冒頭より、本日見たネット情報を引用しよう。
池上彰、東京五輪「来年の開催は無理」 小池都知事の今後を予想
池上:コロナ関連のニュースでは来年夏の東京五輪についてもよく取り上げられていますが、年内にワクチン開発ができても開催は無理ですね。できるわけないです。
池上:つまり、ワクチン開発がうんと早くても、年内にできるかもしれないけど、世界中の選手たち、あるいは選手団の関係者みんなにワクチンの投与ができてはじめて、じゃあ東京に行こうか、ということになる。 本当に限られた先進国の選手は来られるかもしれないけど、世界中の、東南アジアだったり、アフリカだったり、中東だったり、そういう人たちにまでワクチンが行き届いていますか、といったらあり得ないですよね。
池上:来年の夏は無理です。再来年の夏ならぎりぎり間に合うかもしれませんけど。
佐藤:しかし、東京五輪ができないということになると、五輪をやるという公約で東京都知事選に再選した小池(百合子)さんは、都知事の座を投げ出して国政に打って出るいい口実になる。 IOC(国際オリンピック委員会)と日本の国の壁によって、五輪をやりたいのに実現できなくて、都民に公約を果たせなかった──。 私は都知事を辞めて、こういう形で国政に打って出る形で、きちんと約束を守る政治をしたいと思うと。出てくるかもしれないですね。
池上:そうですね。
佐藤:私が小池さんだったら、そうしますね。 今、スリム化した五輪をあえて公約に掲げていても、できないのはわかっているはずですから。 だから、できないと決まった時に人のせいにして、総理を狙うというのはいい選択ではないか、と考えていると思いますね。
(以上、本日見たネット情報よりごく一部を引用したもの。)
原左都子の私論に入ろう。
この手のネット情報の無責任さに、違和感と反発心を抱く私だ。
小池知事が2021年夏に東京五輪を開催不能なことなど、見識者は皆既に予想済みの話だ。
これ程までに、“コロナ禍”が日本中に激増している現況下に於いて、何故今その議論を“それみよがしに池上氏等の”見識者(?)達が繰り返さねばならないのか?!!
これ、単なる“小池さんいじめ”である事が明白であるのに加え、この議論を今の時期にあえて(専門力も無いくせに単に少し名が売れている事実のみにすがり)繰り返す愚かさに、私はせせら笑いたくなるほどだ。
私は別段、小池さんの見方をするつもりはない。
その身にして、今現在都知事として都民の指導のトップに君臨している小池さんの心中を察することが出来る気もする。
確かに、小池さんには“コロナ禍”に関する何らの専門力も無いことであろう。
コロナワクチンの開発が一般市民が考えている程に容易ではない事実など、この私ですら認識出来ている。 それは都知事の小池さんとて同様であろう。
それを批判する池上さんにその専門力があると言えるか!??
いえいえ池上さんとの人物は、それを批判するのが現在の仕事なのであろう。
ならばもっとその専門力を鍛え直した暁に、世にもの申したらどうなのか??
人の批判とは容易いことは、常に我がエッセイ集にて批判精神を爆発させているこの原左都子とて重々承知の上だ。
ただ、この私はあくまでも素人の立場でそれを実行してきている。
その道のプロである池上さんに、今一度申し上げたい。
貴方の現在の業務が、“世に目立つ人の批判”であることを私は承知している。
それ故に、貴方が何の批判議論を展開しても許されるのであろう。
都知事小池氏に話題を戻すと。
表題に掲げた通り、彼女はそもそも一国家の“総理”を狙える器ではないだろう。
にもかかわらず、7月の都知事選で莫大な数の得票数を得て都知事にトップ当選した人材だ。
私は決して小池氏に投票しなかったが、そんな小池氏が持つ“魅力”の程を理解出来る気もするのだ。
上記情報内に書かれている、佐藤さんとやらがおっしゃるとおり。
少なくとも、(専門力は無いが頭の良い)小池さんは、2021夏に東京五輪が開催不能な事実を分かっていると私も捉えている。
後はそれを小池さんがいつ発表出来るのか?、ということに尽きるであろう。
小池知事の、2021夏東京五輪中止に関する“早期の勇断”に期待したいものだ。😡