たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

舞台は心のゆりかご

2020年03月19日 20時29分35秒 | ミュージカル・舞台・映画
 
 2017年7月12日記事;昨日は『レ・ミゼラブル』観劇でした
 https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/d/20170712


 2017年7月11日、仕事終わりで汗だくになりながらJRで有楽町駅に辿り着きました。途中車内で急病人がでたとのことで数分間電車は止まり、帝国劇場に入ったときは開演時間を過ぎていました。電車が止まっている間冷房で体が冷え切ってしまったので最初の映像演出をみることはあきらめつつ、大急ぎでお手洗いに行きました。そして一階席に入ったとき客席の灯りはまだついていたのにびっくりしました。わたしが席に座ったと同時に客席は暗くなり、オープニングが始まりました。仕事終わりの疲れ果てた体と脳みそ状態で映像演出からレミゼの舞台を堪能することができました。


 昨夜東宝が3月20日から帝国劇場・日生劇場・シアタークリエでの公演を再開すると発表、梅田芸術劇場も20日から舞台を開けることを発表しました。人の考え方はそれぞれで色々な意見があり、100%の賛成を得ることは無理だと思います。ただ3月9日に宝塚歌劇団が公演を再開したときにかけられた同調圧力によるいたずらな批判だけはやめてほしいです。某スポーツ新聞の、再開は暴挙と決めつけたような言い方などあんまりだと思いました。わたしのように観劇を生きる糧にしている人はたくさんいるようです。お金と時間には限りがあるので演劇評論家でもないかぎり全部観劇することは不可能ですが、今日も日比谷で舞台の幕が開いている、芳雄さんまた次の舞台に出ているんだ、すごいなあっていう、その事実だけでも心の支えになっているのだということに気がついたしだい。

 帰省してしまってから日比谷はすっかり遠のいたので、改装後の帝国劇場の中に入ることがまだできていませんが6月の『ミス・サイゴン』に行けるといいなあと思っています。つらい時、苦しい時、何度も何度も心を救ってくれた帝国劇場。幕が上がる直前までスタッフが客席を見回っています。開幕中はずっと舞台袖に立って見守っています。じゅうたんが汚れているのをみたことがないし、幕間お手洗いに並ぶときのスタッフの誘導も素晴らしくいつもきれいで快適。何十回も行っていますが不快な思いをしたことはありません。もちろん日生劇場もシアタークリエも、宝塚の劇場もしかり。いつしか当たり前のようになっていましたがお金と時間を使って特別な時間を過ごしにやってくる観客のために徹底しています。ライブハウスのことはわかりませんが今平日の日中を過ごしている場所の方がはるかにほこりだらけゴミだらけ。快適な劇場よりもこちらの方がリスクは高いと思います。

 

 2017年7月11日の帝国劇場では幕間に加藤清史郎君と憲史郎君に至近距離で遭遇するという大きなご褒美までついて結果的に思い出深い観劇となりました。わたし、2011年と2013年のレミゼでガブローシュだった清史郎君がマリウスかアンジョルラスとして帝国劇場に帰ってくるのを見届けるまで死ぬわけにはいかないと思いながら生きています。今朝家の近くのものすごく車が危ないところのひとつでたぶん野良猫かな交通事故にあった姿をみてしまいました。可哀想でした。自分がいつ同じになってもおかしくないので、こんなところで死ぬわけにはいかないと気を引き締めなおしました。ほんとに気をつけながら生きていかねばと思います。4月からの予定全くないのに、死なないために5月の月組宝塚大劇場も6月の新橋演舞場もチケット買った奴・・・。

 観劇はイベントでも不要不急の外出でもなく、生きる糧、心のゆりかご。次に観劇するときは心の中でスタッフさんたちに心からありがとうと感謝しながら一期一会の出会いを大切に楽しもうと思います。




















 九州に行ったことがないので博多座に行ったことないのですが、公式TwitterでWEBバックステージツアーやっていて、お盆が回ったりセリがあがったりするの光景、舞台好きにはたまらないワクワク感。ありがとうです。