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八十路ランナーの手記(359)孫の水泳、信頼される幸せ   文科系

2021年07月07日 14時24分44秒 | スポーツ

 先月19日以来書いてなかったが、あまり書くこともなかったからだ。そんな時、高齢者定期検診で希望して胃と大腸の内視鏡検査をやった。大腸にポリープが4つ見つかって細胞を取り検査へ、うち三つの切除から一週間のラン禁止が出た。この暑さでランもちょっと不調だったので、この禁止はちょっと痛い。だけど、スポーツの幸せがこんなところで続いているというある報告をしてみたい。ここによく書いた孫のスポーツにずっと関わって来た、その幸せのことである。
 
 今小学5年生女の初孫とは、1歳の時から近辺半径1・5km以内の公園はすべて2人で征服し尽くすという生活をして来た。ジャングルジムや小ボルダリング壁などは全身の協調性や筋力発達によいのだし、そんな公園では「足裏全体で地面を強く叩いたその瞬間に逆脚の膝を素速く前に出す」という正しい走り方や正しいサイクリング法も教えてきた。その結果と独り合点しているのだが、ずっとリレー選手だし、二重跳び125回、後ろ二重70回とかの縄跳びが得意で、僕とのサイクリングは3年の時にはもう50㎞もなどというように育っていた。

 この子がある大きな子どもスイミングに5歳の頃から入っているのだが、去年4年生の10月にはそこの30級ある進級グレード1級を卒業した。その卒業試験が100m個人メドレータイム試験になるのだが、その一発合格の記録が1分54秒67。ちなみに、4年女子の卒業タイムは2分3秒で、中学女子でも1分58秒だ。ここまでの水泳に関わって重要な点はここ。去年の9月まで、週1回1時間の教室練習以外には、週3日3時間の育成クラスとか、特別授業などは何も受けてこなかったことだ。その代わり、テスト前の週には必ず僕と「テスト対策」練習で市営プールに行った。特訓というほどのこともなく、苦手だった平泳ぎタイム試験前などが2日、あとは大体1日で済んできたのは、日頃教室に一緒に通って見学しつつ彼女の欠点を正してきたからである。
 さて、この子が去年9月から週3日各1時間の育成クラスに入り、4級に受かった3年生の時から推薦されていた選手クラスに12月に入った。ここの選手クラスというのは、小学生から高校生まで20名弱が週3回以上、各2時間通って練習し、水連の大会などにも出る、まー部活のようなもんだ。ここに入る時には、娘も僕も本当に心配した。ずっと週1時間しか泳いでこなかった子が、いきなり週6時間も泳ぎ、ついていけるだろうかと。この不安を難しく言えばこういうことになる。
『これからは内呼吸、心肺機能を鍛えること中心になるのだが、これは時間がかかり、苦労も多い。ずっと週6時間以上泳いできた子ども達を相手にして、嫌にならずに、まず追いつけるまで、続けられるだろうか』
 僕がいまでもランナーであって、心肺機能の訓練法が分かるだけに、これは本当に不安だった。何よりも時間が掛かり、練習が苦しいのである。そういう練習を、ずっと前から居る小学生相手に「ずっと後ろから追いつくまでやっていけるだろうか」という不安だった。

 さて、12月の選手コース初めの数日、長く泳ぐとどんどん他から遅れていく彼女を観ていて、希望が一つだけ見つけられた。ボードキックなど脚だけ泳ぎではなんとか追いついていけるのである。欠かさず見学していた僕は1人密かに頷いていたもの。
「連続1分230回や二重跳び、後ろ二重跳びなど縄跳び名人で、加えるにサイクリング50㎞なんかが役立たないわけはなかったということか・・・」
 さて、でも、クロールやバタフライなどは、まず手腕で泳ぐのである。そのバタフライなど腕を曲げる時の使い方は悪いし、クロールもまた腕が伸びっぱなしで水がキャッチできていないから、プルが大甘になっている・・・。

 さて、その子が半年たった今はこうなった。50mのボードキックだけなら小学生で1番の子といつも競っているし、心肺機能鍛錬目的でなのだろうが主としてやらされてきたクロールはほぼ普通並みになってきた。よって、全体的泳力を測る200m個人メドレーも、まだ少々の差が付くだろうが、当面口を酸っぱくして言ってきた平泳ぎ、背泳のストリームラインを2人特訓で正せるならば、間もなく追いつけるはずだ。今までを振り返るなら、あと半年たてば十分に・・・!

 

 この年になって、自分のスポーツ好き人生がこんなふうに役に立つなんて、思ってもみなかった。なかでもここで最も大きい喜びはこれ。彼女が僕の指導を信頼していてくれること。「バタフライは泳げないし、平泳ぎとクロール以外は、爺の泳いだところ観たこと無いよね」「水泳なんてね、力学という理科の勉強の応用。頭を使いつつ上手な子を観察していればいくらでも指導できるよ」などと言いあいながらなのだ。教室の帰りに車のなかで「今度の日曜日、ずっと課題だった平泳ぎの脚を開かないように直しに行こうよ」などと彼女の方から言い出し、僕も喜んで市営プールに通うのである。バタフライの腕、バックの蹴り下ろし方、フリーとバックのストリームラインを崩さないように腕と脚とのタイミング修正、などなどまだまだ当面直さねばならない2人の課題は一杯だ。それもこれもすべて、先ず、いろんなスポーツ鍛えてきた僕の体が動けるからのこと。初老期以降は有酸素運動、大学時代からのサイクリングと59歳から始めたランニング様々なのである。

コメント (2)
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