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Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

地蔵院(2018年3月11日参拝)

2018年04月15日 | 鞆の浦 古寺めぐり




鞆の浦の常夜灯近くには、
このような雰囲気のある路地があります。


【太田家住宅】


このような重要文化財の伝統的な建物が幾つもあり、
太田家住宅のように有料ですが拝観も可能です。


【鞆の浦けんちゃんのいりこ屋】


昔の駄菓子屋のような雰囲気で、
珍味等が売っているようですね。


路地を進んで近くの地蔵院へ。



所在地:広島県福山市鞆町後地1323-1
宗派:真言宗
御本尊:地蔵菩薩
創建:不明
開基:不明
札所:鞆の浦 古寺めぐり、中国地蔵尊霊場


【山門】




こちらには無料の参拝者用の駐車場がありました。


【本堂】




まだ8時にもなっていないので閉まってました。






しかし、ガラス越しに内陣が見れて良かったね。


【境内】


意外と横幅がある境内です。


【ミニ霊場】


新四国八十八カ所 第八十七番霊場 長尾寺の写し霊場です。

長尾寺の御本尊聖観世音菩薩と思われる石仏が祀られていました。


【不動明王】



【十三仏】





【やすらぎ地蔵】


これにて地蔵院参拝終了。

御朱印はありますが、
朝早いのでピンポン押さずお寺を後にする。


【鞆城三の丸石垣】




お寺の後ろの小高い山が鞆城跡です。


【47号線】


地蔵院前の道路ですが、
ここは地元の方が通る道で、
観光客は余り通らない方が良いと思います。


【御舟宿いろは】






こちらはあの坂本龍馬が紀州藩と談判した旧魚屋萬蔵宅を、
宮崎駿監督のデザインにより舟宿としてリニューアルされたもの。

一階は食事や喫茶を楽しめるそうですね。

8時前だと閉まっていて残念でしたが、
それは次回のお楽しみにとっておこう。

もう少しで本日のメインの一つである福禅寺。

それはまた明日。

淀姫神社(2018年3月11日参拝)

2018年04月14日 | 神社


朝7時にホテルをチェックアウトして鞆の浦へ。

今日も必死です。(笑)

鞆の浦には予想以上に神社仏閣が多く、
全部回っていたら一日では足りないぐらいです。

しかし、今回は福禅寺對潮楼をメインに、
少しだけ鞆の浦界隈の寺社を参拝し、
しまなみ海道へ移動の予定。

まずは常夜灯から1キロほどの場所に鎮座する淀姫神社へ。



所在地:広島県福山市鞆町後地1225
御祭神:淀姫命
配祀神:大山祇紙、加具土紙、高龗神、奥津比古神、奥津比女神
創建:不明
社格:沼名前神社飛び地境外社


【由緒】
神功皇后西国へ下向の際、鞆の浦に御寄泊になり、
海神大綿津見命を祀られ後還都の際、御妹君淀媛命を此の地にとどめ、
祭主として奉仕せしめられた渡守神社即ち沼名前神社の起因なり。

淀媛命は玉依媛又虚空津媛命とも申される。

数年後、此の地を去られたが、
後世その徳をしのび氏神として奉斎、現在に至る。


【縁記】


神社手前に車を停める場所はありますが、
関係者以外禁止。

道路沿いに停める場所無し。

仕方なく奥の海側で停める場所が少しあったので、
ちょっとだけ停めさせてもらい参拝開始。


【鳥居】



【隕石】




ん?

本物?

それはさすがに無いよね。

ネットではやっぱりレプリカとなっていましたけど。


【狛犬】



【石段】


拝殿は小高い場所にあります。


【拝殿】



【本殿】


拝殿と本殿は特筆することは無いですが、
ここから見る風景が良いんですよね。(^^


【鞆湾】




鞆湾の守護神に相応しい場所に神社は鎮座しています。




ここから常夜灯が見れました。(^^

後で行くとしよう。




大きなお堂が見えますが、
これは後で参拝する円福寺です。


これにて淀姫神社の参拝は終了。

またまた常夜灯へ。


【弁天島】


有料の鞆の浦市営駐車場に車を停めると、
小さな島に弁財天福寿堂が見えた。

こちらは普段は上陸出来ないそうですね。

残念。


数少ない上陸の機会に恵まれた「鞆の浦写真倶楽部」様のブログで、
その模様が写真で見れますので、興味がある方はどうぞ。

https://blogs.yahoo.co.jp/koji0420207/34352147.html


【福禅寺】


まだ7時40分でお寺は開いていないので、
常夜灯を見に行こう。


【丸忠総業】


ここが実家として登場した建物です。




わざわざ丸忠総業の看板と表札も永田にしてるとは、
芸が細かいですね。(^^


【常夜灯】


昨日に続き今日も来ちゃいました。(^^








昨日も良かったけど、朝は爽やかで最高です。

天候も恵まれて本当に良かった。




海上交通安全祈願とくれば金毘羅大権現ですね。




一段上に登って横に回ると空洞がありました。

なるほど。


【淀姫神社】




神社はあんな場所に鎮座しています。

ちなみに御朱印は無いと思われます。

鞆の浦 常夜灯(2018年3月10日)

2018年04月13日 | 旅行・その他


大好きなドラマの一つである流星ワゴン。

後半からラストまで尻上がりに面白くなり、
何度も泣きそうになったドラマです。

それにかつて私が愛した井川遥の美しさも健在でした。




そんな流星ワゴンのロケ地の一つである鞆の浦は、
以前から訪れたかった憧れの地。

今回ようやく訪れる事が出来て胸熱です。(^^

ちなみに流星ワゴンのロケ地は他に香取神宮も行ってます。


所在地:広島県福山市鞆町鞆843-1
建立:安政6年(1859)


【鞆の浦】


尾道から鞆の浦は意外と時間がかかって、
夕陽を見れなかったが、ついに到着。(^^

いや~感動ですよ。


ちなみに漁港付近は駐車出来ないので、
近くの有料駐車場を利用しました。



【漁船】


この船か分かりませんが、
西島秀俊が漁師の見習いのシーンで映っていました。


【常夜灯】


ここが数々のドラマや映画のロケ地となった常夜灯です。

はぁ~、感動です。


尾道のロケ地は映画やドラマを見ていないので、
何とも思わなかったけど、この常夜灯は印象深いシーンが多いので、
とても嬉しいです。




やはり有名観光地だけあって、
18時半前にも関わらず観光客が多かったです。


【プロジェクションマッピング】




今日だけなのか分からないけど、
プロジェクションマッピングをやっていた。








いろんな色彩を見れて良かったです。(^^


【係船柱】


西島秀俊がドラマで座ってたので、
私も座っておきました。(笑)


【実家】


ここがドラマでの実家ですが、
常夜灯に夢中になり過ぎて、
気付いたらもう真っ暗。(泣)


【鯛亭】


福禅寺や鞆シーサイドホテル近くにある鯛亭というお店で夕食。

こちらは鯛めしデラックスが口コミで評判となっています。

19時頃に入店したが、お昼がメインのお店らしく、
夜は先客が1人居るだけであった。

中は小料理屋といった感じ。


【鯛自慢】


大将に鯛めしを注文するも無念の売り切れ。

結局2100円の鯛自慢を注文。




鯛の刺身が美味いのは当然として、
鯛のあら煮が抜群の味付けでした。

美味かったー。(^^


【常石ハーバーホテル】


今回のお宿は常石造船近くにある常石ハーバーホテル。

シングルでこの広さ。
ベッドもデカい。

北陸のホテルも安くて広いですが、
ここも安くて広くて快適でした。(^^


本日は実に有意義で充実した一日であった。

明日も楽しみ。
お休み。

浄土寺奥之院(2018年3月10日参拝)

2018年04月12日 | 尾道社寺めぐり
大満足の尾道社寺めぐりも次で終了。

まだ参拝出来ていないお寺もあるが、
それは次回にまわして浄土寺奥之院に行く。

その前に夕方16時半にして昼食。

どんだけ社寺めぐり必死やねん。(^^;


【尾道ラーメン】


喰海という店で海を見ながら尾道ラーメンを注文。

ごめん、あんまり私の口には合わなくて残しちゃった。(^^;


【向島渡船のりば】


向こうに見えるのが向島です。


【大和湯】


お土産を買おうと商店街をぶらり。

するとレトロな建物を発見して中に入ってみた。

写真は撮ってないけど中もレトロで良い感じ。

尾道ラーメンやみかんジュース等いろいろ売っていて、
ラーメンやコーヒーを飲食出来るお店になっていました。


さて、これから浄土寺奥之院を目指します。

2号線の防地口という交差点を左折し山道を走っていきますが、
これがまた結構な細いクネクネした道で不安が漂う。


【憩いの森展望台】


浄土寺奥之院の近くにある展望台です。

ここまで車で来るのは初めてだとかなり苦労する。

何せ最後の方はこの道を進んで良いの?って不安になる。

意を決して進むと何とか到着した次第。

展望台付近ともう一ヵ所で計10台程は車は停めれると思います。


【風景】


造船所が見える。


【遊歩道】


この先は車では行けませんので御注意を。


【巨石】





【石仏】


先ほどの巨石のすぐ近くに奥之院がありました。



所在地:広島県尾道市尾崎町2−8
宗派:真言宗
御本尊:薬師如来
創建:不明



【奥之院】


コンクリートの無機質な本堂です。

本堂は残念ながら閉まってました。


【石仏】


ミニ霊場の石仏です。


【風景】


良いですね~。(^^


【巨石群】



【浄土寺山展望台】


展望台に登ってみましょう。


【巨石群】


昔の展望台の柵の為に穴が穿たれてました。


【風景】






一番奥に見える山々が幻想的でいい。




ここから見る夕焼けや夜景が感動的らしい。

時間が許せば残っていたかったが、
鞆の浦が私を待っている。

それにしても、もし夜景を見たくて夜まで待っていたら、
真っ暗で超絶怖いだろうな。

あんな真っ暗な山道を車で下ることを想像するだけで、
ガクブルですよ。(^^;

次回は観音のこみちを歩くか鎖場を登って奥之院に行くとしよう。

宝土寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月11日 | 尾道社寺めぐり
素晴らしい拝観が出来た光明寺を後にし、
隣りにある宝土寺へ。

少し上には志賀直哉旧居があるようですが、
今回は時間の都合上スルー。

参拝が何より優先されるのです。

そういや志賀直哉旧居は春日大社の境内の近くにもあったな。


所在地:広島県尾道市東土堂町10-3
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:貞和年間(1345-1350)
開基:融海上人
札所:尾道社寺めぐり


【縁起】



【山門】



【観音菩薩】



【鐘楼堂】



【六体地蔵】



【本堂】




本堂は残念ながら閉まったままでした。


【観音堂・無尽窯】


如意輪観音菩薩が祀られている観音堂と、
尾道焼が展示されている無尽窯がくっついた建物です。

如意輪観音菩薩は撮影不可、
無尽窯は閉まっていました。

焼き物が好きなので尾道焼を見たかったのですが。


【御朱印】


御住職が御不在で書置きをいただきました。

奥様はとても良い人でしたね。(^^


【猫】



【海福寺】


ちょこっと寄ってみたけど、
閉まった本堂のみのお寺でした。

宝幢院光明寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月10日 | 尾道社寺めぐり
大満足の浄土寺を後にし車で光明寺へ。

こちらは浪分観音を拝佛したくて予約しているのです。

秋の寺宝展では毎年11月1日より3日までの3日間は、
予約不要で特別公開しているそうですが、
それ以外の日は事前予約が必要なんです。

車のナビに住所をセットするも、
2号線から線路を超えることも無く終了するナビ。(泣)

どうやら車ではお寺まで行けないようなので、
尾道駅付近の有料駐車場に車を停め徒歩でお寺に到着。



所在地:広島県尾道市東土堂町2-8
宗派:浄土宗西山禅林寺派
御本尊:阿弥陀如来
創建:伝・承和年間(834–847)
開基:伝・慈覚大師
札所:尾道社寺めぐり


【縁起】



【山門】



【本堂】


閉まったままでした。

延享4年(1747)に再建されたもの。


【鐘楼堂】



【宝篋印塔】


天台宗から浄土宗に改宗した道宗雙救上人のもの。


【光明寺会館】



【シンパク】


樹齢500年。

尾道のパワースポット第1号に認定されたそうです。

まさかこのシンパクが1号とは。(^^;


さて、庫裏で予約していたことを御住職に伝え、
重文の浪分観音が祀られている収蔵庫へ案内される。

それにしても御住職は髪の毛もあるし、
普段着だから普通のおっちゃんにしか見えない。(^^;


【浪分観音】


撮影不可ですので画像はネットで拾ったものです。

収蔵庫には厨子の中に祀られているお目当ての浪分観音こと、
千手観音菩薩がいらっしゃった。(^^

平安時代、行基菩薩作と伝えられていますが、
真偽はともかく、なかなか拝み甲斐のある仏様でした。

収蔵庫の次は本堂にも案内していただいた。

本堂には当然ながら御本尊の阿弥陀如来が祀られていましたが、
外から見る地味な本堂と違って荘厳な雰囲気に圧倒された。

やはり本堂は堂内に入ってこそ、
その神髄を味わえるというもの。

堂内に入れて本当に良かったです。


【方丈】


続いて方丈も案内していただいた。


【善光寺如来】




画像はネットで拾ったもの。


【手水鉢】



【御朱印】


このお寺は外から見るだけでは本当の良さは分からない。

拝観してこそだと思うので、
光明寺を参拝するなら予約拝観をお忘れ無く。

御住職にはお世話になり御礼申し上げます。

海龍寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月09日 | 尾道七佛めぐり
浄土寺から徒歩10秒の隣にあるのが海龍寺というお寺。

尾道七佛めぐりの札所であり、
裏手にある浄土山には3つの鎖場と奥之院があります。


所在地:広島県尾道市東久保町22-8
宗派:真言宗
御本尊:千手観音菩薩
創建:不明
開基:不明
札所:尾道七佛めぐり、中国地蔵尊霊場、尾道社寺めぐり


【縁起】



【山門】





【本堂】




御本尊は秘仏でしたが、
堂内を見れて拝めたので良かった。


【地蔵堂】




中国地蔵尊霊場9番札所。


【宝篋印塔・五輪塔】





【石鎚大権現】


裏手を少し登ると鎖場があり、
その手前に鎮座しておりました。


【鎖場】


ここの鎖場は合計3つあり、
千光寺の女鎖場と比べると厳しさが雲泥の差。

しかも鎖に足に引っかけて登る嫌いなタイプの鎖。

これを登ろうと今回の旅はトレッキングシューズを履いてるけど、
首と右肩が完治していなくて、まだ痛みがある。




こんな感じなので無理するとまずいので今回は回避。

また次回に。


【御朱印】


御住職にアメちゃんをいただきました。(^^

例え一個でも嬉しいもんです。


転法輪山 浄土寺 其の二(2018年3月10日参拝)

2018年04月08日 | 中国観音霊場
諸堂の拝観終了後は外から見て回ります。


【唐門】


正徳2年(1712)建立された重文。

こちらは普段は閉じられたままですが、
以前に皇室の勅使が訪れた際は開けられたそうです。


【方丈】


重要文化財。


【阿弥陀堂】


重要文化財。


【多宝塔】






国宝。

尾道に国宝建築物があるとは知りませんでした。(^^;

日本にはまだまだ知らない事が多いですね。


【経堂】



【包丁塚】



【子安堂】





【子安像】


現代作家さんの作品ですが、
いつも思うのは何故女性はオールヌードなんでしょうか。(^^;

どうせならもっと高まるような官能的なやつをお願い。(笑)


【文殊堂】



【丹生神社】





【稲荷大明神】









【護摩堂】



【地蔵堂】



【天照大神】



【納経塔・宝篋印塔】






重要文化財。


【宝篋印塔・五輪塔】




宝篋印塔は足利尊氏公の墓と伝わる重文。


【地蔵尊】



【多宝塔・阿弥陀堂】


最後に見納め。


【御朱印】



【御朱印帳】


源氏物語絵扇面散屏風が素晴らしくて買ってしまった。

同じような絵柄でもう一種類の浮舟もあり、
甲乙付け難かったです。

大きいサイズで1500円でした。

転法輪山 浄土寺 其の一(2018年3月10日参拝)

2018年04月07日 | 中国観音霊場
続いて本日最大のメインである浄土寺。

ここへ行く道は相当狭いということが、
ネットで書いてあったので商店街の有料駐車場に停め、
徒歩で浄土寺へ向かった。


【西郷四郎像】


もうすぐ浄土寺に到着という所で、
このような像を発見。

彼は講道館四天王の一人で、
姿三四郎のモデルとなった柔道家なのは有名ですね。


そういや近くに西郷寺というのがあったな。

徒歩であの坂を登るのが嫌だったので行かなかったけど。


【西郷四郎逝去の地碑】


大正9年(1920)妻の郷里である尾道に訪れ、
浄土寺の末寺吉祥坊(廃寺)で神経痛の療養をしていたが、
大正11年(1922)12月23日57歳で死去した地。


【裏門】


左手に見えるのが重要文化財の裏門です。

すぐ近くに平行して山門があるのに、
裏門とはこれいかに。


無料駐車場はここを通り、
先に進むと境内に停めれます。

ネットでは細い道と書いてあったが、
これぐらいなら余裕ですね。

車で境内まで行ったら良かったと後悔した。(^^;



所在地:広島県尾道市東久保町20-28
宗派:真言宗泉涌寺派
御本尊:十一面観世音菩薩
創建:推古天皇24年(616)
開基:(伝)聖徳太子
札所:中国三十三観音霊場、尾道七佛めぐり、備後西国三十三観音霊場、尾道社寺めぐり


【縁起】
転法輪山大乗律院荘厳浄土寺は遠く飛鳥の昔、推古天皇24年(616)、
聖徳太子の開基と伝えています。

鎌倉時代の終わりに西大寺の定証上人が西国教化の途すがら、
浄土寺末の曼荼羅堂(現海龍寺)に安居していた頃の浄土寺は、
堂塔を守る人さえもいない有様でした。

そこで上人は里人の懇請を容れて浄土寺の再興を発願し、
尾道浦の大檀那光阿弥陀仏らの援助によって嘉元元年(1303)から、
同四年(1306)にかけて堂塔を造営し華やかな落慶供養を営みました。

ところが竣工後わずか二十年の正中2年(1325)に至って、
諸堂宇悉く炎上という悲運に見 舞われましたが、
嘉暦元年(1326)には早くも尾道の邑老道蓮・道性夫妻が、
堂宇再興の大願を発して金堂・山門・多宝塔 ・阿弥陀堂等を再建

その後は一度も災禍にも遭わず、
六百余年の風雪を凌いで今日までその威容を保っております。


【山門】


南北朝時代に再建された重要文化財。


【境内】


浄土寺といえばこの写真をよく見ます。

左が重文の阿弥陀堂で右が国宝の多宝塔です。

素晴らしい。(^^

尾道に来た甲斐がありますよ。




このお寺にはハトが非常に多い。

ハトは糞害もあって嫌われるのですが、
このお寺では大切にされているようですね。


【本堂】




嘉暦2年(1327年)或いは元徳元年(1329)に再建された国宝。

参拝した時は重文かと思ってましたが、
国宝だったのね。(^^

まずは外陣に入ってお参り。

係りのおっちゃんに拝観料600円を支払い、
本堂と阿弥陀堂内陣、方丈、庫裏、客殿、庭園を拝観。

まずは本堂の内陣に入れていただき、
荘厳な観音堂のような雰囲気を堪能。

御本尊を除く諸仏や足利尊氏公の肖像画も見れました。


係りのおっちゃんが細かく説明していただき、
いろいろ話しがはずむ。

ここだけで600円の元を取った。(^^

堂内は撮影不可でした。


続いて阿弥陀堂の内陣へ。

入ってすぐに蓮如上人筆の六字名号の掛け軸。

浄土真宗の蓮如上人のモノが何故あるのか、
よく分からないそうです。

中央には阿弥陀三尊像が祀られていました。

特筆すべきは天井近くの四方の壁に、
卍崩し組み子細工がされていたこと。

普通に見ると卍に見えるのに、
離れたり光加減により形が変わったり、
赤が緑に見えたりする。

目の錯覚を利用した視覚トリックなんだろうけど、
これは本当に不思議でしたね。

これは是非とも撮影したかったけど、
残念ながら撮影不可。

続いて方丈と庭園へ。


【歓喜天】


方丈横に歓喜天が祀られているお堂があります。

こちらはお寺の方でも滅多に中に入れないそうです。




お堂の下を通って方丈へ。


【方丈】


元禄3年(1690)建立の重要文化財。

重厚な上段の間が見事でしたね。

方丈の中も残念ながら撮影不可。

係りの方の説明は方丈で終了。

庭園や客殿は自由に拝観することが出来ました。


【方丈庭園】




建仁寺で見れるような禅宗っぽい庭園です。

奥に見えるのが正徳2年(1712)に建立された唐門です。

庭園は撮影OKでした。


【名勝庭園】




方丈横にはもう一つの庭園があります。




こちらは先ほどの方丈庭園とは違った築山泉水庭園で、
多くの石を計算され尽くして配置した見事なものです。

庭を見ていると京都の大寺院に参拝しているような錯覚を覚える。


【露滴庵】


これはあの秀吉公が桃山城に建てた茶室燕庵を移築したもの。

重要文化財。


【客殿】


享保4年(1719)建立された重要文化財。

こちらも中を拝観出来ますが、
撮影不可でした。


【中庭】



【庫裏】




庫裏は撮影OKでした。




梁も見事なものです。

享保4年(1719)建立された重要文化財。




庫裏の玄関に出て拝観終了。

いや~実に見所たっぷりな拝観であった。

観光客は千光寺に皆さん行かれますが、
神社仏閣巡りが目的なら圧倒的に浄土寺の方が満足度は高い。

千光寺は確かに景色は最高に素晴らしいけどね。


【宝物館】


宝物館はプラス400円で拝観可能ですが、
今回は時間の都合上、拝観はしませんでした。

次回は必ず。


とりあえず長くなりましたので続きは明日。

久保亀山八幡神社(2018年3月10日参拝)

2018年04月06日 | 尾道社寺めぐり


浄土真宗の浄泉寺の隣に鎮座するのが、
久保亀山八幡神社です。

こちらは相当な古社のようです。


所在地:広島県尾道市西久保町2-1
御祭神:誉田別命(応神天皇)
創建:貞観年間(859~877)
札所:尾道社寺めぐり


【線路】


山陽本線を横切ります。

くれぐれも線路には立ち入らないでくださいね。

伊代っちゃうというか、
早見っちゃうと書類送検されますからね。(苦笑)


【神門】


振り向くと2号線越しに神門が見えた。

思いっきり分断されてます。(^^;

これは見に行くしかあるまい。


【神門】


随身が安置されていました。


【一之鳥居】


なかなかカッコいい鳥居です。

両端は住宅街になっていて、
鳥居と神門が取り壊されて住宅地にならなくて良かったよ。


【二之鳥居】



【白梅】



【恵比寿神社】



【稲荷社】



【和霊神社】



【境内】




もうちょっとで荒れた感が出るが、
ギリギリ耐えてる感じの雰囲気です。

決して悪くは無い。


【拝殿】



【狛犬】



【水天宮】



【貴船神社・高良神社】



【天照皇大神宮】



【高御倉神社】





【力石】


尾道には力石が結構ある気がする。


看板に御朱印の見本があり案内してあったが、
宮司宅に行くのがめんどくさいので華麗に回避したった。(^^;

善勝寺~浄泉寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月05日 | 尾道社寺めぐり
日蓮宗の妙宣寺の隣にあるお寺が、
真言宗の善勝寺です。

ネットで見る限り地味なお寺ですが、
とりあえず参拝してみよう。


<善勝寺>
所在地:広島県尾道市長江1-16-25
宗派:高野山真言宗
御本尊:聖観世音菩薩
創建:天平年間
開山:不明
札所:尾道社寺めぐり


【縁起】



【石段】



【石仏】



【山門】



【境内】



【本堂】




閉まってました。


【鎮守社】



【鐘楼堂】



【持仏堂】



【常明堂】



【子安地蔵】



【四国八十八ヶ所ミニ霊場】


これにて善勝寺の参拝終了。

特に印象に残ることも無い檀家寺でしたね。

御朱印はあるようですが、
お留守感バリバリだったのでピンポン押すことも無く、
次の浄泉寺へ向かう。


【風景】


向こうに見えるのが西国寺の三重塔です。


坂を下りて線路沿いの2号線を歩き浄泉寺へ。

こちらは浄土真宗らしいデカイ本堂があります。


<浄泉寺>
所在地:広島県尾道市西久保町2-2
宗派:浄土真宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:大永5年(1525)
開基:宗円
札所:尾道社寺めぐり


【縁起】



【本堂】




浄土真宗そのものの本堂。

御坊クラスの大きさですね。


【内陣】




大きな本堂と小さな鐘楼堂のみといっても過言では無いので、
堂内に入れて本当に良かった。


参拝は以上です。

御朱印はございません。

妙宣寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月04日 | 尾道社寺めぐり
艮神社の隣には妙宣寺という日蓮宗のお寺があります。

こちらは加藤清正公所縁の寺院だそうですが、
尾道に清正公というイメージは無かったな。


所在地:広島県尾道市長江1-4-3
宗派:日蓮宗
御本尊:法華宝塔釈迦牟尼仏
創建:文和3年(1354)
開基:妙寶大僧正
札所:尾道社寺めぐり


【縁起】



【参道】


細長い参道の右側は慈観寺があります。


【山門】



【庫裏】



【境内】


山門入って右手に細長い境内。

殺風景な境内が多い日蓮宗寺院ですが、
こちらは綺麗な境内です。


【本堂】


写真は撮れませんでしたが、
堂内を見る事が出来て良かったです。


【妙見堂】





【狛犬】



御首題はいただけますが、
人の気配が無いのでピンポンを押すことも無く、
次のお寺に向かうことにした。

艮神社(2018年3月10日参拝)

2018年04月03日 | 尾道社寺めぐり


天寧寺の山門を出ると線路が。(^^;

この下をくぐると2号線があり、
更にその先を進むと各寺社の山門や鳥居があります。

昔はこの先も神社仏閣の土地であったが、
幹線道路と山陽本線を強引に通したんでしょうね。


2号線沿いを歩きロープウェイ乗り場に戻る。

そこには後回しにした艮神社が鎮座しています。

「時をかける少女」「ふたり」のロケ地です。


艮という漢字を見た時は良の間違いかと思ってましたが、
「うしとら」と読むんですね。

非常にややこしい漢字です。

艮は八卦の一つで方角としては東北の方角となり、
丑と寅の間の鬼門ことなので、
天寧寺を守る為の神社かと思ったが違うようです。

ちなみに福山の方にも艮神社があり、
そちらは福山城の守護神として創建されたそうです。


所在地:広島県尾道市長江1-3-5
御祭神:伊邪那岐神、天照大御神、神素戔男命、吉備津彦命
創建:大同元年(806)
社格:村社


【鳥居】



【境内社】



【神門】


渋い神門です。

屋根には落下物からの保護の為に金網がありました。

なんせ真上にロープウェイが通りますから。

こんな神社は全国的にも非常に珍しい。


【稲荷社】



【三重塔】



【境内】


意外と広い境内です。


【境内】


御神木の大きなクスノキが圧倒的な存在感を発しています。


【クスノキ】





【拝殿】


拝殿も見事なものです。

これは拝み甲斐がありますね。


【狛犬】


足元もそうだけど、
首が刈られているのが痛々しい。

これは自然に首が落ちたものでは無く、
絶対に人がヤッたものですよね。

時々、首の無いお地蔵さんも見るけど、
酷い人間はどこにでも居るもんです。




こちらは普通に問題無し。


【金山彦神社】


境内社ですが白いロープがあって近寄れませんでした。




境内外の猫の小道から撮影したもの。


【境内社】






この神社は拝殿には普通に行けるのですが、
その他の境内社には一切近くに行けません。

御神木のクスノキの根元保護の為に入れないのは理解出来るが、
境内社に何故近寄れないのか不明です。


【代々七福稲荷神社】





【猿田彦神社・豊玉彦神社・恵美須神社】



【本殿】



【御朱印】


こちらは書置き対応のみでした。

天寧寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月02日 | 尾道七佛めぐり
千光寺から徒歩で下り三重塔を見に行く。

この三重塔はてっきり千光寺のものかと、
ずっと思っていた。(^^;

実際は天寧寺のものです。


所在地:広島県尾道市東土堂町17-29
宗派:曹洞宗
御本尊:宝冠釈迦如来
創建:貞治6年(1367)
開山:普明国師
開基:人万代道円
札所:尾道七佛めぐり


【縁起】



【三重塔】


尾道に訪れたなら、
この写真を撮らないのは絶対に有り得ない、
定番中の定番の撮影スポットです。

今まで腐る程、ネットや紙の媒体で見たものです。

本当は後ろの尾道水道と一緒に撮るのが普通ですが、
そうするとどうしても一般のお墓が写っちゃうのよね。

この三重塔の下には檀家さん達のお墓が沢山あります。

私のポリシーは一般人のお墓は撮影しないので、
仕方なく尾道水道は撮影しておりません。




さすが重要文化財の三重塔です。

素晴らしい。




元中5年・嘉慶2年(1388)建立されたもの。

建立当時は五重塔だったそうです。


【境内】


三重塔からのルートだと、
山門を通らずいきなり境内に入ったので、
境内を横切り一旦山門の外に出てから境内に入る。

正直めんどくさいがポリシーだから仕方ない。(^^;


【山門】


山門自体は曹洞宗らしいですね。


【烏枢沙摩明王】



【宝篋印塔】



【本堂】


なかなか立派な本堂です。

嬉しいことに内陣に上がれます。(^^


【内陣】


これぞ禅宗といった内陣です。






こちらも他の宗派にあるような巨像では無く、
小さいながらも気品のある御本尊様です。


【唐獅子牡丹襖絵】






素晴らしい。

本当に見事な襖絵です。

これほどの画力がある方の襖絵が尾道で見れるとは。

それもそのはず、直原玉青の作品だからです。

宗胤院の御住職の墨画が好きな方は、
必ず好きになる作家さんです。


【御堂】






【羅漢堂】


こちらに五百羅漢がいるらしい。

入ってみましょう。


【五百羅漢】








最前が大阿羅漢と言われる十六羅漢、二列目に釈迦の十大弟子、
三列目以降が五百羅漢で、五百二十六体が揃っているとか。

このような五百羅漢は幾つかのお寺で見た事がありますが、
こちらのも圧倒される存在感です。

事前リサーチ不足で五百羅漢があるとは知らず、
お寺で見た時の衝撃は凄かったです。(^^


【八千代椿】




庫裏の玄関で咲いていた可憐な花。

牡丹かと一瞬思ったが椿でした。


【御朱印】


こちらは予想以上に見応えのあるお寺でした。

お勧めします。

千光寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月01日 | 尾道七佛めぐり
文学のこみちを抜け本日のメインの一つである千光寺に到着。

尾道といえば千光寺、千光寺といえば尾道といえる程、
超メジャーなお寺です。

非常に楽しみです。


所在地:広島県尾道市東土堂町15-1
宗派:真言宗系単立
御本尊:千手観世音菩薩
創建:(伝)大同元年(806)
開基:弘法大師
札所:中国三十三観音霊場、山陽花の寺二十四か寺、尾道七佛めぐり、
尾道社寺めぐり、備後西国三十三観音霊場


【縁起】
広島県尾道市、大宝山の中腹にある真言宗系の単立寺院。

大宝山権現院と号する。

大同元年(806)の創建と伝えられ、多田満仲が中興したという。

33年に一度御開帳の本尊は千手観世音菩薩は聖徳太子の御作と伝えられ、
火伏せの観音として親しまれている。

現在の丹塗りの本堂、毘沙門堂、護摩堂等は江戸中期以後のもので、
断崖上に建っている。

風光明媚な港町を一望する千光寺には多くの文人墨客が訪れています。
一帯は千光寺公園とよばれ桜の名所でもある。


【鏡岩】


玉の岩の宝珠、太陽、月の光を鏡のように反射していたというが、
さすがに岩が鏡のように反射することは無いと思う。

現在のはこれがまた的当てのようにしか見えない。(^^;


【守り仏】





【岩屋観音】


先に進んで行きます。

まず最初に出てくるお堂が大師堂です。

こちらはこじんまりとしたお堂で、
当然のことながら弘法大師が祀られていました。

堂内は撮影不可で、
お堂の外観も観光客が多くて撮影するチャンスは無し。

大師堂の隣が客殿となりますが、
こちらは閉まっていました。

客殿には大日如来、弘法大師、愛染明王が祀られているそうです。


【驚音楼の鐘】


客殿の前には崖沿いに鐘楼堂。

これはとても絵になりますね。(^^

撮影する人が多い撮影スポットの一つです。


【愛染明王】


客殿の前にある御前立です。


【風景】


まぁ、写真は撮りますわな~。

鉄板の撮影スポットです。




先ほど参拝した浄土真宗の福善寺です。

やはり巨大寺院ですね。


【梵字岩】


円形の中に光明真言、大日如来真言の梵字が刻まれており、
光明真言曼荼羅となっています。


【本堂】


寒さ除けのビニールシートが邪魔して、
本堂から景色を楽しむ事は出来ませんでした。

とりあえず本堂にお参り。

それにしてもお守り等が大量に陳列してあり、
商売に熱心だなと悪い意味で感心した。

完全に観光客向けのお寺だと分かりました。

でも、檀家が居る訳でも無いので、
生き残る為には仕方ないよね。

入山料を取って無いし。


【石仏】



【宝篋印塔】



【護摩堂】


三百余年前までは多聞天を祀った三重の宝塔があったそうだが、
山上から大石が落下して倒壊したそうです。

こんな場所に三重の塔があったとは、
よく造ったよな。

昔の人はスゲー。

この護摩堂はその跡に建立されているとか。


【玉の岩】



【修行大師】



【地蔵尊】



【稲荷社】



【鳥居】



【鎮守社】



【夫婦岩】



【男鎖跡】





【石鎚山鎖修行】


千光寺に鎖場があることを此処で知った。(^^;




本来なら軽く登っているはずだが、
ラオウの状態と同じく首と右肩がまだ痛むので無念の回避。


【大仙堂】


大山智明大権現はニコニコ地蔵と呼ばれているそうです。


【本堂】



【三十三観音堂】



【芭蕉歌碑】





【石仏】





【毘沙門堂】



【御朱印】


四体あるうち二体をいただきました。


尾道随一といえるほど風光明媚な場所にある千光寺。

ここにお寺を建てたのが勝ちですね。

何度も見たいと思う素晴らしい風景があるお寺だから、
そりゃ年がら年中観光客が訪れるというもの。

普段、お寺や仏様に触れていない観光客達が、
千光寺に訪れることはとても良いことだ。


観光寺院は時に馬鹿にされることもあるが、
観光寺院は観光寺院なりに価値がありますね。