たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

つかの間の楽しいひととき

2016年05月07日 23時07分43秒 | 日記
 
 初夏の陽気になりました。昨夜一時ぐらいには布団に入ったのに、今朝は9時半ごろまで起き上がることができませんでした。お手洗いと、携帯のアラームをサイレントモードにするのを忘れてしまったために起きてしまったのとで三度寝しながらぐったりとしていました。連休のはざまの、2日と6日のぞっとするような出勤日の疲れが出たようです。怒りとストレスのはけ口になる感情労働はほんとにエネルギーを消耗します。人の声に疲れるし電車に乗りたくないので、夕方二時間ほど買い物とお茶しながら少し読書タイムのために出かけた以外は今日もひきこもりでした。

 季節の変わり目、急に暑くなってだるいです。歯の痛みもとまりません。色々と想いはありながらなにもできないわたし。感情労働でエネルギーを奪われしまっていてどうしようもありません。そういえば前職でも自分は感情労働者だと思っていました。社内のシステムで出張精算やらなにやらやっていただいたり、社内手続きを進めていただくために、会社が決めたことと部署内で文句言われることとの間にいつも立たされていました。サンドイッチ状態になりながら、一生懸命社員に社内のシステムを説明して納得していただけるよう努めていたのが、社員ではなかった、しかも間接雇用で社内のシステムとは全く関係ない立場だったわたしが一心に担っていたというのは全くもっておかしな話です。オーバーワークが辛くてどうしようもなかったころ、カウンセラーのY先生に電話しては話をきいてもらっていました。「こうして電話してきてもいいから、自分から辞めるって絶対言っちゃだめよ。辞めても次がなくて、後悔するひとが多い」と励まされ続けました。そして結果的に13年もがんばってしまいました。それがわたしの人生のなかで正解だったのか、不正解だったのかわかりませんが、過ぎた時間はもう戻っては来ません。どうして一生懸命働いたわたしが、働き続けた自分が悪いって言われて苦しみ抜くことになり、違法状態のままわたしを使い続けてきた会社にはなんの責任もないのか。今もわかりません。公的な社会に用意されている仕組みは弱者を救うためではなく、強い者たちのためにあるのだと思い知らされました。今の業務が辛いと、こんなことやっている日本ほんとにダメだよなあ、っていう幻滅を再確認することになるし、社会の現実の一端をまざまざとみることにもなり、こうしてまた自分のことにとどまらない怒りが沸き起こってきてしまったりもします。ただし表に出すことは許されないので、なおさら辛いものがあります。ものすごい経験をしてしまったことは一切出せません。

 ひきこもりの一日、息抜きに清史郎君が出演しているドラマやバラエティ番組をようやくネットでみました。楽しかったあ。ショパンの「別れの曲」の出だしを三週間で弾けるようになって撮影にのぞんだというドラマ。視聴率が低迷しているとヤフーニュースに繰り返し出てくるのでどれだけつまらないのかと思ってみてみたら、すごく楽しかったし、面白かったです。最後は涙が出ていました。脚本はたしかにちょっと苦しいかな。90年代風でいまどきあり得ないような台詞が出てくるし、ちぐはぐな感じは否めないですが役者さんたちの演技がいいし、オフコースの主題歌が雰囲気をすごく盛り上げています。「愛を止めないで」‐小田さんの声が今さらながらにしみます。なによりも清史朗君のピアノを弾く姿と演技がどこを切り取ってもイケメンですっかり癒されました。脚本もう少しがんばれ! ピアノ全くの初心者から三週間で「別れの曲」を弾けるようになった清史朗君のがんばりをたくさんの人にみてほしいです。「さのさんぽ」の前編と後編もみました。頭の中いやなこと全部忘れさせてくれる、つかの間の楽しいひとときでした。明日もまだ休みなので解放感のある一日。
 
 明日も休みだと思って過ごす休日と明日は出勤日だとプレッシャーを感じながら過ごす休日は違います。体が長年しみついた週休二日のリズムになっているので土曜日の変則出勤はやっぱり辛いです。長くても今年いっぱい。どこまで持ちこたえられるでしょうか。こうして癒され、エネルギーチャージしながらなんとかやり過ごす毎日です。イケメンありがたや・・・。
 
 写真はドラマの公式ツィッターからの転用です。こどもの日のイベントの様子。