今夜NHKで、世界注目ゲームが観られる！ 文科系

　昨夜、世界のサッカー雀の間で今話題のクロップ・リヴァプールが、モウリーニョ・マンUに３対１で勝った。シティを押しのけ相変わらずプレミアトップの座を守り続けているのである。このゲームが、今夜NHK衛星第一で観られる！

　世界サッカー界のちょっと古いナンバー１監督と最新式ナンバー１監督との対決なのだから、興味が尽きないゲームである。と言うと、ペップ・ファンからはこんな抗議があるだろう。「ペップこそナンバーワンだぞ！」。がそこは、直接対決ではクロップが勝っているということで、是非我が説をご理解願いたいもの、と、そう申し上げておく。去年のCL勝利や、今年の直接対決ドローのことを言っている。かくして今年のリバプールはリーグ戦は未だ無敗。それでいて、CL死のグループ敗戦の瀬戸際もなんとか突破して見せた。このチーム、繋ぐ強豪には強いのに、時々ポカをすることがあるのだ。

　さて、繫ぎばかりを観て、組織的潰しを観ない日本のサッカーファンには、是非お勧めしたい今夜放映のゲームだ。何せ今のクロップは打って変わって、１７ゲームで失点僅か７。これを原動力にして、プレミア首位を守っているのだ。こういう戦い方は、日本では鹿島、川崎がお得意とするところ。鬼木、大岩などこの両チーム関係者も最も注目しているチーム､ゲームだろう。
　去年ＣＬ２位に躍り出たその賞金などを費やしてさらに選手層を厚くし、さらに力を伸ばしているこの世界注目チームのゲームをＮＨＫがやってくれるなんて、感謝感激雨あられ！

　NHKさん、今後も頼みます。日本のスポーツマスコミは野球ばかりで、もう僕はうんざりしているから。サッカーサイトにも、野球の記事がどんどん載ってくるのに、その逆はほとんど無いのだし。昨日日曜日の新聞でも、それもスポーツ新聞でさえ、鹿島の世界クラブカップ勝利を扱った記事がどこにあったっけ？　事ほど左様に、日本マスコミはまるでサッカー人気の増大を妨害しているとしか思えないのである。

　サッカーファンの皆さん、新聞、特に日本のスポーツ新聞はもう取る事を止めようではないか。そして、今夜のように世界の注目ゲームを時折放映するNHK企画をこぞってテレビ観戦することによって、大いに支援し、放映を増やしていって貰おうようではないか。

愚かな、セレッソ（２） 文科系

　１１日にもこれと同名のエントリーをここに書いたが、セレッソ・フロントは本当に愚かだ。ユンジョンファンを切って、ロティーナを入れた。ユンジョンファンの高い力量を全く判断できないのだろう。この監督にそんな評価しかしなかった？？　また、ロティーナが、一定実績あるスペイン人監督と言うだけで、取ったのではないか。Ｊ２の６位という実績と、磐田との戦いを観れば分かるように、相手対策だけで生きてきた監督と分かりそうなものなのに。

　さて、ユンを切ったことによって選手たちが造反したと僕は考えているが、この推察が事実ならば、なおさら馬鹿なフロントである。
『選手らの意見を聞かずに、自分らの判断だけで監督を替えることに決めた？？』

　来期のセレッソは、まず何かのカップなど到底取れない。それどころか、今期の順位も守れずにあわててまた監督交代というのが関の山だと、断言したいほどだ。あれだけ良い選手を輩出するクラブがどうして長く勝てなかったのかは一つの謎であるが、近年のサッカーで最も大切な監督の組織力量というものがここのフロントには見えないということだろう。でなければ、金をどれだけ積んでもユンを手放すなどということは起こりようがなかったはずだ。

　それもこれも、日本のフロント、サッカー界が「スペイン」という名前だけを高く評価しすぎて来たからである。このことでは近年の日本は、馬鹿馬鹿しい限りというほどに。アレッティはともかく、バルサとレアルは、他のチームを犠牲にした放映権料二人占めで世界的選手を取ってきたというだけの成果ではないか。バルサを観る場合に、そういうことも考えなければいけないはずだ。こんな歴史の国でちょっと成果を上げただけのロティーナがなんぼのものかと言いたい。この体制に反逆するように立派過ぎるほどに立ち上がってきたアトレティコ・シメオネなら話は全く別なのだけれど。
　
　来年のセレッソは、後半になったら特に降格争いである。セレッソは、日本人監督をなめている割に、スペイン事大主義である。情けない。