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不思議な鹿島、レアルにも勝利?   文科系

2018年12月16日 14時16分33秒 | スポーツ
 鹿島の対メキシコ・グアダラハラ戦勝利は、僕にとっては実に不思議なもの。前半と後半とが違うチーム同士の戦いに見えたのだから。

 前半の相手は、というよりも相手の繫ぎ攻撃能力が、とにかく強かった。守備も、個人技能は素晴らしいものがあった。鹿島の選手たちも後で「(その強さに)驚いた」と語っていたようだが、鹿島ゴールキーパー・クォスンテの美技連発がなければ、前半で勝負あったというゲームだ。

 それが、何故3対2になったのか。一言で言えば、個人能力対組織能力の違いで、後者が勝ったということだと思う。特に、ゴールキーパーも含めた組織的守備能力の差ということだろう。
 その鹿島が、後半には組織的攻勢をかけ始めた。まず4分に左の土居カウンター走り・クロスに、中央で永木が合わせて1点。キーパーのロングフィードにセルジーニョ・土居・永木と渡った目にも止まらぬ速いカウンターだった。次が24分、土居が取ったPKをセルジーニョが決めて1点。

 最後は途中出場した売り出し中の19歳安部。敵ゴールに向かって左コーナー辺りから右やや後方に折り返した安西のマイナスパスをちょっと中に持ち込んで、左斜め45度よりももっと外から、ファーサイドより高めに曲がるシュートを決めて見せた。ご本人も曰く、「あんなシュートは滅多に決まらない」だったが、これが得意な人物を僕は知っている。今や香川を押しのけて代表10番の顔が似合ってきた中島翔哉だ。と、まー、そんなシュートが決まって3点。

 さて、ゲーム後のメキシコ選手たちの声の多くがこういうもの。「未だに、何が起こったか分からない」。そりゃそうだろう、あれだけ攻めて1点で、後半瞬く間に3失点では、そんな声が当たり前だ。個人個人から見たら、誰1人として対面相手に負けたという実感は最後までなかったはずなのだ。
 これがサッカーというものなのだろう。単なる個人能力よりも、組織的(個人)能力こそが大事という。そしてこの事こそが、今南米などが低迷している理由なのだと思う。16年に南米チャンピオンが鹿島に負けた。15年には広島が0対1と南米勢を追い込んでいた。

 現在の世界サッカーでは、カウンター対策を含めて、組織的守備が勝負を決するゲームが多いのだと思う。こんな時代こそは、日本勢の出番だと言える。
 レアル相手にもまたひょっとすると? なんせ、一昨年と違って、クリロナはいないし、このチームちょっと弱くなっている。
コメント
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