明日深夜、いよいよバーレーン戦。ここで下手をすれば、たとえ最終的にはワールドカップに行けたとしても、アジアから日本へ払われてきたリスペクトが地に落ちることでしょう。日本相手に対戦国が前のようには緊張しなくなっていくということです。アジア最強であり続けたければ、勝たなければいけないゲームです。
さてサッカー友人にこういうメールを書きました。
【 いよいよ明日深夜ですね。憲剛と長谷部の2ボランチに、玉田、松井、遠藤、俊輔か、玉田、大黒、松井、俊輔かみたいですね。僕は後者で行って点を取り、後半は前者でキープと、それがベストと思います。稲本は止めたほうがよい。走れないし、いつも前へ行きたがりすぎて、危険です。
問題は早い段階または前半に点を取れるか否か。「今点を取るぞ。みんなで詰めろー!」と、思い切って押し寄せる時を何度か作ること。その時に5人ぐらいが誰もサボらずゴール前に詰めつつ、こぼれ球を逃さない位置、体勢がとれるかどうか。これだと思います。セカンドボールへの誰かの長距離シュートを合図に、詰め直しも大事でしょう。こういうときに「ここにカウンターが来るかも」なんて考えていたらだめ。長谷部か憲剛か 1人を残してみんなゴールに詰める。 】
そして、もう1人の友人に書いたものも。
【 良い選手を寄せ集めただけなら、「組織」した場合の3分の1も力が出ない時さえあるというのが、チームスポーツ。今の日本、サッカー特有の「偶然のように見える点の入れ方」を「教え」られないような監督だったらアジア敗戦もありえますよ。バーレーンとの前の敗戦での敵得点だって、「偶然のように見える」だけで、あれにも半分必然が入っていると僕は思っています。敵が「あそこに詰めていた」ということがあるでしょう。強いチームはあーいう得点が多いもの。日本人は「見え見えの必然得点」しか狙っていないように僕には見える。ところが「得点名人とは、ボールが寄ってくるように、何故か良い場所にいるもんだ」ってね。 】
上はこういうこと。チャンスに皆に合わせて必死でゴールに詰めない前の方の選手は使わない方がよい、味方がシュートを打つ前にただ立っている選手ならやはりだめ。つまり「こぼれだまの得点をいつも狙っている選手」でないといけないということです。日本はなまじっかボールキープができるし、ゴール前のショートパスも結構通せるから、アジア勢に対しては特に「確実な得点チャンス」を狙いすぎてシュートコースがあるのにパスで逃げて、チャンスを失している。サッカーの得点では、こぼれだまの得点、こぼれだまからの味方パスによる得点、つまり綺麗でない得点のほうが多いぐらいだと言いたいんです。これさえやっていれば、アジアで日本に勝つチームなんていないと思います。
こういうことを北京五輪の反町監督は口をすっぱくして語っていたけど、岡田監督はどうなんだろうか。実は不安なんです。どうも彼の攻撃指導は信用が置けなくなった。まさかそんなことは確率が少ないと思うけど、明日だめであれば解任したほうがよいと思います。
さー徹夜して、それが無理なら目覚まし時計で起きだして、観るぞー!