6月26日は、夫と初めて会った記念日。
10年以上のつきあいの、年下のヘアスタイリストには、なぜか何でもベラベラしゃべっていた。
離婚して、頼みの綱の恋人にも振られ、日本人はこりごりだから、今度は外人にしようと思う、と言ったら即、こんな答えが返ってきた。
「あ!すごくいい人知ってるよ!!」
彼はサーフィンが好きで、最近ハワイから日本にやってきた人と、よくサーフィンに行くのだという。
そしてすぐに、ヘアスタイリスト一家が、私と夫を引き合わせてくれたのだ。
忘れもしない、その日は新月だった。
あれから15年。
私たちにとって、この日は、結婚記念日よりも大事にしたい日かもしれない。
記念日のディナーは、チャートハウス。
ほぼアラモアナに近いワイキキのはずれの、ヨットハーバーに面している老舗だ。
私たちはこの店が好き。
昨年、パンデミックのためにビジネスが立ち行かなくなり、一旦は店を閉めた。
いったいいくつの地元の老舗が商売を畳んだことか。
とても残念に思っていたところ、つい最近、再びオープンできるようになったのだ。
テーブルから見える日暮れのハーバー
モヒートとブラディマリーで乾杯
店内は混んでいた。
前もって予約していてよかった。
生演奏があり、リラックスした雰囲気がとてもいい。
生ガキ
ホースラディッシュとかいろいろついてくるけれど、私はレモンだけのほうが好きだ。
写真撮り忘れたけど、ここに来る目的のひとつに、アサリバターがある。
バターの効いたスープの中に、これでもかとアサリが入っていて、
カリッとトーストされたガーリックトーストと共に食べると、ああもうほんとに美味しい。
日本の居酒屋のアサリバターもいいけど、私はこのこってりした味のほうが好きだなあ。
ラム肉
夫はチキンピカタを注文。
食べきれないかもと思ったけど、完食。
ラバ ケーキ
記念日だといって予約すると、お店がデザートを奢ってくれる。
チョコレートスポンジケーキをフォークで割ると、
中から温かいチョコクリームがラバ(溶岩)のようにとろーりと出てくる。
それにヴァニラアイスクリームが二個。
夜8時でもまだほんのり明るい
コロナウィルスが蔓延してから、以前ほど外食をしなくなった。
外食するときは、だいたい義両親や叔父叔母と一緒のときで、二人だけで行くことはほとんどない。
ロックダウンして、外食できなくなってみたら、
家で好きなものを食べるのが性に合っていることに気づいた感じ。
だけど、特別な日にこうして外で食べるのも、やっぱり良いなあと思う。
ハワイでの外食が高くてびっくりした、と旅行者の人たちが口をそろえて言う。
確かに、そうだ。
この日も、二人で2万円以上払ったものなあ。
16年に向けて、また1年、仲良くやっていこう。