早朝4時ころ、父の病院の先生から電話がありました。
「酸素の取入れが少なくなってきました。心筋梗塞のおそれがあります」
療養型病院への入院の際に、延命治療は希望しない。痛みは取る。という治療方針をお願いしておりましたので
そのことをもう一度確認されました。
妹家族と息子夫婦に連絡しました。
私たち夫婦と母が駆けつけますと 酸素マスクをした父が眠っておりました。
先生のお話では両方の肺が白くなっているとのこと。
水も溜まっていますとのこと。。
痛みのないようにお願いしました。
父は私たちと話をして落ち着いているようでした。
私が一人残って父の様子を見ていましたが、いつもと変わらない父がいました・・
私は毎日父の元に通って。。
声が出なくなって、指文字で話しました。。
ある日の深夜0時過ぎ、看護士さんから電話がありました。
「血圧が下がっています」
12;50 私たち夫婦と母が駆けつけた時には意識がなく・・・
大きな声で耳元で「おとうーさん。おうちにかえろう」って何度も叫びました。
首を少し動かして・・・聞こえたようです。
そして・・・1時44分 89年の人生が終わりました。
静かに。。静かに。。穏やかに・・・・・
きっと私と母の声が聞こえて安心したのだと思います。
6月に入院してから何も食べられなくなってしまいました。
「たべたい・・」
何度か「なめるだけでも」とお願いしましたが、誤嚥を繰り返すので認めてはもらえませんでした。
それだけが申し訳なく・・
その間、ひ孫のYちゃんが帰国して何度もお見舞いに行き、Yちゃんのお愛嬌を見てニコニコしていました。
私も密度の濃い時間を過ごすことができて最後の親孝行をさせていただきました。
これからは母が元気で生活できるようにサポートします。
もう平常の生活に戻ってリハビリやプールを始めてもらいます。
前を向いてがんばろうね。
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