たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

7/11予防接種健康被害制度による新型コロナワクチン接種の死亡認定は合計713名に

2024年07月18日 14時41分36秒 | 気になるニュースあれこれ

Xユーザーの葵❇Yukari KAMIJIMAさん: 「R6.7.11開催 第19回感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査第三部会審議結果 総数 進達受理 11,540件 否認 2,020件 認定 7,738件 保留 17件 未着手 1,765件 死亡一時金・葬祭料に係る進達件数 進達受理 1,422件 否認 266件 認定 713件 保留 6件 未着手 437件 1/ https://t.co/394xpegCL8」 / X

「R6.7.11開催 第19回感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査第三部会審議結果

 

総数

進達受理 11,540件

否認 2,020件

認定 7,738件

保留 17件

未着手 1,765件

 

 

死亡一時金・葬祭料に係る進達件数 進達受理 1,422件

否認 266件

認定 713件

保留 6件

未着手437件

 

障害年金・障害児養育年金に係る進達件数 進達受理 584件

認定 102件

保留 0件

未着手 292件

今回の審議で,障害年金・障害児養育年金認定件数が100件を超えました

 

20代以下の新たな認定は

医療費・医療手当

12歳 男性 左視力低下,両視神経委縮,視神経症

29歳 男性 肩痛・慢性疼痛,頚部痛

 

〈死亡一時金・葬祭料〉

26歳 突然死

https://mhlw.go.jp/content/10900000/001274777.pdf

制度を知らなかったり,申請のハードルが高くて申請を諦めている方が多いので,数字に表れているのは氷山の一角です

現在,患者会では申請の簡素化と国による詳細な実態調査を要望する署名活動を行っています

https://x.com/vaccinesosjapan/status/1784055163407511637

 

新型コロナワクチン種後の健康被害に関する救済認定数は,過去45年間の定期接種に関する認定数の2倍以上,死亡一時金・葬祭料に関しては4倍以上です

多くの方がワクチン接種後に重篤症例を含む健康被害を訴えているのは紛れもない事実なのに,国民への情報公開がなされず,全国メディアで大きく取り上げない為, 多くの国民がこの事実を知りません

接種開始から3年以上経過し,接種後に起きた健康被害に関する症例報告や様々な懸念を示すデータや論文が発表され,新型コロナワクチンのリスク評価に結論が出たとは言えないのに,ワクチンの安全性に関する評価が軽視された状況が続いています

これまでは,どのワクチンに関しても,数名に重篤な健康被害が生じた場合には再開されたとしても調査の為に一旦中止されています

ワクチンは健康なヒトに接種するので,リスクは限りなくゼロでなくてはならないからです

新型コロナワクチン接種後にこれだけの数の健康被害が生じているにも関わらず,なぜ一旦中止にならないのかと不思議で仕方ありません

また,mRNAワクチンのリスクそのものや,そもそも炎症惹起作用のあるLNPや血栓形成作用のあるスパイクタンパクを用いた製剤設計の問題に関して,十分な検証をすることなく,mRNAの技術を用いた他の新しいワクチン開発が進められていることに警鐘を鳴らさざるを得ません

今秋から実用化を目指しているレプリコンワクチンで同様の被害が起きることは十分に予測できます

国民への説明や周知もされず,接種が続けられているのは異常だと思います

政府は,全国民に向けて現時点で明らかになっているリスクや健康被害状況を速やかに分かりやすく公表したうえで,ワクチン接種を一旦中止して,被害に関する迅速かつ丁寧な調査と検証を実施すべきです」

 

自力ではたどり着くことのできない厚労省HPのリンク先、多くの方が指摘しているようにわざとわかりづらくしているのでしょう。厚労省のHPはとてつもなくわかりづらいようにつくられています。

 

001274777.pdf (mhlw.go.jp)

疾病・障害認定審査会 感染症・予防接種審査分科会
新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査第三部会 審議結果


三好春樹『関係障害論』より‐「アヴェロンの野生児」を読んでみる

2024年07月18日 00時41分46秒 | 本あれこれ

三好春樹『関係障害論』より‐もし呆け老人だったら

「そんなことがあり得るのかと思われるでしょうね。まず理論的にそんなことがありうるのか、ということになりますが、これに関係論的に仮説を立ててみます。そして、もしその仮説が正しいのであれば、関係によって感覚は戻ってくるはずだということになります。そういうことはあり得るみたいです。人間というのは不思議なものですね。

『アヴェロンの野生児』という本が福村出版という、こういう本の専門の出版社から出ています。かなり昔ですが、フランスのアヴェロンの森で、野生児が発見されます。野生児といっても、青年です。推定年齢17歳か18歳だろうといわれています。小さいころ、森に捨てられたか、迷い込んだかとして、人間とは何の接触もなく森の中で過ごしてきて、17~18歳になったようです。これが、村人によって捕まえられます。噂を聞いたパリの国立病院のイタールという医者が、さっそく駆けつけまして、これを保護して教育を始めます。

 この野生児は人間ですから、解剖学的にはふつうの人間と全く一緒なのですが、森の中にいるともんそうごく違うのです。感覚機能がぜんぜん違います。いくら大声で呼びかけても何も反応をしません。だから、耳が聞こえないのだろうと思っていたのですが、実はそうではなかったのです。

 クルミとクルミが触れ合う音がすると、そちらをパッと見るというのです。どういうことかというと、それまで人間の世界にはいませんから、人間の声というのは、自分が生きていく上で全く必要ではなかったのです。でも、クルミは生きていく上で必要なものだからなんです。

 耳が聞こえる範囲があるとしますと、その部分はすごく発達して、ふつうの人間だったら発達しているはずの人間の声に反応する部分が、全く退化しているという状況だということがわかってきました。寒い日に、夜、裸で外に寝ても風邪もひかない。あるいは、栗を与えると、栗を暖炉の中にぽっと投げ入れて、そしてそれを手で出してつかんでも熱くない。そういう不思議な行動を克明に記録しています。

 当時は、社会契約論のルソーの思想が支配的だったのです。彼の主張というのは、人間というのは生まれたときはすごく素朴で、善人なんだけど、社会に入ることによってだんだんと悪いことを覚えていくのだという、社会が悪いという説でした。この説が本当かどうか、格好の材料ではないですか。生まれたまま社会と触れ合っていない人間が、初めて見つかったわけですから。それでいろいろなことを調べます。いま考えるとおかしいのですが、本人の目の前でいきなり十字架をパッと見せて、どんな反応をするかなんて実験をしています。自然児に神という観念があるかどうか調べているんですね。

 先ほどのお年寄りの話です。トイレに行けなくなったらすぐオムツ、という二者択一しか排泄の方法がないというところに入り込んでしまった人というのは、ちょうどアヴェロンの森に迷い込んでしまった子どものようです。その環境に適応するために、自分の感覚を変化させた、あるいは喪失させてしまったということです。老人は適応力が弱いとはいえないですね。ものすごい適応力です。いじらしいほどの適応力です。つまり、老人が介護のレベルに合わせて、自分の身体を変えてしまうということが起っているのです。」

 

(三好春樹『関係障害論』1997年4月7日初版第1刷発行、2001年5月1日初版第6刷発行、㈱雲母書房、42-44頁より)