米英のイラン戦争挑発が凄まじいものになっている。まず、アメリカがイラン核合意から一方的に抜けると宣言して実行し、それゆえにイランが合意を一部踏み外し始めたのは、先ずアメリカが悪いのだ。ましてやこのイランの行動を理由にイラン制裁強化に踏み切るに至っては、英独仏中ロが合同会議を持ってイラン救済対策を検討したというほどに、さらに酷い乱暴狼藉と言って良いだろう。しかるに、イランへのこんな戦争挑発が、さらに深刻になっていくのである。
こともあろうに、イラン救済対策会議の一員であったイギリスが、イラン原油をシリアへ輸送している真っ最中の超大型タンカーに特殊部隊をヘリコプターから乗船させて、これを強奪してしまった。「シリアへのEU設定制裁行動の一環」というのが伝えられた理由なのだが、独仏中ロが全く納得しない完全な対イラン戦争挑発と言える。イランが「イギリスの海賊行為」と怒りの声明を発表したのも無理はないのである。
アメリカはさらに、対イラン戦争参加有志国を募り始めた。サウジとUAEがすぐに応えたようだが、他の小国は二の足を踏んでいると聞く。イラク戦争とシリア内乱で関連死含めて150万人などと言われてきたから、またぞろそんな戦争の最前線に立たされてはかなわないと思うのが、イランと同じシーア派がいる国などでは特に自然な感情だろう。ちなみに、ちょっと前のアメリカは対ベネズエラでも近隣諸国に有志参戦を呼び掛けていた。これには、コロンビアでさえが反対して、ご破算になったようだが。さらにちなみに、イランは石油埋蔵量世界4位の国、ベネズエラは1位の国だ。
さて、これら一連の対イラン英米行動は、一体何事なのだろう。どういう理由でこんなことが可能なのか。なんせ、これでもかと、相手を何度も何度も、挑発しているのである。一片の正当な理由もないこの戦争挑発は、あたかも嘘の大量破壊兵器でイラク戦争を始めたあの狂気と同じものを感じざるをえない。
さて、ここで戒めとして再びイラク戦争への安倍の賛成語録を再掲しておこう。こういう呆れた頭脳、腐り果てた倫理観によってのみ、今回のイラン戦争(挑発)も納得ということになるのであろうというわけである。以下は、生放送?で端無くも示されてしまった、爆笑問題の太田君と安倍とのやり取りである。
話は、日本国憲法前文の「日本国民は・・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、(われらの安全と生存を保持しようと決意した)」を読み上げた安倍が、これを否定して見せた所から始まっていた。これを「他力本願ですよ、ベトナム戦争、イラク戦争など戦争はいっぱい起こっているのに・・・」と切って捨てた発言をしたことによって、以下の討論が始まったのである。
安倍「イラク戦争は、日本は支持した。その判断自身は間違っていなかった」
太田「アメリカは、間違っていたと言っていますよ」
安倍「大量破壊兵器があるというその情報は間違っていたけど、戦争判断自身は間違っていなかった」
太田「間違った情報による判断が正しい? 人がボコボコ死んだんですよ!?」
安倍「そりゃ非常に残念ですが・・」
太田「残念!? 間違った情報でボコボコ殺されたんですよ!」
安倍「いや、大量破壊兵器がもしあったら・・・」
太田「なかったんですよ。可能性で戦争してもいーんですか」
安倍「そりゃそうですよ」
太田「あいつ人相危ないからで、殺してもいーんですか?」
安倍「そりゃ、苦しい判断がありますよ」
太田「苦しいのは死ぬ方ですよ」
こともあろうに、イラン救済対策会議の一員であったイギリスが、イラン原油をシリアへ輸送している真っ最中の超大型タンカーに特殊部隊をヘリコプターから乗船させて、これを強奪してしまった。「シリアへのEU設定制裁行動の一環」というのが伝えられた理由なのだが、独仏中ロが全く納得しない完全な対イラン戦争挑発と言える。イランが「イギリスの海賊行為」と怒りの声明を発表したのも無理はないのである。
アメリカはさらに、対イラン戦争参加有志国を募り始めた。サウジとUAEがすぐに応えたようだが、他の小国は二の足を踏んでいると聞く。イラク戦争とシリア内乱で関連死含めて150万人などと言われてきたから、またぞろそんな戦争の最前線に立たされてはかなわないと思うのが、イランと同じシーア派がいる国などでは特に自然な感情だろう。ちなみに、ちょっと前のアメリカは対ベネズエラでも近隣諸国に有志参戦を呼び掛けていた。これには、コロンビアでさえが反対して、ご破算になったようだが。さらにちなみに、イランは石油埋蔵量世界4位の国、ベネズエラは1位の国だ。
さて、これら一連の対イラン英米行動は、一体何事なのだろう。どういう理由でこんなことが可能なのか。なんせ、これでもかと、相手を何度も何度も、挑発しているのである。一片の正当な理由もないこの戦争挑発は、あたかも嘘の大量破壊兵器でイラク戦争を始めたあの狂気と同じものを感じざるをえない。
さて、ここで戒めとして再びイラク戦争への安倍の賛成語録を再掲しておこう。こういう呆れた頭脳、腐り果てた倫理観によってのみ、今回のイラン戦争(挑発)も納得ということになるのであろうというわけである。以下は、生放送?で端無くも示されてしまった、爆笑問題の太田君と安倍とのやり取りである。
話は、日本国憲法前文の「日本国民は・・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、(われらの安全と生存を保持しようと決意した)」を読み上げた安倍が、これを否定して見せた所から始まっていた。これを「他力本願ですよ、ベトナム戦争、イラク戦争など戦争はいっぱい起こっているのに・・・」と切って捨てた発言をしたことによって、以下の討論が始まったのである。
安倍「イラク戦争は、日本は支持した。その判断自身は間違っていなかった」
太田「アメリカは、間違っていたと言っていますよ」
安倍「大量破壊兵器があるというその情報は間違っていたけど、戦争判断自身は間違っていなかった」
太田「間違った情報による判断が正しい? 人がボコボコ死んだんですよ!?」
安倍「そりゃ非常に残念ですが・・」
太田「残念!? 間違った情報でボコボコ殺されたんですよ!」
安倍「いや、大量破壊兵器がもしあったら・・・」
太田「なかったんですよ。可能性で戦争してもいーんですか」
安倍「そりゃそうですよ」
太田「あいつ人相危ないからで、殺してもいーんですか?」
安倍「そりゃ、苦しい判断がありますよ」
太田「苦しいのは死ぬ方ですよ」