たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

研17で宙組トップ就任 芹香斗亜「終わりはない」宝塚と芸事への情熱

2023年10月12日 00時31分20秒 | 宝塚

2023年10月2日日刊スポーツ、

研17で宙組トップ就任 芹香斗亜「終わりはない」宝塚と芸事への情熱 - 演劇 : 日刊スポーツ・プレミアム (nikkansports.com)

本拠お披露目もダークな役

少し照れたような、でも、晴れやかな笑顔がまぶしい。ついに就いたトップの座に、オファーを受けた瞬間を「ただただ、うれしかった-の一言につきます」と振り返った。

すでに、東京公演「Xcalibur エクスカリバー」でトップ初主演は終えたが「気持ちの上では自分でもびっくりするぐらい何も変わらなくて。すごくボリューミーな公演だったので、毎日生き抜くのが精いっぱいでした」。

今作の芝居では、18世紀の南フランスを舞台に世紀の奇術師「カリオストロ」を演じる。近年磨いてきたダーク色の強い役柄だ。

「お披露目公演でこんなに癖の強い役をさせていただく(笑い)。(前作本拠地作で前トップ真風涼帆らを見送り)ファンの方からも『キキちゃんの悪役を見るのも最後ね』って言っていただきましたが、実は『次もとんでもない役だぞ』と思いながらやって…」

アクの強い役の方が「演じがいがある」と言い、公演ポスターの「目ヂカラ」も話題に。入団して星組に配属され、花組に移り、宙組へ。花組、宙組ではトップを最も近くで支える立場で芸を磨いてきた。

「(歴代)トップさんからも、先生方からも『情熱を傾け続ける大切さ』を教えていただいて。情熱があるから頑張って努力できるとも思うので、情熱をすごく大切にしています」

立場が上がっても熱心に劇団レッスンへ通った。アスリートのような追求心も持ち味のひとつ。2度の組替えは転機であり「本当に一番苦しい時期でもあった」とストレートな思いも。

「でも、いろいろな方からたくさんの教えをいただいた。それは宝塚にずっといて良かったと思うこと、一番の大きな収穫です」

「景色の広さが全然違う」

努力し続ける原動力は、宝塚と芸事への情熱だ。

「自分でも怖いぐらい(笑い)練習するのが好きだなと思うんですよ。やればやるほどもっとこうしたいと思う。宝塚愛と芸事への情熱に終わりはないので」

長年トップを最も近くで支え、研17での就任。“本拠地デビュー”を前にしても、平常心は崩れない。

「もう少し前だったら考えたかもしれないんですけど(笑い)。次はあそこ(トップ)しかないと思ってやってきた期間が長かった。意気込んで-というのは残念ながら、あまりないです。そうなったらどのくらい稽古をして、どのぐらい努力して、どのぐらいエネルギーを使わなきゃいけないか。もう全部、自分の中では消化してきています」

キャリアを積んだ今、就任する強みも感じている。

「自分には今のタイミングしか、無理だったんだろうと思っています。2、3年前とは見えてる景色の広さが全然違う。より広い視野で多角的に物事を捉えられるようになった」

 

 2023年9月29日ディリースポーツ、

宝塚 宙組新トップスター芹香斗亜 本拠地お披露目 大羽根に万雷の拍手/芸能/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

宝塚歌劇宙組新トップスター芹香斗亜と新トップ娘役・春乃さくらの本拠地お披露目公演「PAGAD(パガド)~世紀の奇術師カリオストロ~/Sky Fantasy!」が29日、兵庫・宝塚大劇場で初日の幕を開けた。

 芝居は希代の奇術師・カリオストロ伯爵の愛と復讐(ふくしゅう)を描く、ドラマティックなミュージカル。複雑な生い立ちの主人公を、抑揚の効いた芝居巧者ぶりを見せた。

 芹香はOGの白川亜樹を母に持つ。過去50年、元タカラジェンヌの娘がトップになったのはただ一人。8年近く、トップを最も近い場所で支えてきた。それだけにショーのラストに、トップスターの証である大羽根を背負って大階段から降りてくると、ひときわ大きな拍手が送られた。

 11月5日まで。東京宝塚劇場は11月25日~12月24日。


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