右翼ナショナリズムが世界的に栄えている。トランプ、アベ、プーチンは皆それに乗って来たのだし、イタリア、トルコ、ハンガリー、イギリスなどもそうだろう。この「思想」をその温床から考えてみることは、そんなに難しいことではない。
①ここ30年ほどの新自由主義「暴力」世界で食ってきた人々を支える伝統的価値観、思想は存在しないから、それが生み出されねばならなかった。その要素は以下のようなものだ。
②まず、新自由主義の社会ダーウィニズム的弱肉強食暴力は暗黙の前提とされている。どの国でも、税の再配分機能を前提とする基本的人権は縮小して良いとされ、強者は独力でそうなったと、その報酬も独力で得た自然なものと観られるようになった。
③経済の世界化に対して、愛国、国の伝統への正当化も含んだ回帰の形も生まれる。同時に、それぞれの愛国の古い部分を修正、強調して、民主主義抑制への防波堤とする。イスラム回帰、ボストンティーパーティー回帰、「2019年こそ絶好機」とする皇室回帰・帰一などなど・・・。一国の弱者たちの一部相手に、これが世界(の暴力)から守ってくれると主張し、信じさせる政治勢力が力を増してくる。
④こういう思想の特徴は常にこれ。世界(人類)が欠けることと、自国をも近代世界史の中で観られねばならぬという点が欠けることである。このように考える時間空間が狭いのは、今の為政者らの自分が直接間接に依って立つ新自由主義的暴力をまともに観ないという意味でも偏っているということ、つまり非科学である。
ちなみに、新自由主義的暴力が暴力であるゆえんは、どれだけ保護主義を唱えても、金融自由化だけは手放さないというトランプの身勝手さによって証明される。物貿易でもうける国と、英米のように金融でもうける国との世界的立場は今や全く反するのに、それが自由主義の下に同居する奇妙な時代なのでもある。
弱小国には、国連がどんどん資本提供すればよいのだ。そして、金融で他国からもうけることなど禁止すればよいのだ。日米英はいっぺんに没落するだろうが。リーマンの後、あれだけ話し合ったのに、金融規制はまた元の木阿弥である。これが現世界の諸不幸の元凶。
①ここ30年ほどの新自由主義「暴力」世界で食ってきた人々を支える伝統的価値観、思想は存在しないから、それが生み出されねばならなかった。その要素は以下のようなものだ。
②まず、新自由主義の社会ダーウィニズム的弱肉強食暴力は暗黙の前提とされている。どの国でも、税の再配分機能を前提とする基本的人権は縮小して良いとされ、強者は独力でそうなったと、その報酬も独力で得た自然なものと観られるようになった。
③経済の世界化に対して、愛国、国の伝統への正当化も含んだ回帰の形も生まれる。同時に、それぞれの愛国の古い部分を修正、強調して、民主主義抑制への防波堤とする。イスラム回帰、ボストンティーパーティー回帰、「2019年こそ絶好機」とする皇室回帰・帰一などなど・・・。一国の弱者たちの一部相手に、これが世界(の暴力)から守ってくれると主張し、信じさせる政治勢力が力を増してくる。
④こういう思想の特徴は常にこれ。世界(人類)が欠けることと、自国をも近代世界史の中で観られねばならぬという点が欠けることである。このように考える時間空間が狭いのは、今の為政者らの自分が直接間接に依って立つ新自由主義的暴力をまともに観ないという意味でも偏っているということ、つまり非科学である。
ちなみに、新自由主義的暴力が暴力であるゆえんは、どれだけ保護主義を唱えても、金融自由化だけは手放さないというトランプの身勝手さによって証明される。物貿易でもうける国と、英米のように金融でもうける国との世界的立場は今や全く反するのに、それが自由主義の下に同居する奇妙な時代なのでもある。
弱小国には、国連がどんどん資本提供すればよいのだ。そして、金融で他国からもうけることなど禁止すればよいのだ。日米英はいっぺんに没落するだろうが。リーマンの後、あれだけ話し合ったのに、金融規制はまた元の木阿弥である。これが現世界の諸不幸の元凶。