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日本ジャナリスト会議緊急アピール・・・メディアは総裁選の集中豪雨的報道を自粛せよ!!

2008年09月14日 21時33分26秒 | 国内政治・経済・社会問題
福田首相が9月1日夜、辞任を表明した。1年前の安倍前首相に続く2代連続の政権投げ出しは、異常な物価上昇をはじめ、貧困や格差の問題、後期高齢者医療制度や年金不払い問題、インド洋給油問題など、国民生活にかかわる重大な問題解決の任務を放棄したもので、無責任極まる態度と言わなければならない。
 同時に、この無様な政権放棄は、自民党が政権担当能力を失っていることを内外に示したもので、この際、自民党内で政権をたらい回しするのではなく、野党に政権を譲り選挙管理内閣によって衆議院を解散し、民意を問うのが民主政治の本来の姿である。

 ところが自民党は国民に謝罪と反省の意を表明するどころか、メディア、特にテレビの力を使って国民を欺き、生き残りを図ろうとしている。福田首相は9月3日の自民党両院議員総会で「総裁選を徹底してやってほしい」と発言した。
 この発言は、小泉元首相が2005年の総選挙でテレビを利用して圧勝した戦術の再現を狙ったものであることは明白だ。テレビが「小泉劇場」と同じように総裁選を大量に報道すれば、福田首相の政権投げ出しによるダメージと有権者の自民党離れを食い止めることができるという打算が働いている。

 現実に福田首相の辞任表明後、新聞やテレビは連日「ポスト福田」の自民党総裁選報道に走り出している。総裁選の記事が新聞の1面トップを飾り、テレビはニュースだけでなく情報番組などでも大々的に取り上げている。「小泉劇場」再現を狙う自民党の戦略に沿う形で、集中豪雨的な自民党総裁選報道が事実上始まっている。

 私たちは、メディア関係者、特に映像や音声で大きな影響力を持つテレビ関係者に強く訴える。
 テレビ各局は、自民党総裁選報道について、現在のような集中豪雨的な報道を改め、他の野党の動向も含め客観的で公正、公平な報道に徹すべきである。テレビが22日の総裁選投票日まで、現状のようなペースで大量報道を続けるなら、自民党による事実上の「テレビ電波ジャック」が引き起こされることを危惧する。

 この総裁選をめぐる報道は、年内にも行われると見られる衆議院の解散・総選挙に直結する。それだけにメディア、特にテレビは自民党総裁選を無批判に、一方的に煽る報道をするのではなく、民主、共産、社民など野党の政策や活動を、有権者が選択する際の情報として、質量ともに十分な形で提供することが責務であると考える。

 テレビ各局をはじめメディア各社は、自民党総裁選について、「小泉劇場」に利用された3年前の反省を活かし、客観的で公正、公平な報道を徹底すべきである。

                       2008年9月9日
             日本ジャーナリスト会議

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高度な1点で、グラが抜け出た!!   文科系

2008年09月14日 00時43分10秒 | スポーツ
今日のJリーグは、上位チームの潰しあい対決ばかり。1位のグラが6位のガンバと。2位の鹿島が5位の川崎と。そして、3位の浦和は4位大分と対戦。
結果は、1対0で勝ったグラ以外は引き分け、ドロー。だから我がグランパス名古屋だけが大混戦からついに頭一つ抜け出して勝ち点45。2、3、4位の鹿島、浦和、大分はプラス1点ずつで勝ち点42。5位の川崎が40点。ガンバはちょっと離されて34点。

グランパスの1得点はこういう見ものだった。
まず右サイドライン近くをマギヌンが1人の敵とほぼ平行の全力疾走で競り合いつつ、難しいボールを追いかけ、粘り強く奪う。マギヌンは外側、敵は内側だった。競り合った相手有利の本当に難しいボールだったのに、マギヌンのボール奪取を信じていたように、攻めるグラから見てゴール前逆サイド左手に小川が走りこんでいるのが見えた。小川とマギヌンの間にはさらに敵二人が戻っていたが、彼らから遠い小川はドフリーである。
「マギヌンよ、小川に良いボールを出せ。さすればゴール!?」
こういう願いが届いたかのごとく、内側をふり向いたマギヌンの左足がちょこんとボールを心もち蹴り上げる。ゴールから遠い後方の足なのに、浅い弧を描いたボールがわずか敵の頭上を適度の速さをも保持しつつ、見事に小川の方に飛んで来るではないか。このときのカメラアングルが見事であって、誰もいない小川の後方から写していて、一部始終が手に取るように見えるのである。以降の成り行きとともに、まるでサッカー映画の最高の場面作り、カメラワークを観ているようであった。余談だが、日本のサッカー中継技術もこれだけ進歩したんだ!!

さて、このボールに対して小川佳純はどんなプレーを選んだか。
「地面すれすれまで落ちるのを待った、ダイビングヘッドの低くて速いシュート」を選択したのである。向かって左コーナーに飛んでキーパーが全く手の施しようがないという、小川自身7得点目の美しいゴール!

この1得点は、関係者2人の技量がいかんなく発揮されたものと見ることができる。
まずマギヌンである。あのボールを競り勝った技量は尋常のものではない。わずかだが前から走り出し走り勝っている敵が軽く蹴りだそうとしたボールを、まるでそこに来ると予期していたように、一歩前へ出たマギヌンは体で止める。それが同時に見事な内に切れ込むトラップになっていて、そのトラップだけで敵を右後方にぶち抜いてしまった。そしてその分落ち着いて中を見て、落ち着いて浅い弧の中距離パス。もう口をアングリの技術という他はない。

さて小川である。上記のようなわけで、この1得点はマギヌンの技量によるものとほとんど見ることもできようが、視野を広くして正しく見ると事態は違うのである。あのボールをマギヌンが取るとは普通ならばなかなか考えられない。それを小川は前へ走り、詰めていた。小川の無駄走りになる確率が高いと敵も思ったのではないかというところを、全速力で。こうだからこそ、小川はドフリーになれたのだと、僕は思った。
「無駄走りができない奴は、良いサッカー選手にはなれない」
「特にゴール前への無駄走りは肝心。それができないFWは、大局観のないとろい奴である」
「FWはとにかく前へ詰めろ。ゴール前ではいつも、何かが起こる」
これらすべて、サッカー競技とその点取りというものの最大のセオリーである。そして同時に、日本人の苦手な点であるとも、僕は思う。計算に強い日本人は、「何が起こるかわからない」ということなど、計算に入れられないのではないかと、僕はよく思うのだ。「組織としても個人としても計算しつくした点ばかりを狙い過ぎて、みすみすシュートチャンスを逸している」とも。
MFである小川は、このセオリーを実行できるからこそ得点もアシストも多いのだと、改めて思った次第だ。得点7、アシスト6の合計13という数字は、トップであるトゥーリオの9の4と並んだ。12日の投稿にも述べたとおり、この数字3,4位には外国人2人が並んで、5位が鹿島・小笠原の5の5である。ちなみに日本では、アシストの評価が得点に比べて著しく低いと思う。今日のマギヌンのアシストなどは、小川の得点と同等の価値があるはずではないか。

グラ・サポーターの皆さん。ご同慶の至り。小川佳純はトゥーリオや小笠原と並ぶ選手になった。これが、ルーキーイヤーの昨年の8月25日、大宮戦でJリーグ・デビューしたばかりの選手なのだから、近頃なかなか出ないようなアスリートだ! こんな急成長は珍しいことだから、才能があるのはもちろんのこと、優れた頭脳を有していて、ピクシーの語ることをそのまま理解できるのではないだろうか。よって、これからも嬉しい悲鳴をどんどんあげさせてくれるだろう。
 
ところで、投稿の割りにあいかわらずコメントの少ないブログだねー。「聞いて、聞いて」ばっかで「聞いたよ、こう感じた」がないんじゃ自分勝手だぞー!
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