ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

八王子は、暑いなんてもんじゃないっ!!

2016年07月03日 20時46分35秒 | 日常

 昨夜から、しっかりエアコンを使っています。もう暑いのなんのって、すごいです。むちゃくちゃ、暑い!!

 正直、夏は暑くて冬は寒い八王子から引っ越すことは、悲しくはないです。

 私がこの地に移住して来年で20年です。20年までいかずに、引っ越すことになりました。

 今朝、父が特注で作ってもらった松本民芸家具を手放しました。その大きさは、とてもマンションには無理なので。先日、初めて物件を見るときに、その前に福生の16号散策をしていて、松本民芸家具の店で相談したのでした。とても素敵な女性が対応してくれて、知り合いがもしかしたら引き取ってくれるかもということで返事を待って、今朝の引き渡しになりました。

 おそらく、父は下町に住んでいたころに備後屋で注文したのだと思います。相当大きくて、それでもサッシの窓から出せたのでほっとしました。

 物を片付けるということは、本当に難しいです。人との出会いで、それが変ってくるので、日ごろのフットワークがものをいうのかもしれません。

 なぜ、全く知らない土地に、と皆が驚きます。でも、終の住処です、自分がゼロからスタートしたいので、誰も私のことを知らない土地で、再出発したいと思いました。

 それが、吉と出るか凶と出るか、それは私の運だと思います。人生は、賭けの連続ですよ。就職も、結婚も、賭けみたいなものですから。

 本当は、年取ってから楽しいと思って結婚した夫でした。この家と土地を売却するのは義母ですが、それで、私と婚家とのつながりは消えます。

 家の整理をしていて、いまだに父の絵が残っていることに呆然としてしまいました。どうしたもんじゃろー?!

 もう、捨ててしまいたいという気持ちもあるけれど、大変な作業で作ったものは、シミが出ても捨てられないというのも現実なのです。本当に、どうしたらいいのか、つらいですよ~。

 人が一人亡くなるということ、その人の物が残されるということ、本人は、どう思っているのでしょうか?私の人生の半分は、この父と母に相当かかわらざるを得なかったのです。子供がいないので、もう勘弁してほしいというのが、正直な気持ちです。私の人生を取り戻したい、だから引っ越すのです。

 父も母も夫も縁のない土地で、私の終の住処で暮らします。なんて自由なのでしょう!!

 ダイアナ元妃が、交通事故の最期に語った言葉、「もう放っておいて」。彼女は、ようやく自由になれたのです。

 

 

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