今日これから午後に、僕の年に一度のギター教室発表会に行ってくる。もっとも、長い断続的な一人習いから定年後に先生について18年目という腕前とて多寡が知れたものなのだが、現代ギターの祖とも言われるタレガ作曲になるアデリダとマリエタ、および古い映画主題歌で有名なヒマワリを弾く。ちなみにこのタレガは、彼の晩年に、有名なセゴビアが10代で出会い、教えを受けたというスペイン人。
このヒマワリは、難しい編曲なのだが気に入ったもので、発表会では2度目の演奏になる。僕は元々あがり症で、いくら練習を工夫しても自分の普段演奏力の5割出せれば良いと思っているのだが、なかなかそこにも届かないできた。まー、先輩方が残念ながら皆どんどん止めて行かれる中で、ランナーである強い身体でギターもなんとか続けられているというだけだが、とうとう80歳になってまた舞台に出るということで、ちょっと感慨がある。
ただ今年は、ちょっと易しい曲を選び、練習もいろいろ工夫したから、5割には届くかも知れない。こんな事が楽しみになる年齢があるのだ。