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憲剛賛歌として   文科系

2018年12月12日 11時48分59秒 | スポーツ
 川崎2連覇で、中村憲剛の株がますます上がっている。38歳にして、この活躍! 本当に凄い選手だと思う。外国には出ていないが、ヒデに匹敵する選手と述べたら、言い過ぎになるだろうか。いや、ならないと思う。憲剛は外国から学んだのだ。なにしろ、彼の成長期の最大師匠が、川崎の基礎を作ったに等しいジュニーニョなのだから。
 以下は、約10年前の当ブログ拙稿だが、南アW杯が終わって初めてのパラグアイ戦で見た香川との鮮やかすぎるコラボ得点光景を中心に書いてある。賢くって、敏腕だと僕が評価してきたサッカーライター木崎伸也曰く。
『一瞬のプレーに、日本サッカーが目指すべき方向性が凝縮されていた』

【 「日本サッカー・希望の星」と、ザック監督など(1)  文科系 2010年09月17日 | スポーツ

 新生ザッケロー二代表の対外戦が、もうすぐだ。10月8日にはアルゼンチン戦、12日には韓国戦がある。折しも日本は、この15日発表の9月世界順位で30位に上り、更に上昇していく要素も多い。そんな今「日本サッカー希望の星」としてまずドイツはドルトムントで早くも「エース格トップ下」に抜擢された香川真司(21)を語り、合わせて新監督ザッケローニなどにも、資料を掻き集めて触れていきたい。

 僕はW杯の代表総括で、6月30日のここにこう書かせていただいた。
『最後に今後の攻撃、点取りの方向である。「人もボールも走るサッカー」とは、オシムの造語だ。そのオシムは、この「人もボールも走るサッカー」の基礎を教え、これを攻撃法、点取り法にも適用しようとした矢先に倒れた。そのオシムは今、こう述べている。そういう日本的サッカーの確立には、もっとスピードのある選手を発掘すべきだと。技術的スピードは日本にはある程度の水準があるのだから、瞬発走力としてのスピードのことなのである。例えば、岡崎やオランダのロッベンのような。岡崎の大化けの原因は「走り出しで勝負」にあるのだし、ボールを持って走り出したロッベンは止められないというようなものだ。今や世界的強豪クラブのエースと言われる選手ならば、ロッベンのような選手か、メッシやジダンのようなターンなど技術的スピードに特に優れているか、どちらかである 』
 次に、新生代表パラグァイ戦から、守備の要・細貝萌に次いで、新エースと呼ぶに相応しい香川真司の点取りをここでこう、評させていただいた。
『 次いで目に付いたのが、香川だ。同じMFの本田より、現時点で既に良いと思う。日本人が弱いシュート力と人並み外れた技術的スピードとの優秀さは既に同格で、違いはここ。本田の強みが体全体の強さであるのに対して香川には絶対的スピードがあり、このスピードに乗ったシュート技術なども日本人離れしているのではないか。タイプとしてはブラジルのカカーかな?』(サッカー代表、パラグァイ戦雑感 9月06日)

 さて、これと同じ香川への評価を、パラグァイ戦得点をアシストした中村憲剛が、スポーツグラッフィック・ナンバー最新号でこう語っている。ちなみにあの得点場面を再現描写しておくと、こんな感じだったろう。
 敵ゴールに向かってやや左30メートルほどにいた香川が、その右横のゴール正面25メートルほどにいた憲剛にボールを預ける。と同時に、するすると右斜方向のゴール正面へと走り込んでいく。初めはゆっくりと、そしていきなり全速力で、ゴール正面のDF数人の中へ走り込んでいく勢い、感じだった。そこへ憲剛のスルーパス。3~4人の敵DFの間を縫うような速く鋭い、長めの縦パス・アシストである。香川はスピードを落とさずにこれを、ワンタッチコントロールから右足シュート。
 憲剛の「表現」を聴こう。
『ああいうのは、センスだよね。実は真司が初めて代表に来たときから、2人で今回のようなプレーをしていたんだ。走っているあいつの足元にパスを出すっていうね。真司の特徴は、動きながらボールをコントロールできること』
『日本代表もパラグァイ戦のようなプレーができれば、もっと楽しくなるんじゃないかなと思う。あれだけ人が密集していても、2人で崩せちゃうんだから』

「あれだけ人が密集していても、2人で崩せちゃう」、憲剛は簡単に語っている。が、相手は世界15位。ブラジル、アルゼンチンの点取り屋を日頃の相手にしてきたDF陣である。上記の得点に二つの超難度技術が必須であったのは明白。一つは憲剛が述べているように「動きながらボールをコントロールできる」選手だが、その直ぐ後で憲剛は「まだ日本には(香川以外は)ほとんどいない」とも語っている。そしてこの必須要素の今一つは、上の表現で言えば、これ。「3~4人の敵DFの間を縫うような速く鋭い、長めの縦パス」。敵ゴール前にこのようなスルーパスを進められる選手は、憲剛の他には長谷部しか僕には名前が挙げられない。2人ともいないときの代表が「敵ゴール40メートルほどに迫ると、横パスばっか」となるのは、そういうことだと理解してきた。

 こうして、結論。これはナンバー同号同記事の冒頭の表現であって、憲剛・香川によるこの得点への評価として、僕も大賛成。木崎伸也の文なのであるが、分析力、表現力も含めて、優れたスポーツ記者だと思う。
『一瞬のプレーに、日本サッカーが目指すべき方向性が凝縮されていた』
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「よたよたランナーの手記」(239) ランニングは科学だな!  文科系

2018年12月12日 11時06分41秒 | スポーツ
 今回の走法改善と、そこから分かったことを改めてきちんと書き留めておきたい。59歳の2000年にランニング入門したほぼその当初から不整脈があったから心拍計を付けて、これを観ながら走ってきたのだが、その威力がこれほど大きいものだとは今にして改めて大きく分かった気がする。
 ちなみに、この不整脈は後に慢性心房細動になった。あらかじめ、そうなったら即カテーテル手術と決めていたから、2010年に手術。1回目は間もなく再発して、もう一度やって完治した。上手く行けば根治療法なのである。このことの次第も、この手記に書いてある。
 昔から自転車をやって来た僕は、心拍計も付いたキャッツアイのサイクロコンピューターを使ってきたのだが、その案内パンフレットに「心拍数管理によるトレーニング」という解説がこのように書いてある。

『同一人についていうならば運動レベルと心拍数はほぼ比例関係にあり、・・・したがって心拍数を設定してその心拍数を維持するように運動するトレーニング方法は科学的なトレーニング方法であり、一般の人の健康増進から一流選手のトレーニングまで広く応用できます』

 さて、今回の前進の知恵も心拍計を付けて走ってきたからこそ分かったことである。なお、今は、キャッツアイ・サイクロコンピューターとともに、エプソンのリスタブル・GPSウヲッチも活用している。これだと、心拍数関係以外に(平均)ストライドや、今の速度などが分かるから、その分年寄りランナーへの助っ人が増えることになった。以下の①~③も、この時計がなければ得られなかった知恵だろう。

①フォームが悪かったり、自分の身体に合っていなかったりすると、持続できる最高心拍数より10以上も少ない心拍数でしか走れない。それ以前に少ない心拍数で疲れてしまうのである。

②その「僕の今の身体にあった」フォームだが、ピッチを170以上と大幅に増やして、ストライドは抑えて走ることで得られるもののようだ。これで、③の変化がおこったと、今は考えている。

③ピッチを急増させることは、ストライドを抑えているつもりでもこれを伸ばすことになっていく。左足着地時のブレーキがなくなった分、スピードに乗っているからだと考えている。これがあるから、①が起こったのではないか。

 この結果が、現在77歳の身体に起こった今回の成果である。
 前立腺癌治療前の16年春の記録にほぼ戻ってきた/strong>。持続心拍数160ほど、一定持続最高時速10・5キロほどにも。そして、キロ6分、つまり10キロを1時間で走れる見通しが出てきた。昨日の外走りでは、後半の3キロをキロ6分4秒で走れた。 こういう復活は、59歳でランニング入門した身にとってはとても嬉しい話になる。この体力が、孫との付き合いや毎日のこのブログ書きなど、僕のいろんな活動を支え続けてくれるのだから。
コメント (3)
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