たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

政府の黒字は国民の赤字、国の財政黒字化は国民貧困化政策

2024年07月30日 18時17分41秒 | 気になるニュースあれこれ

Xユーザーの須藤元気さん: 「政府の黒字は国民の赤字です。日本経済を底上げするには逆のことをしないといけません。 https://t.co/RIkB6Rr3zA」 / X

「政府の黒字は国民の赤字です。日本経済を底上げするには逆のことをしないといけません。」

 

2024年7月29日時事通信、

25年度に財政「黒字化」 政府試算、8000億円 岸田首相、歳出改革の継続強調(時事通信) - Yahoo!ニュース

「政府は29日の経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)で、財政健全化の指標として重視する国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)が、2025年度に8000億円程度の黒字に転換するとの試算を示した。

 好調な企業業績を背景に税収が増えることに加え、大規模経済対策が一巡して歳出が抑制され、収支が改善すると見込んだ。  

岸田首相は会議で、「歳出改革努力を継続し、制度改革の取り組みを確実に進める」と強調。25年度予算編成ではワイズスペンディング(賢い支出)を徹底する考えを示した。

PBは、社会保障や公共事業など政策の経費を借金に頼らずに税収などでどの程度賄えているかを示す指標。黒字化が実現すれば、小泉政権下で政府の目標として掲げられてから初めてだ。バブル経済の崩壊後は税収の落ち込みや、景気てこ入れを狙った財政出動で赤字が続き、黒字化の目標期限は先送りが繰り返されてきた。

試算は人口減少が加速する30年代以降も実質GDP(国内総生産)成長率が安定的に1%を上回る「成長移行ケース」と、中長期的に0%台半ばの成長にとどまる「過去投影ケース」を提示した。25年度は歳出効率化による一定の効果も織り込み、どちらも今回試算した33年度までPB黒字が続くと予測した。ただ、物価高対策などの景気下支え策が追加されないことが前提で、25年度の達成には不透明感も残る。

財政健全化に向け、政府は債務残高対GDP比の「安定的な引き下げ」を目指している。成長移行ケースでは、国と地方を合わせた公債等残高の名目GDP比が33年度に168.9%と、22年度の211.0%から大きく低下する。一方、過去投影ケースは28年度に196.0%まで緩やかに低下した後、再び上昇に転じる。」

 

2024年7月26日安藤裕チャンネル、「政府の赤字はみんなの黒字」

 

(57) 【財務省がもくろむ】2025年度PB黒字化絶対確保への道 - YouTube

 

XユーザーのShotaro 不況には減税と給付さん: 「日本は1973年に変動相場制に移行した時点で財政の健全化は完了しているんですよ。自国通貨を発行出来る変動相場制の国が支払不能に陥ることは(法律や憲法で国債発行に制限を掛けない限り)有り得ないというのは基本的なファクトで、PB黒字化を目指さないと財政が危ないなんというのはオカルトです。」 / X


Anne of Green Gables-第38章The Bend in the road

2024年07月30日 12時35分08秒 | 『赤毛のアン』

 When Marilla had eaten her lunch Anne persuaded her to go to bed.

Then Anne went herself to the east gable and sat down by her window in the

darkness alone with her tears and her heaviness of heart.

How sadly things had changed since she had sat there the night after coming home!

Then she had been full of hope and joy and the future had looked rosy with promise.

Anne felt as if she had lived years since then,but before she went to bed there

was a smile on her lips and peace in her heart.

How sadly things had changed since she had sat there the night after coming home!

Then she had been full og hope and joy and the future had looked rosy with promise.

Anne felt as if she had lived years since then,but before she went to bed there was a smile on her lips and peace in her heart.

She had looked her duty courageously in the face and found it a friend as duty ever is when we meet it frankly.

 

「夕食をとると、アンはマリラを言い含めて早めに床につかせた。それからアンは、東窓の部屋に上がり、窓辺にすわった。明りもつけないで暗がりに一人ぼっちでいると涙がこぼれ、気持ちは重く沈んだ。卒業式を終えて家に帰った晩、ここにすわったときにくらべると、何という悲しい変わりようだろう!あの夜のアンは、希望と歓びと未來への夢に満ちていて、薔薇色の可能性が開けていた。あれから何年もたったような気がした。しかし、ベッドに入る頃には、アンの唇にまた笑みが浮かび、心に平安が戻った。アンは自分のとるべき道を勇気を持って正面から見すえ、味方にしたのだ。たとえ義務であっても、それに心を開いて当たれば良き友になるのである。」

(松本侑子訳『赤毛のアン』より-第38章道の曲がり角)

 

"Dear old world." She murmured ,"you are very lovely,and I am glad to be alive

in you."

「「私を育ててくれた懐かしい世界よ」アンはつぶやいた。「なんてきれいなんでしょう。ここで生きていること、それが私の歓びだわ」

(松本侑子訳『赤毛のアン』より-第38章道の曲がり角)

 

I shall give life here my best,and I belive(that) it will give its best to me in return.

「私はここで生きることに最善を尽くすわ。そうすれば、いつかきっと最大の収穫が自分に返ってくると思うの。」

(松本侑子訳『赤毛のアン』より-第38章道の曲がり角)

 

Anne went to the little Avonlea graveyard the next evening to put fresh flowers

on Matthew,s grave and water the Scotch rosebush.

She lingered there until dusk,liking the peace and calm of the little place,with its poplars whose rustle was like low,friendly speech,and its whispering grasses growing at will among the graves.

When she finally left it and walked down the long hill that sloped to the Lake

of Shining waters it was past sunset and all Avonleaa lay before her in dreamlike after light-"a haunt of ancient ." there was a freshness in the air as of a wind that had blown over honey-sweet fields of clover.

Home lights twinkled out here and there among the homestead trees.

Beyond lay the sea,misty and purple,with its haunting ,unceasing murmur.

The west was a glory of soft mingled hues and the pond reflected them all in still softer shadings.

The beauty of it all thrilled Anne,s heart ,and she gratefully opened the gates of her soul to it.

「次の日の夕方、アンは小ぢんまりとしたアヴォンリーの墓地へ出かけて行った。マシューのお墓に新しい花をそなえ、スコッチローズに水をやった。そして彼女は、この小さな墓地の穏やかな静けさを心地よく思いながら、薄暗くなるまで佇んでいた。ポプラの葉が風にそよぎ、そっと優しく話しかけるようにさやさやと鳴った。思うままに墓地に生いしげっている草も、さわさわと揺れてささやきかける。アンがようやく立ち上がり、《輝く湖水》へ下っていく長い坂道をおりる頃には、すでに日は沈み、夢のような残照の中に、アヴォンリーが横たわっていた。それは、まさに「太古からの平和がただよえる故郷」だった。クローヴァーの草原から吹く風は蜂蜜のように甘く、大気はすがすがしかった。あちらこちらの家々に明りが灯り、屋敷森をすかしてゆれていた。遠くには海が紫色にかすみ、潮騒の音色が絶え間なく寄せてはかえし、かすかに響いている。西の空は、陽の名残にまだ明るく、柔らかな色合いが微妙に混じり合っていた。池の水面は夕空を写して、さらに淡く滲んだ色に染まっている。このすべての美しさにアンの心はふるえ、魂の扉を喜んで開いていった。」

(松本侑子訳『赤毛のアン』より-第38章道の曲がり角)

 

Anne sat long at her window that night companioned by a glad content.

The wind purred softly in the cherry boughts, and the mint breaths came up to her.

The stars twinkled over the pointed firs in the hollow and Diana,s light gleamed through the old gap.

 

 Anne,s horizons had closed in since the night she had sat there after coming home from Queen,s;but if the path set before her feet was to be narrow she knew that flowers of quiet happiness would bloom along it.

The joys of sincere work and worthy aspiration and congenial friendship were to be hers nothing could rob her of her birthright of fancy or her ideal world of dreams.

And there was always the bend in the road!

God,s in His heaven,all,s right with the world,whispered Anne softly.

 

「その夜、アンは満ち足りた気持ちで長らく窓辺にすわっていた。風は桜の枝をそよそよと優しく揺らし、薄荷(ミント)の香りをアンのもとまで運んできた。窪地の尖ったもみの上には、満点の星がまたたきいつもの方角に目をむけると、ダイアナの部屋の灯が森をすかしてちらちらと輝いている。

 クィーン学院から帰って、ここにすわった晩にくらべると、アンの地平線はせばめられていた。しかし、これからたどる道がたとえ狭くなろうともその道にそって穏やかな幸福という花が咲き開いていくことをアンは知っていた。真面目に働く喜び、立派な抱負、気のあった友との友情はアンのものだった。彼女が生まれながらに持っている想像力や夢みる理想の世界を、なにものも奪うことはできなかった。そして道にはいつも曲がり角があり、そのむこうには新しい世界が広がっているのだ!

『神は天に在り!この世はすべてよし』

アンはそっとつぶやいた。」

(松本侑子訳『赤毛のアン』より‐第38章道の曲がり角)