3日にもこのことを書いたが、5日の新聞でこれがさらに深刻になっていると知った。中日新聞の該当記事見出しは、
『米有志連合まだ30カ国 呼び掛けに同調広がらず』
この記事の内容はこういうものだ。
今のアメリカは国連無視を決め込んでいる代わりに自分が国連だというような調子で自己都合・利益による世界統一行動盟主という感じ。ここからがこの記事内容なのだが、今のその焦点が対イラン戦争、その有志連合呼び掛け。そこに世界から約60カ国を糾合しようと豪語してきたもの。しかるに7月19、25、31日と三回も国際会議を呼び掛け、参加国を募りながら、今の連合参加数は30カ国と発表したのである。それも具体的国名は明かさず、「各国の有志連合に対する関与の度合は異なる」とも自ら述べているから、本当の参加国数は案外怪しいものと観る。やがては、ムチもアメも総動員して辻褄合わせ程度には持って行くのだろうが、嘘の理由をでっちあげて世界を踊らせ、開戦したイラク戦争当時のような熱気は皆無と言える。
今年前半ベネズエラで米呼び掛けの「軍事介入」でも南米諸国に反対され、トルコとインドがロシアからミサイルを買うなど、世界の地政学的対立図式もずいぶん大きく変わってしまった。トルコはNATOで米の同盟国なのだし、インドは将来の米中衝突には欠かせない身方のはずだったのだ。それが、米軍ステルス機も打ち落とせるというロシアのミサイル揃えたというのだ。今沸騰している日韓問題でも、「韓国の中国接近」という影がつきまとっている側面を忘れてはならないだろう。
現代世界版「トゥキディデスの罠」に向けて、世界地政学的地図の大変換はさらに進んでいくはずだ。アメリカは日本以上の借金大国なのだし、金融が物作りをどんどん荒らしてきた結果として、兵器の技術力も著しく落ちているのだから。
これでは、将来の対中参戦有志国などとてもとてもということで、僕は少々嬉しかった。米中「トゥキディデスの罠」戦争(という嫌がらせ、脅迫をも含む)で、日本が最前線部隊の尖兵にされるのを恐怖するからである。
そう言えば、先日来日したイラン・ザリフ外相は、日本政府の対応にかんかんになっていたな。「日本とイランは友好国!」という顔で、実は対米追随ばかり語る面従腹背の応対が見え見えだったからだろう。これでは、安倍が外交でいくら金をばらまいても「米のポチ」が見透かされるばかり。日本もどんどん孤立していかねばよいのだが?
『米有志連合まだ30カ国 呼び掛けに同調広がらず』
この記事の内容はこういうものだ。
今のアメリカは国連無視を決め込んでいる代わりに自分が国連だというような調子で自己都合・利益による世界統一行動盟主という感じ。ここからがこの記事内容なのだが、今のその焦点が対イラン戦争、その有志連合呼び掛け。そこに世界から約60カ国を糾合しようと豪語してきたもの。しかるに7月19、25、31日と三回も国際会議を呼び掛け、参加国を募りながら、今の連合参加数は30カ国と発表したのである。それも具体的国名は明かさず、「各国の有志連合に対する関与の度合は異なる」とも自ら述べているから、本当の参加国数は案外怪しいものと観る。やがては、ムチもアメも総動員して辻褄合わせ程度には持って行くのだろうが、嘘の理由をでっちあげて世界を踊らせ、開戦したイラク戦争当時のような熱気は皆無と言える。
今年前半ベネズエラで米呼び掛けの「軍事介入」でも南米諸国に反対され、トルコとインドがロシアからミサイルを買うなど、世界の地政学的対立図式もずいぶん大きく変わってしまった。トルコはNATOで米の同盟国なのだし、インドは将来の米中衝突には欠かせない身方のはずだったのだ。それが、米軍ステルス機も打ち落とせるというロシアのミサイル揃えたというのだ。今沸騰している日韓問題でも、「韓国の中国接近」という影がつきまとっている側面を忘れてはならないだろう。
現代世界版「トゥキディデスの罠」に向けて、世界地政学的地図の大変換はさらに進んでいくはずだ。アメリカは日本以上の借金大国なのだし、金融が物作りをどんどん荒らしてきた結果として、兵器の技術力も著しく落ちているのだから。
これでは、将来の対中参戦有志国などとてもとてもということで、僕は少々嬉しかった。米中「トゥキディデスの罠」戦争(という嫌がらせ、脅迫をも含む)で、日本が最前線部隊の尖兵にされるのを恐怖するからである。
そう言えば、先日来日したイラン・ザリフ外相は、日本政府の対応にかんかんになっていたな。「日本とイランは友好国!」という顔で、実は対米追随ばかり語る面従腹背の応対が見え見えだったからだろう。これでは、安倍が外交でいくら金をばらまいても「米のポチ」が見透かされるばかり。日本もどんどん孤立していかねばよいのだが?