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今の日本理想のサッカー、メキシコ戦  文科系

2021年07月26日 00時23分17秒 | スポーツ

 五輪サッカー、昨夜のメキシコ戦を端的に言えば、「こんな強い日本、観たことない!」。この言葉は、相手のメキシコ・マスコミもこの文末に示すとおりに、そう講評していたものだ。
 何が強いって、サッカーの基本として、「強い相手に、何もさせなかった」。その心は、たった一言、「球際で全部勝っていた!」のである。この点ではこのゲームの選手全員が殊勲賞である。

 僕は中でも先ず、FW林のチェイシング、相手ボール追っかけを押したい。最前線での相手ボール潰し、追っかけが厳しいと、後の皆が相手マークにしっかり付けるのである。このことではチームとして最大約束という意思一致があったらしく、「球際で闘え」というのが、ゲーム後に監督がゲームプラン第一としてあげた声だった。
 林の他にも「球際」の皆が光っていたが、CBでは板倉。流石にプレミア・マンCが取った選手だけのことはあるし、「MVPは遠藤!」とは、ゲーム後内田篤人の講評であった。このゲームの遠藤はとにかく凄かった。ドイツ1番となったデュエルでは絶大だったし、あの重そうな身体で意外にも走り負けないのには驚いた。

 得点について、観てみよう。
 1得点目は、右サイドで酒井が前に出した堂安へのスルーパスが良かった。堂安が余裕を持ってこれを受けられたから、中央での鋭い走り込みをよく観ることができて、久保へのギリギリドンピシャリのクロス。久保もあの早いクロスに、敵と競り合いながらよく決めた。
 2得点目は、左からスピードに乗った相馬得意のドリブル侵入からのマイナスクロスを止めようとした相手選手が1発PK。このPKは、VAL確認から出たものだったが、これによって取ったペナルティーキックを堂安がど真ん中に決めた。PKが出る程に、左ゴールポスト近くまでの相馬の侵入が厳しかったということだから、これは相馬の得点と言って良い。このプレー、相馬が最も得意とする形なのだ。これがあるからこそ、Jリーグを席巻して来た左サイド・三笘薫を押しのけて相馬がこの大事なゲームの先発を果たすことになったと言える、まさにそのプレーなのである。なお、ゲーム後の相馬はこのプレーについてこんな言及をしている。日本同士の事前ミニゲームで対面相手の酒井に教えてもらったとおりにプレーした、と。この件については、このブログの7月12日にエントリーがある。「五輪代表ミニゲーム、ワクワクしたある光景」がそれだ。

 相手メキシコも実に良いチームだった。ブラジルのように個人スキルが高く、ブラジルよりも組織的で、潰しも強い。が、日本がゲームの入りから激しく示した連携し合った潰しに、組織として後手を踏んでしまったというのが敗因になるはずだ。サッカーというゲームは、本当に怖いと改めて思ったものである。

 僕のこのゲームのMVPも、内田篤人と同じで、遠藤航である。こんなに強い上に速さもある日本人サッカー選手はかって観たことがない。同じドイツで尊敬さえされている同じ浦和の先輩日本人、長谷部誠からあらゆるものを吸収してきたに違いないのである。

 このチームがこの調子でやっていけば、優勝も夢ではないと、正夢になると、確信させてくれるようなゲームだった。ちなみに、サッカーダイジェストのサイトが、メキシコのあるマスコミのこんな講評を伝えている。
『フランスを4-1で一蹴していたメキシコにとっては手痛い黒星だ。メキシコの全国紙『MILENIO』はこの日本戦を速報で伝え、次のようにインプレッションを示した。
「終わってみれば、前半序盤の2失点が大きく響いた。日本はうまく試合に入れなかったメキシコを一気に押し込み、クボが巧みなショットで恐怖の一撃を放ってゴールをこじ開ける。それでも日本は手を緩めず、さらにメキシコからPKをもぎ取ったのだ。まさに極上の15分間と言えるほどの圧倒ぶりで、日本はこんなに強かったのか、と選手たちも驚いている様子だった」』

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