たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『紅-ing』_梅田芸術劇場千穐楽思い出し日記の続き

2023年02月28日 15時16分07秒 | 宝塚
『紅-ing』_梅田芸術劇場千穐楽思い出し日記
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/ac3ee81b7c752b8ecfd4f1b64a5d3faf


プログラムを断捨離するにあたり、下書きのままになっていた記事をようやく整理。

2020年2月9日(日)12時~、梅田芸術劇場メインホール2階席

 宝塚を退団してまだ3カ月だった紅ゆずるさん、男役の面影を色濃く残していて、宝塚を退団したばかりの男役さんにしかない中性的な魅力がありました。インスタグラムを拝見していますが、今はすっかりデコルテがきれいなお姉さん。こんな細い体で男役をやっていたのかと。相手役だったあーちゃんとのラブラブ夫婦ぶりは今も変わることなく、コンビを組んでいたお二人が年月を経ても仲良しなのは嬉しいものです。

 コロナ騒動が始まったばかりの頃でした。出待ちのアナウンスが公式ファンクラブからあり、マスク着用の上列に並んでださいという案内。騒動の正体が全くわからなかったので、お手紙は準備できませんでしたが、十年以上マスク人間だったわたしはこれで変な目でみられないですむと、むしろ喜んで列に並びました。

 紅さん、れんれん、しーらん、色白でスタイルもよくて透き通るように綺麗でした。みなさま舞台をおりたらマスク。田極翼さんと小南竜平さんは黒マスク姿。すごくかっこよかったです。


3年前の覚え書き、

メンバー紹介の時の紅さんとしーらんのやりとり、

紅さん「いつ食べてやろうかと思ってるくらい大好きでかわいい仲間たちを紹介します!」
しーらん「いつだってさゆみさんに食べられたいと思ってます!壱城あずさです!」
紅さん「食べたろか?」
しーらん「食べてください」
紅さん「醤油で食べたろか?醤油とソースどっちがいい?」
しーらん「ソースで」

十碧れいやさんとのやりとりもこんな感じでした。ぽこちゃんは何味で食べられたいと言ったか、残念ながら覚えきれず、もう記憶のはるか彼方。星組で苦労を共にした仲間たちとの気のおけない、信頼感にあふあれた会話がものすごく楽しかったことを思い出します。

紅子の部屋での紅子さんとトートダンサーお二人とのやりとり、

翼さん「 車に乗って帰る時も、僕らが見えなくなるまでずっと窓から手を振ってくださるんですよね」
紅子さん「そうよ。ずーっと手を振りながら行って、角曲がったあたりでタクシーの運転手さんに「もういいですか?」って聞かれんのよ。寂しがり屋なのよ、ゆずるは」

紅子さん「 翼、ゆずるのどこが好きか言ってご覧なさい?」
翼さん 「え、ゆずるさんのですか!?そうですね、休憩時間に私達執事の部屋に来て、一緒に食事をして下さるところですね」
紅子さん「またそういうことを言う。でも、ファンの人は知りたいんでしょ?ゆずるのそういうのが」


 翼さん、長い間インスタグラムの更新がなく、なにかあったのだろうかとすごく心配していたところ、数か月ぶりに更新された時の内容を読んで驚きました。その後アカウントは削除されたようです。紅さんはじめ一緒だった方々はなにがあったのか知っていらっしゃるのでしょう。コロナ騒動による心的影響も大きかったのかもしれません。責める気持は全くありません。いつかまた舞台に戻ってきてください。

 読み返すと久しぶりに心から笑っていました。客席も笑い声にあふれて本当に楽しい時間でした。終演後の楽しかったねという会話。飛沫感染がコロナを拡げるという国の御用達学者の間違った指導のもとで、客席での会話はお控えくださいとなる前でした。

 おそらく人生最初で最後の梅田界隈。もう訪れることはないと思います。阪急阪神百貨店、大丸百貨店がマスク非着用は入店お断りの貼り紙を今も続けているというツィートをみかけて、いつどうやって終わらせるのだろうと心配しています。あまりにもガイドライン一辺倒の思考停止状態が過ぎてマスク非着用は客にあらずを続けているとひくタイミングが難しいと思います。3年が過ぎ、コロナ騒動により炙り出された姿に、残念ながら舞台も純粋な心持ちで楽しむことがむずかしくなっています。ようやくまた観劇録、少し書けました。


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