原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

大都会東京の“新型コロナ感染”、国や都の憶測ほど甘くはないぞ!

2020年07月10日 | 時事論評
 昨日公開のエッセイ「東京都の7/9“新型コロナ”感染者数、過去最高の220人!」の続編となるが。



 先程、ネットにてこれに関連する情報を見つけた。 以下に、要約引用しよう。

 東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が9日、緊急事態宣言下の4月17日以来の200人超えとなった。 大幅な検査数増を背景に軽症、無症状の若年層の感染確認が全体数を押し上げ、前日の約3倍にまで激増した。「一気に過去最高は想定外」(都担当者)。 医療提供体制を守るため、高齢者層などへの波及回避が急務で、小池百合子知事は感染状況を伝える都の動画配信を再開し、感染防止徹底を呼び掛ける。
 2日から7日まで100人超が続いたものの、8日は75人に落ち着いていた。 9日、200人超の一報に都庁内に驚きが広がった。
 「ある程度増えると想定していたが、200人を超えて過去最多になるとは思っていなかった」。 報道陣への説明を行った担当者は表情をこわばらせた。 ただ、4月に比べて、医療提供体制にはまだ余裕があることも強調した。
 各保健所から都に感染者情報が集まるまで、3日間程度かかることから、都では大まかな傾向を把握するために新規感染者数と3日前の検査数を比較。 今回の224人に対して、3日前の検査数は過去最多の約3700件。 4月17日に206人を記録したときの3日前と比べ、4倍以上だ。
 新規感染者の多くを占める若年層は症状が軽かったり、無症状であったりするため入院に至っていないケースが目立つ。 都担当者は「医療機関へ空きベッドの問い合わせに追われていた当時とは大違い」と語る。
 しかし楽観はできない。 224人のうち、ホストクラブやキャバクラなど夜の街関連は74人と依然高く、新宿エリアは52人、池袋エリアは4人。 このほか、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる鹿児島市のショーパブ「NEWおだまLee男爵」を訪れていた30代男性も含まれる。
 大人数の飲み会などの参加者も目立ち、最近ではホストが40代の母親にうつすなど、家庭内で若年層から中高年の両親や祖父母の世代への感染も相次いでいる。 感染が判明した若者に保健所が連絡を取れなくなるケースも増えている。
 小池氏は報道陣に「(重症化リスクのある)既往症のある人や高齢者に感染させないことが必要」と語り、動画でも夜の街での3密回避徹底などを呼び掛け、こう訴えた。
 「会食におけるグラスの回し飲みなどをぜひ避けてください。そういったところから実際感染していることが分かっている」

 (以上、ネット情報より引用したもの。)



 原左都子の私見に入ろう。


 都の担当者達にもの申したいが。

 行政を司る役所の担当者がまるで一般人のごとく、「一気に過去最高とは想定外」とは何事か!!
 都民の自粛を解除しコロナ感染者を野放しにしておきながら、感染拡大を想定せず、無責任な発言を平然としている場合ではなかろうに。

 都庁には、“コロナ感染及びその対策”に関して専門に調査・研究する部署はないのであろうか? 
 役所の皆が集まって、「一気に過去最高になったね!」と素人もどきに井戸端会議をして驚き合っている場合ではないだろう??

 「会食におけるグラスの回し飲みなどをぜひ避けてください。そういったところから実際感染していることが分かっている」と他人事にように言うが、そんなことすべて分かっていて若者達はそうしてコロナに感染している実態だろうに…。
 そんな若気の至りの誤った行動に対する適切な指導法を、行政現場こそが模索し実行することが先決問題だ。


 とにかく、行政現場はもっと“科学的”な観点・姿勢でコロナ対策に臨むべきだ。

 都の担当者がこのように“素人もどき”であるうちは、日々感染者数更新に驚く日が続いてしまうことであろう。