ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

Nスペ「原発メルトダウン危機の88時間」

2018年05月08日 16時38分52秒 | 社会

 2016年3月13日に放送されたタイトルの録画を、思い立って見始めました。でも、とんでもなく怖くて、結局3回に分断して、見終わりました。突然亡くなった大杉漣さんが福島第一原発の吉田所長役でドキュメンタリーの中の再現ドラマで登場していました。

 この番組は。どんなホラー映画よりも怖い。本当に怖かった。最悪の事態が起こるかもしれないという原発事故。火山、地震列島の日本では第一、原発があってはならないと思います。何かあったら、日本だけでは終わらない悲劇が起こります。原発は、廃炉にするためにどれだけの費用がかかるか、そんなこともまともに考えないで作ることこそ、恐ろしい。絶対に地球上にあってはならないものではないでしょうか?核兵器も原発も、パンドラの箱です。

 あの事故のためにいまだに故郷に帰れない人たちがいる。あの当時、計画停電は当たり前のようにあった。あの時の「電気の大切さ」を、もう一度思い出してほしいです。毎晩充電しなくてはならないスマホって、本当に必要でしょうか?命令して動くようなAIの家電が必要でしょうか?

 人は、喉元過ぎればすぐに忘れてしまいます。不便は、未来の人たちのために味わわなくてはらないものなんじゃないでしょうか。人間の欲望はおそろしい。

 吉田所長は、食道がんのために58歳で亡くなりました。58歳と言えば、私の夫もその年齢で肺がんでした。

 東日本大震災での福島第一原発事故は、運がよかった~あれで済んだけれど、もしかしたら、ここ首都圏も「住めない土地」になっていたかもしれなかったのです。そんな恐ろしいものを動かしていいわけがないです。

コメント (2)
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