Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

耕三寺 潮聲閣(2018年3月11日拝観)

2018年04月25日 | 仏閣
【耕三寺潮聲閣】


耕三寺には潮聲閣という和館と洋館の建物があります。

これは莫大な資金を投入して母親の為に建てた家です。

人の子なら誰しも親孝行はしたいと思っているものですが、
これだけのモノを建てるとは、どんだけ母親が好きやねんと、
言いたくなりますが。(^^;


【拝観入口】


耕三寺境内左側にあります。


ここは別途200円の拝観料が必要です。

しかし、結果的に見て損は絶対無いと思いました。


【浴室】


まずは浴室から。

係り員のおじさんにマンツーマンで案内していただく。

しかし、この浴室は冬だと相当寒そうですね。


【丸窓】


浴室にあるステンドグラスの丸窓です。

写真撮影は全てOKでした。(^^


【休憩室】


ここで風呂上りに休憩ですね。(^^


【ステンドグラス】




二階部分には行けませんでした。


【応接室】




贅沢の限りを尽くしたといえる調度品の数々。


【老人室】







【格天井】


天井画は花鳥図で見事なものです。


【中庭】



【御母堂像】


御母堂様の為に莫大な資金を使って、
耕三寺と潮聲閣を建立するなんて、
よっぽどマザコ〇、いやもとい、オカンが好きだったのね。(^^


【肖像画】


禅宗のいうところの頂相です。

こちらが耕三和上となります。


【庭園】



【玄関】


普段使い用の玄関とのこと。


【大玄関】


奥に見えるのが開かずの月光門です。

きっと御母堂様専用の門なんでしょうね。


【格天井】


大玄関の軒下に立派な格天井。

外だと湿気に痛みそうなのに格天井とは。

お金持ちはやることが規格外です。(^^;


【掛け軸】


控えの間にはカッコいい龍虎の掛け軸が。

これの複製品が売っていたら買ってしまうほど。


【花頭窓】


花頭窓の奥にはガラス戸があるという、
珍しいデザインです。

色々取り入れつつアレンジしていますね。

これは日本人特有の良さです。


【板絵】




ガラス戸と花頭窓の間に木の板に描かれた絵がありました。

こんな見えにくい場所にも絵を飾るとは。

お金持ちの事はよく分かりません。(^^;


【手水鉢】



【仏間】




まばゆい黄金の宮殿には中央に阿弥陀如来、
左右には親鸞聖人、蓮如上人が祀られていました。


【御母堂像】


母ヤツの実家が生口島瀬戸田町なんですね。


【天井画】



【日本庭園】









【井戸・十三重石塔】



【手水鉢】


これにて潮聲閣の拝観終了。

御母堂様の為にこれほどのものを建てるとは。

凄過ぎますね。

近代建築好きな方は必見だと思います。

私でも充分満足しましたから。


案内してくれた人と話しをしましたが、
耕三寺和上はちゃんと得度をして僧侶になった。

いくら親の為とはいえ僧侶になるなんて普通はしない。

ここが凄く偉いところです。

お金持ちの単なる道楽ではお寺を建立した訳では無い。

さらに母が住む為に潮聲閣を建て、
亡くなってから耕三寺を建立した。

お金があったとしてもここまで使う事が出来る人間が、
現代に何人いるだろうか?


母は潮聲閣には7年しか住めなかったそうだが、
きっと幸せだっただろうね。