被害者のプライバシー保護はあっても、加害者の家族のプライバシーはないのでしょうか。今日、ニュース番組を見て、あの新潟の女児殺人事件の犯人の家が、画面に映りました。
遺族の方たちの無念は、はかりしれないです。と同じように、加害者の家族もある意味、被害者なのではないでしょうか。突然、息子が容疑者となる。私はその母親のことを考えてしまいます。いっそのこと、子宮に戻したいとか思ってしまうんじゃ・・。とはいえ、息子は23歳の成人です。
殺人事件ではないけれど、昔、耐震偽造事件があり、構造計算を偽ったとして姉歯建築士が訴えられました。ヒューザーという会社もかかわっていました。あの事件で、建築士の奥さんが自殺しました。
ある意味、加害者家族も、被害者なのではと思います。
昔なら、「親を悲しませるな」という不文律があり、子供は、親が生きている間は悪いことをしないように生きてきました(と思います)。親の顔に泥を塗るとは、こういうことです。自分がしたことでどれだけの人間が不幸になるのか、それを考えたら、悪いことなんかできないはずです。
私は子供を産んだことがないのでわかりませんが、それでも子供を愛せるのでしょうか。とても悲しいです。自分を生んでくれた親を、絶対に悲しませではいけません。犯罪者になってはいけません。それこそ、道徳の授業のテーマです。