先程、古い過去ログにこんなコメントを付けさせていただきました。『2011年11月15日 | 国際経済問題』として掲載した『日本5大銀行、「国債売買が収益源」? 文科系』というエントリー拙稿に。この視点は今なお、このコメントのように世界政治の中心テーマであると確信するものです。当時の中日新聞ニュースから取ったエントリーでしたが。
【 このエントリーの人気 (文科系) 2014-03-12 13:12:04
このエントリーはなぜか、ずっと深く靜かな人気がある。当ブログ歴代ベスト10にずっと度々顔を出してくるからだ。掲載以来2年数か月もたっているから、検索でヒットしてアクセスして来た数のはずだ。どんな語にヒットしてくるのだろうかと、時に不思議に思う。
が、とにもかくにも、このエントリーほど現代世界を正しく見るのに大切な視点はないと僕は考えている。世界を動かす、99%の人々を支配する1%のなかのさらにまた中核人物たちが行うマネーゲーム(の馬鹿正直な告白)が中心テーマだからだ。
『(日本五大銀行)各グループが保有するギリシャやイタリアなど欧州債務国五カ国向けの国債や貸し出しなどの投資残高(九月末時点)は約二兆円。欧州問題への警戒感は強く、今後も推移を見守る姿勢を示した』
今現在で言えば、以下の全ての情勢にその「国債や為替の空売り等震源地」として関わっているはずだ。あのギリシャからさえ「今が好機」とばかりに、金をむしり取っていたのだから。それも、日本五大銀行の2兆円が空売りの見せ金だとしたら、その25倍ほど50兆円の大きな勝負が出来るはずの金額という規模である。シリア、ウクライナ、ベネズエラ、アルゼンチン、そして以下のちょっと前から始まった情勢にも。
「アメリカが金融緩和を引き締め始めたから、『新興工業国からマネーが引き始めた』」
これらは、ブラジルなどブリックス諸国に加えて、トルコ、南ア、アルゼンチンなどが含まれていると確信している。
これらにはすべて、日米と欧州の金融が時に連携して関わっているはずだ。物の輸出で負ける先進国は、勝った国から金融で巻き上げざるをえないという理屈である。近く特には、ウクライナを通じてロシアからの巻き上げが要注意であると言いたい。安倍政権が何かしきりにロシアに向けて怪しげな動きをしているらしいから、日本の銀行が何かの画策を図っているのかも知れない。こういう事を通じて、安倍政権念願の「北方領土」を進めたいのかも知れないし。斎木(外務次官)だったかまで、ロシアに出かけたらしい。石油、天然ガスなども含めた輸出が好調で現金をもっている国が国際金融資本に狙われるということだろう。】