換算する。

1ヤード=3フィート=36インチ

小学校の算数で、1ヘクタールが何アールなのかとか、単位の換算を母に教えてもらいながらやったのを思い出す。
紙にどのぐらい必要かを図にしたのを持って、布屋に行く。
分厚く巻かれた布の幅を、売り物のスケールで測り、
電卓で計算してみたら、10ヤードは必要だと出た。

リビングの床に、買ってきた10ヤードの布を広げて
次々に布に乗ってくる猫たちを払いながら測ってみる。
なんと!
6つ必要なのに、5個分しかない・・・・
おかしいなあ、そんなはずはないんだけど。
布屋に戻って買い足すのも面倒で、とにかく裁断して縫い始めた。

最初のカバーができて、広げてみたら、なんということだ・・・

細長い長方形の、枕カバー状にしたつもりが、隣り合った三辺を縫ってしまい、
長辺1つだけがオープンしているシロモノができた。
おそるおそる、座面のクッションを入れてみたら、異様に細長い空間が残る。
そこに、もう一つ座面のクッションを入れてみたら、

入った。

ひとつのカバーに、クッションが二つ入ったということは、5つ分しか布がなくても大丈夫だということじゃないか?

しめしめ、これで買い足さなくてもよくなった。

調子よく、次の座面クッションを縫う。
今度は短辺がオープンするように気を付ける。
できてみたら、中途半端にだぶついている。
仕方がないので、クッションを入れて、だぶついたところを折り返す。

背当てのクッションは、座面よりもいくらか小さめで、
同じ大きさに縫うと、どうしたって大きすぎることに気づき(遅すぎる)
裁断した布の半分で足りた。
残った布で、別のクッションカバーも二つ作り、それでもまだ布が余る。


白は汚れるので、手持ちのキルトを掛けた。


いったい、どうしてこういうことになるのか。
どう考えてもわからない。
緻密な絵を創ることはできるのに、なぜほかのことになるとてんでダメなのだろう。
どこで何を間違ったのかも、わからん。
夫が買ってきた素晴らしい性能のミシンも、
直線縫いしかできない私には豚に真珠。
その直線縫いも、縫う場所を間違えるのだから、どうにもならん。

細かいところは見ないことにすれば、生成りの布でカバーしたクッションは
部屋を清潔な感じに見せてくれるので、まあまあ良しとする。

こんな自分と折り合いをつけるのは得意。
ていうか、そうしないと生きづらい。