九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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78歳のクラシック・ギター   文科系

2019年07月13日 12時41分25秒 | 文芸作品
 人になど到底聞かせられない下手な1人習いを経て、定年退職後に先生について16年になったクラシックギター。先日29日の発表会の出来も、かなり酷いものだった。フランシスコ・タレガばかり、「プレリュード10、11番」「エンディーチャとオレムス」「ゆりかご」を弾いたのだが、右手指が固まって弦に指がかからなかったり、逆に親指などは時に強くかかりすぎて音が割れたり。でもまー最後まで弾き切ったから、それなりに満足している。今では、心の弱さもさらけ出すのが発表会と心得て参加している。

 こういう僕のギターにも、ただ二つの取り柄があって、これが意外に大きいことと近年ますます気付き始めた。一つは、今でもランニング10キロが出来る有酸素運動能力がギター生活にも生きていること。そして今一つが、大好きな曲、今で言えば大小26曲ほどを暗譜している暗譜群を持っていること。この二つの意味が、年を経るごとに大きいものになってきた。

 有酸素運動能力は、あの不自然な姿勢で行うハードな長時間練習に耐えられるということ。今でも、2時間弾き続けても何ともない身体だから、まだまだギターを楽しめることになる。有酸素運動能力とは換言すれば、活動年齢を延ばす能力と言って良いと思う。

 暗譜群の方は、年々取捨選択を重ねつつ、月に3~4回り弾いて保ってきたものだが、暗譜しているから下手なりに好きな曲をあれこれと自由に弾き回せるということ。長年定期的に弾いてきた曲だから、目を閉じていても弾けるというようなもので、まーとても幸せである。この年齢で月に3~4回り弾くだけではどんどん傷も増えて、下手にもなっていくけれど、1か月も弾き込めば発表会の曲に出来るものばかりということでもある。
 そればかりか、この暗譜群に連なっていてここから過去に落とした曲の暗譜を復活させることもこの年齢で可能だと分かった。タレガの「マリーア」とか、バリオスの「郷愁のショーロ」とかがそれに当たり、これらは発表会でも弾くことになったもの。この2曲などは、「僕には難しすぎる。これを発表会で弾ける時が来るとは到底思えない」として、暗譜群から落とした曲なのである。

 このようにずっと暗譜に拘ってきたせいなのか、今でも、大変な苦労をしても、新しい曲を覚えることが出来るのである。タレガの「ゆりかご」やリヨベートの「アメリアの遺言」が、最近覚えて暗譜群に加えた曲である。

 こうしてつまり、この暗譜群と有酸素運動能力によってこそ僕のギター人生もまだまだ続けていけるという、そんな感じの幸せだ。

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選挙判断もグローバリズムで!   文科系

2019年07月13日 10時01分01秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 選挙の判断にも、グローバリズムが不可欠な時代になっていると思う。日本の死活問題も今や、基本的には国連レベルでしか解決できないものばかり。こういう世界情勢に対して、自公政権は、国連を無視しているアメリカへの従属を強めるばかりで、そのしわ寄せが国民に行っている。それが、国民1人当たりの購買力換算GDP世界順位の史上希な下落となって現れている。前世紀末には一桁台前半であったその順位が、今や31位なのだ。対するにお隣の台湾が16位で、32位の韓国にも間もなく抜かれるだろう。ちなみにこれらすべて世界機関のIMF発表から採った順位、数字であり、この間の日本は一体何をしていたのかということだ。

 ひとつに、そもそも今の世界の膨大な失業者数とか、不安定労働者、低賃金、有効需要の世界的喪失などは、アメリカの横車によって国連金融規制が全く進まなかったから起こったものだ。日本もそのアメリカと同じ野放しの金融立国の道を歩んで来たからだ。日米の物作り後退は、これによるところが大きく、金融による短期金転がし世界では人の職業など減らされていくだけである。

 また、アメリカが先頭に立って作る「軍拡世界」という問題がある。物作り一般がダメになって経済の半分は軍事に頼っていると言われるアメリカは、その輸出のためにもあちこちで争乱を起こし、敵を作り、戦争を起こしていると言える。元々、輸出品が兵器、ITや金融商品ぐらいしかなくなっている国なのだから。日本はその兵器輸入も含めて軍事拡大を急がされるばかりであった。

 憲法9条改訂も今や、日米安保条約がその原動力になっている。集団安保解釈改憲も、トランプの例の言葉「アメリカが攻撃されても日本人はそれをソニーのテレビで観ているだけ!」が示すように、何よりも米国の要求に応えるもの。安倍は、対米イエスマンである以上に「9条改訂が趣味」と自民党内部でも知られているお人ではあるが。ただ、今朝の新聞にこうあったように、アメリカは日本の参院選結果を待っているようだ。
『日本参加 性急に求めず 米当局者 イラン沖有志連合で』
 「性急には求めない」? 求めるのが当たり前という書き方に思えるのは僕だけだろうか。すると、日本はイランと戦争? ベネズエラとも? そしていずれは米中衝突の最前線部隊?


 安倍はこれらすべてに「イエス」というお人である。その上で言うのだが、トランプに対するあの卑屈な態度は一体どこから出てくるのか? スノーデンが暴露したアメリカ世界盗聴網は、ドイツ・メルケル首相の私的電話さえ盗聴して来たと暴露されている。安倍の盗聴など容易いものだったろうなどと、考え込んでしまうのである。モリカケ、基幹統計など嘘と誤魔化し、隠蔽が多いお人と示されてきたから、脅しの材料など事欠かないはずだ。だからこその長期政権!
 顧みれば、福田康夫も鳩山由紀夫も、その政権をアメリカに潰されたのではなかったか。国民が選んだ政権がアメリカに潰される、情けない国、国民だと思うばかりだ。
コメント (13)
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