たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2020年『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』-「マルタとマリアの家のキリスト」

2021年06月18日 19時45分38秒 | 美術館めぐり
2020年『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』-ムリーリョ『窓枠に身を乗り出した農民の少年』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/fb0b573391eb89ce5adeb6c20cfee69c





ディエゴ・ベラスケス
《マルタとマリアの家のキリスト》
 1618年頃
 油彩/カンヴァス

「20歳頃の作品。ボデゴン(厨房画)。若い女性が、一応料理の準備をしながら、奥の働かないマリアを批判している」という音声ガイドの解説でした。

公式HPには「テーブルの上の魚やニンニクをすり潰す乳鉢の質感の再現には、若干20歳のこの画家の類稀な力量が明らかです。」と紹介されています。

https://artexhibition.jp/london2020/highlight/







1995年ミュージカル『回転木馬』‐制作スタッフ

2021年06月18日 07時15分21秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『回転木馬』第一幕
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e9a779a0fea7c2a5124d0a7600732f25

ミュージカル『回転木馬』第二幕https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b4977e8d8713d3319511ab0d439d90e0


ミュージカル『回転木馬』第二幕_卒業式
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bbacb499748d478a4a1af4799413497b


『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6c0e904606fa7b7d1b42dcc5b2fc997c

 気がつけば、このブログをスタートして8年になりました。ここまで続いていくとか、生きてられるとか、先のことは全く想像できませんでした。よくここまで生き延びてきたと思います。昨年夏の帝劇コンで久しぶりに「もしもあなたを愛したら」を聴きこの頃の想いがまざまざとよみがえってきました。1995年7月1日から9月24日まで帝国劇場で上演されたミュージカル『回転木馬』、あらためて少しずつ公演プログラムをたどっていこうと思います。

「1995年5月19日(金)プレビュー 6月26日(月)オープニング・ナイト

製作 東宝株式会社

製作協力 キャメロン・マッキントッシュ・リミテッド

 ロイヤル・ナショナル・シアター上演版 ロジャース&ハマースタイン 回転木馬

曲 リチャード・ロジャース

詞・脚本 オスカー・ハマースタイン二世 フェレンツ・モルナール「リリオム」より

潤色 ベンジャミン・F・グレイザー

翻訳 酒井洋子

訳詞 岩谷時子

音楽監督 マーティン・イエーツ

音楽監督補 山口秀也

装置補 ガイ・ニコルソン

衣装補 クリスティーヌ・ローランド

照明補 ジェリー・エイミス

振付補 ジェーン・エリオット

演出補 マシュウ・ホワイト

製作 古川清 田口豪孝

編曲 ウィリアム・デイヴィット・ブローン

音響 ポール・グルーティアス マイク・ウォーカー

照明 ポール・パイアント

美術 ボブ・クロウリー

振付 サー・ケネス・マクミラン

演出 ニコラス・ハイトナー」

宙組『ホテル スヴィッツラ ハウス』-ライブ配信(4)

2021年06月17日 19時31分40秒 | 宝塚
宙組『ホテル スヴィッツラ ハウス』-ライブ配信(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/beaa5a31fb0f4e200022ee945237e6c3

2021年5月5日(水)
宙組 『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』 梅田芸術劇場公演
16時30分~ライブ配信

 画面を通して想いよ伝われとばかりに、観客のいない客席に向けて全身全霊で舞台を届けたジェンヌさんたち、目の前の公演が中止となりこの一回にかけた心中はいかばかりのものか思うと涙がにじみます。エピソードがたくさんちりばめられていたので、少しずつまた振り返り。

「2幕1場-混沌本番3日前-

ホテルに集う人々の様々な想いが交錯し、それぞれの人物が、外向きの為の顔と、内に秘めた真相を抱えている-。公演に参加するはずの人物の到着を待ち侘び、不安といら立ちを隠せないヘルマン、アルマ、ユーリー・・・。一方ロベルトは、上官リチャードから自らもスイスへ赴くとの連絡を受ける。突然のリチャードの訪問をいぶかしみながらも、彼は“ウィリアム・テル”にほぼ間違いないと思われる人物を突き止めたと報告する。」

 全員が煙草を手にしながらダンスをするという大人な場面、ロベルト@真風涼帆さんは言うに及ばず、ヘルマン@キキちゃん(芹香斗亜さん)もアルマ@遥羽ららちゃんも喫煙者でした。タカラジェンヌの煙草をもつ姿は、指の先までいかに美しくかっこよくみせるか研究しつくしているので素敵です。ナウオンステージで、合わせるまでが大変だったという真風さんの話。全員があったらこの上もなく素敵な場面になりました。宝塚では珍しい振付だったように思いますが、宝塚をみているのだという満足感。

「1幕9場-パリからの手紙(1)-

 ロベルトがニーナを追ってバルコニーへやって来る。彼女は、パリから届いた親友シルヴィの手紙に心乱し、稽古に集中出来ずにいた。ニーナはパリ・オペラ座で大きなチャンスを目の前にいながら、劇場を占領していたナチス将校たちの前ではどうしても踊る決心がつかず、バレエ団を辞めてしまったのだ。自分の代わりに成功を収め、ドイツ兵との恋に心躍らせるシルヴィに複雑な感情を抱くニーナ。」

「2幕6場-ただ今この時を-

浮かない表情のニーナを気遣うロベルト。彼はニーナの親友シルヴィがある出来事に巻き込まれ、二度と踊れなくなったこと、そして最愛の人を失くしたことを聞く。」

 シルヴィ@春乃さくらちゃん、ドイツ兵オットー@聖叶亜くんの存在が目をひきました。下級生のひとりひとりにいたるまで、生徒全員に役名をつけて生かしきるのも、座付き演出家の役目。こうして外箱で役がついたところから成長していくの宝塚。春乃さくらちゃん2016年入団、聖叶亜くん2019年入団、これから注目していきたと思います。宙組生、層が厚い。

「1幕7場-4日目-

ロベルトはかつて彼が敬愛していた上司であり、スパイ容疑で処刑されたネイサンの娘、エヴァと再会する。」

 エヴァ@小春乃さよちゃん、ロベルト@真風涼帆さんにとってはキーパーソンでした。ネイサンが処刑された真相を追及しようとするロベルトに対して偶然再会した時は拒絶していたエヴァが、終盤父の名誉を回復したいと、逮捕される直前ネイサンから託された腕時計をロベルトに渡すことで真相が明らかになりました。小春乃さよちゃん、『アクアヴィーテ』のエトワールから気になる存在。大劇場公演ではかなり緊張していたようにみえましたが、東京公演ではのびのびと美声を響かせていたました。芝居での存在感がぐっと増したように思います。ラディックとの二役でネイサンを演じた紫藤りゅうくんの演じ分けもお見事。拷問される場面ほんとに痛そうでうますぎました。

 ロベルトの上官リチャード@美月悠さんが実は裏切り者で女性スパイ“ウィリアム・テル”への恋慕を止められず敵国と通じていた、その事実に気づき、真相を追及しようといたネイサンはリチャードにより口封じに処刑されたというストーリーであっているかな。絡み合う人間関係を理解して整理するのがちょっと大変でしたがなんとかついていくができていたと思います。

 ロベルトがスパイキャッチャーであるという面は物語が進むにつれて弱くなり、サスペンス的な要素は前振りほどではなかったように思いますが、サスペンスが主眼ではないのでこれでよかったのかな。明日がわからない第二次世界大戦の中で、自分の想いを大切にしながら懸命に生きようとする人々の姿を映画のように描いた舞台。公演プログラムの色調もかつてのハリウッド映画のようで素敵です。ホテルの支配人@松風輝さん、この方が舞台にいるだけで安心できるという存在感。副組長としては若いですが納得の人事かな。



 「真実」と書いて「おまえ」と読ませる生田先生。26日初日の大劇場公演、芝居もショーもすごく楽しみで心は大劇場に飛んでいきたい。




 21日は月組大劇場千穐楽、ライブ配信、見送り続けていますがたまきちとさくらちゃんのサヨナラショーがあるのでこれは許そうと思います。こんな時何が大切なのか、ウエクミ先生の世界に触れたいです。


旅の思い出写真-アルプス登山電車

2021年06月17日 07時50分42秒 | ドイツロマンティック街道とスイスアルプス
旅の思い出写真-アルプス登山電車
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/1b20dc3ad2e2cecb93c0b2b29acb4f1d

「アイガー北壁、ヨーロッパ三大北壁の一つ、私たちのあこがれの的。

 ヒマラヤ鉄の時代。ハーケンを打ち、アブミを使い、手と足を使うだけではどうしても登ることのできない垂直を超えた世界、この世界が存在する以上、それを見たい。

 幾多の山々の頂が、人々によって踏まれつくされても、それらの行程はそれぞれの一つの線でしかない。つまり頂は一つであってもその行程は千差万別、そのなかで、より魅力的な道こそ、私たちの求めるところ。

 あこがれの北壁、アイガーと、垂直を超えた世界へのあこがれが、私たちの仲間の中で結びついたのは1968年の夏のころからだった。

 近代登山の進歩とともに世界の山々はつぎつぎに登られた。そして世界一高いヒマラヤのエベレストも1953年、イギリス人ヒラリーとネパールのシェルパ、テンジンによって征服された。ある一部の人たちは、これで世界の山に未知の世界はなくなったという。

 たしかに、この地球上ではもう、高さを求める意味でのパイオニア・ワークはすでにこのとき終止符を打ったといえる。

 しかし、山という自然は、そんな簡単に、その全容を人間にあかしてはくれないものだ。同じ山の、同じ道さえ、登るたびに、そこにはいつも目新しいものが待ちうけている。その道が遠かったらなおさらのこと、さらにそれが、新しい場所であれば、この山は想像することもできなかった別の魅力を展開してくれる。山とはそんなものだと思う。だから私はそれを見たい。」

「アイガー北壁は日本的な山だ。黒い湿った岩肌、青白く光る雪面、一日じゅう日の当たらない陰気なその岸壁は、きりに巻かれた夜明けの谷川岳一の倉沢にも似ている。それが第一の印象だった。」

(今井通子『続私の北壁』、昭和57年11月20日第一刷発行、朝日新聞社)

 20歳前後の頃だったと思います、まだ郷里で暮らしていた時、今井通子さんの公演を聴いたことがあります。壇上に現れた時歩幅が広く背筋まっすぐ、颯爽としていて素敵でした。この頃山への漠とした憧れを抱いていました。アイガー登頂の隊員のお一人だった加藤保夫氏の『雪煙をめざして』も、今は手元にありませんが読んでいました。20年以上の時を経て、登山電車でアイガーのお腹を通り抜けた時は、なんとも不思議な感覚でした。二度と戻らない時、この頃を振り返ってみると今また居場所を見つけられたとしてお給料はこの頃の半分、だからプリンス・エドワード島にも三度行くことができました。つらくてつらくて仕方なかったですが、だから自分から辞めるとは言えませんでした。その自分をこれ以上責めることはもうやめようと思います。こうしてヨーロッパにもカナダにもアメリカにも行くことができました。だらかそれはそれでよかったのです。アルプスの山々、この世にいる間にもう一度出会うことはないでしょう、この時しかありませんでした。後悔はありません。

 15年ぐらい前山歩きをしていた時期がありました。トレッキングシューズ、ザックなど、今井通子さんのご主人が開いた登山用具専門店のカモシカスポーツで購入しました。トレッキングシューズ、この旅にも持参し登山電車に乗る時履きました。真冬のカナダを往復した時も持参して、雪のモントリオールを歩くのに役立ったかな。何年も使っていないのでザックの内部はごわごわ、シューズの底はすっかりはがれてしまいました。シューズは革のしっかりしたものなのではり直せばまた履くことができます。いつかまたこの世にいる間にカモシカスポーツではり直してもらって、その時と仲間と山歩きを楽しみたいという密かな思いがずっとあります。そんな穏やかな時が訪れてほしいです。






第四章OLという存在-④女の子としてOL

2021年06月16日 18時10分35秒 | 卒業論文
「事務の女性がいますから、わかるようにしておきますから」「事務の女の子にわたしておきますから」「事務のことは女の子でやって」。実際に筆者自身を指して言われたことばである。筆者は現在40歳になるが、部外や他社の人にとっては単なる「事務員」「女の子」である。日本型企業社会の中では、OLは一緒くたに「女の子」として扱われる傾向にある。

 このように、組織の中では、OLを「女の子」として十把ひとからげにくくる傾向にあることを、小笠原祐子は、OLを一人前の働き手として尊重していないからだと指摘している。小笠原がフェミニズム論者キャロル・ペイトマンから引用して述べているところによれば、大人の女性が「女の子」と呼ばれるのは、大人の男性の奴隷がしばしば「男の子」(boys)と呼ばれたことと比較することができ、女性や奴隷が社会人としては「死んだも同然」(civilly dead)な存在であることを示唆している。これらの呼称は奴隷のみならず、女性も一人前に扱われていないことを示している。そうであるとするならば、OLを「女の子」としてひと絡げにくくるのは、OLを一人前の働き手として尊重していないからだと考えられるのである。  1)

 単純事務作業を担う女性を年齢に関係なく「女の子」と呼ぶことは、先に記したOLに求められている役割と関係がある。日本型企業社会が求めている女性とは、美人で気立てが良く気配りのできる「女らしい」女性であった。このようなOL像は、職業人としては男性社員と比べると二流の労働力、個人としてみられることはなく、半人前扱いとされていることは、多くの日本の職場における種々の実践的行為のうちに繰り返し見出すことができる。それらは社内の規則として公認されているよりは、暗黙のルールとして存在している場合が多い。例えば、社内結婚の時に女性が退職する慣習などはその一例である。

 さらに、自己管理権・自己決定権の領域においても、男性と女性の差をOLは意識させられている。自分の時間の使い方を自分で管理し、決定することを男性はある程度任されているが、OLは任されていないことが、小笠原の聞き取り調査から見えてくる。現実に組織の中で働く人々がどのように性による支配を受けているかを問題にした小笠原は、60社もの東京の大企業に勤める、あるいは勤めた経験のある男女に聞き取り調査を行った。

 そのインタビューに応じる時の時間と場所のとり方そのものに、先ず男女差は現われたという。女性はほとんどの場合、昼休みは短すぎてゆっくり話ができないからと昼休みに会うのを敬遠した。その話ぶりから僅かな時間でもオフィスに遅れて戻るのははばかられることがうかがえたと小笠原は述べている。対照的に、男性はそのほとんどが昼食時を利用した。男性の場合は、昼休みの時間としては1時間ほどが適当であるが少しくらい遅れてもかまわないといった様子であった。また、勤務時間中、会社の近くの喫茶店であるいはオフィスの客室でインタビューに応じた男性も少なくなかった。このように男性社員は自分の判断で勤務中に部外者と会うことができるのに対し、OLはできない。 2)

 時間において自己管理・自己決定権が奪われているからである。OLにとって、時間通りに席に着いていることも重要な仕事の一つだと言える。筆者自身の経験から、男性が勤務時間中に、銀行にちょっと出かける、少し極端な場合は、散髪に行くために席を空けるなどしても、さほど目立たないのに対して、OLが時間通りに席にいないと、電話が鳴り続ける、上司からの指示に即座に応じられないなど、非常に目立つものである。

 さらに女性にのみ制服が課せられている場合などは、昼休みに外に出た時にすら、どこの企業のOLであるかがひと目でわかるので行動が制限されることもある。1980年代、筆者が高校卒業後に入行した地方銀行では、昼休みに女性が外に出ることを禁じられている営業店さえあった。ある女性が昼食を買うために外に出た際、得意先である顧客の顔を見ても挨拶をしなかった為に顧客の怒りを買ったというのが理由だという話だった。その女性は得意先の顧客の顔を認識していなかったのかもしれないが、顧客の方からは女性が着ている制服で、懇意にしている銀行の「女の子」であることを認識し、懇意にしているのに知らん顔されたとなってしまったのであろう。男性がバッジを付けるだけなのに対して、女性社員にのみ制服を課している企業があることは、時間だけでなく、服装の領域においてもOLだけが自己管理・自己決定権を奪われていることの現われであると言える。

 OLは組織の中では本当の意味での名前を持たない存在である。この「名無しの存在」であることがOLにとって最も屈辱的なことのひとつである。男性社員は個人として扱われ、各々評価され、その働きに応じて加点されたり減点されたりする。一方OLは「女の子」として一緒くたに扱われ、個人としてあまり尊重されていない。だから、ある女性が仕事でミスをしたとしても「いやあ、うちの女の子がミスしちゃってね」と表現されたりするのである。

 均等法施行後総合職の第一期生として、大手電機メーカーに就職したある女性は言う。入社して2年目、「改めて周囲を見回すと、上司は一般職でも総合職でもかわりなく、女性をほとんど叱らない。男性は叱られるが、代わりに重要な仕事が回ってくる」と。  3)叱らないということは期待していないということであり、どの女性がミスをしても、反対に素晴らしい仕事をしても関心がないということである。

 だから、OLは「よほどのことがない限り」あるいは「よほどのことをしない限り」昇給・昇進の面で同期に遅れをとることがないので、「いいことをしてもしなくても同じ」なのである 。4)OLは一般に勤続年数が短いものだとされてきたし、そもそも多くの日本の企業はOLを「選抜」して登用するつもりなどなかったのだから、OLは「個」として認識されることなく、業績評価の対象ではなかった。

 誰でもいいのである。OLはいつでも取替えの聞く消耗品と同様である。事務の仕事というのは経験ではない。質的に求められているのはいつも同じだ。だから、20歳の女の子でも35歳のヴェテランOLでも、仕事の面では同じにみられやすい。となれば、「若い方がいい」となるのは、至極当然である。若さという指標と、OLの仕事の性質とは無関係ではない。

引用文献

1)小笠原祐子『OLたちのレジスタンス』16頁、中公新書、1998年。

2) 小笠原、前掲書、17-18頁。

3) 竹信三恵子『日本株式会社の女たち』21頁、朝日新聞社、1994年。

4) 小笠原、前掲書、20頁。

2009年『新春滝沢革命』帝国劇場(9)

2021年06月16日 14時25分35秒 | ミュージカル・舞台・映画
2009年『新春滝沢革命』帝国劇場(8)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/24d1d0a3b8f6f277a901087595385d3b

キャスト

滝沢秀明

A.B.C.-Z 河合郁人 五関晃一 戸塚祥太 塚田遼一 橋本良亮

Kis-My-Ft2 北山宏光 藤ヶ谷太輔 横尾渉 千賀 健永 宮田俊哉 玉森裕太 二階堂高嗣

ジャニーズJr.

山科愛

錦織一清

大野清美 渡辺純子 高野ゆず 竹内真紀 松島蘭 高橋千佳 河内めぐみ 岡山祥子

松木りえ 松本なお 吉浜 愛梨 宮内敦子 徳河公子 加賀淳美 前川貴紀 大岩主弥

向田翼 石井靖見 細川晃弘 中野高志 サミュエル・ロバート テレンス・ポプラ-


 ジャニーズJr.の中に当時中学生だった京本大我君がいて、残念ながら認識できていませんでしたが、『エリザベート』のルドルフをみたあとだと、実はみていたというのは感慨深いものがあります。ファンにとって成長していく姿を見届けていける楽しみがあるのは宝塚と共通するしているのかもしれません。

 アンサンブルキャストにとって、ジャニーズの舞台にダンサーとして出演するといのもまたものすごく高いハードルなんだろうと思います。ほとんど踊りっぱなし。海外からイリュージョン・コーディネーターを招いて創り上げられた舞台は、観客に楽しんでもらいたいというコンセプトが徹底してクオリティが高かったと思います。ジャニーさんが構成・演出等全て手がけていたというのはすごいですね。その志を受け継ぎながらまた新しい舞台が今創り上げられていっているということでしょう。機会があればまた帝国劇場でジャニーズの舞台もみてみたいです。ジャニーズ公演中、地下のお手洗いにたまたま入ると客層がミュージカルとは明らかに違うのでおばさん恥ずかしいですけどね・・・。





2021年『レ・ミゼラブル』-日比谷シャンテコラボキャンペーン(2)

2021年06月15日 19時18分48秒 | ミュージカル・舞台・映画
2021年『レ・ミゼラブル』-日比谷シャンテコラボキャンペーン
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6d42963812ca4d68c80c90f5e95aa051

濱めぐさんファンテーヌのお写真、ありました。





















ウエストエンドにもレミゼが帰ってきたようです。こんな時こそ必要、こんな時こそ大切。

https://twitter.com/lesmisofficial/status/1404499985463484418

2009年『新春滝沢革命』帝国劇場(8)

2021年06月15日 08時09分39秒 | ミュージカル・舞台・映画
2009年『新春滝沢革命』帝国劇場(7)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/fc4b8d76070d4abcc0f4dd16fc275c94

作・構成・演出 ジャニーズ喜多川

振付 SANCHE 川崎悦子 八木雅 井島剛 村上慎一 SEIJI HIDEBOH

演出補 森泉博行

アクション 諸鍜治裕太

フライング 松崎和弘

イリュージョン・コーディネーター フランツ・ハラレイ

美術 石井みつる

美術助手 加藤真由子

照明 勝柴次朗

ムービング 梅村純

映像ディレクター 鈴木岳人

衣装 桜井久美 四方周平

変面指導 張春祥

所作指導 花柳錦之助

音楽 鎌田俊哉 長谷川雅大

音響 山口剛史 興石潤

プロダクションマネージャー 小林清孝

演出助手 齋藤安彦

演出部 宇田典史 阿部雅一 佐藤博 佐藤真由美 長久保祐二 金谷健司 金山政英 
    小川亘 足立徳仁 馬淵大樹

製作 田口豪孝 坂本義和

製作助手 いとうちえ

製作 東宝









しばふちゃんのオリジナルグッズ発売スタート

2021年06月14日 22時58分36秒 | 日記
「2020年3月2日生まれのチーター『しばふ』の公式オンラインショップです。
新型コロナウィルス感染症拡大による収入減のため、グッズ販売価格から原価を差し引いた千円を姫路セントラルパークの収益とさせていただきます。
皆さま応援よろしくお願いいたします!!」

https://suzuri.jp/HcpSafari

 明日6月15日より姫路セントラルパークのオンラインショップにて、しばふちゃんオリジナルグッズの発売がスタートするそうです。どんなアイテムが登場するかな。緊急事態宣言下で平日はクローズしている姫路セントラルパーク、その間もしばふちゃんたちの餌代と飼育員さんたちのお給料は必要なので、わたしも可能な範囲でささやかに協力できればと思います。ひたすら断捨離中で、生活にどうしても必要な消耗品をのぞいては宝塚のプログラムと舞台写真以外、買わないようにしているし、買いたいと思うモノも特にないのですが、しばふちゃんグッズなら場所を大きくとるものはないでしょう。買いたいと思うモノがたまにはあるのも喜ばしいことです。どんな可愛いしばふちゃんに出会えるかな、明日早速サイトをのぞいてみることにしましょう。

 平日のYouTubeライブ配信も継続中です。もしお気持ちの向く方いらっしゃいましたら、応援よろしくお願いします。
 https://youtube.com/user/HIMEJICENTRALPARK/feature

 

緊張しました

2021年06月14日 17時31分03秒 | 日記
 4年前、2カ月半ほど暑い中を週5日懸命に通った道のり、駅から出るとすぐに思い出すことができました。緊張しました、緊張し過ぎて何度も言葉がすぐに出なくなってしまい、正直にそのように言うしかありませんでした。マニュアルを読んでことがないので、何回やっても模範的な回答もできなず苦手です。どうして国家資格を取ったのか、語り始めれば壮絶で二人分労働しながら夜間のカウンセリングスクールに一年間通い、その後通信教育課程で勉強した日々も壮絶で色々な思いがありますが、それらを長々と語る場ではないし、語るわけにもいかないので、なにも言えませんでした。いろいろな想いがあって勉強しましたとだけ。模範解答ではとうていないと思いますが、それ以上でもそれ以下でもなく、あまり言葉は出ませんでした、出すことはできませんでした。

 テレビを持っていないのでツィーターで昨夜のNHKスペシャルが、「若者たちに死を選ばせない」だったことを知りました。このタイトルに違和感をおぼえないわけではありませんが、NHKスペシャルに取り上げられたことで、若者たちの自死が多いという事実、コロナ禍でさらに若者たちは希望をなくしているという現実が認識されたことが大きいと思います。

 自死遺族の会で子どもを自死で亡くされたお父さん、お母さんの声をなんどか聞かせていただきました。それはわたしなんぞの想像力で推し量ることなどでき得るはずのない壮絶な声でした。これからのご自身の人生を健康的に生きていくことはむずかしいと感じたこともありますが、どなたも子どもが生きた証を忘れたくないと懸命に闘っておられました。御遺体が発見されてから身元が判明して自分のところに警察から連絡があるまでに10日ほどかかり、その間御遺体はずっと警察に保管されていた、身元が判明したあと警察が手配した葬儀屋さんのおかげでようやく荼毘にふすことができたという話は今も忘れることができません。初めて自死遺族の会に参加した時には、子どもを亡くされた方がこんなにもいらっしゃるのかと驚きました。

 警察の統計に身元が判明していない人は入っていないはずなので、身元不明者も含めると実態はさらに多いと認識します。コロナで亡くなるのが圧倒的に高齢者であるのに対して、コロナによって引き起こされた、あるいはコロナによって露わになった社会的要因によって亡くなるのは現役と若い世代であることはもっともっと社会の中で共有されてしかるべきだと思います。今日コロナで何人亡くなりましたという分母がない数字は必要ないと思います。

 前職はつらいカタチで終わりましたが、いろいろと勉強にはなりました。残念ながら環境がひどすぎましたが、困っている子どもの力になりたいという気持ちをなくしたわけではありません。年金保険料の天引きから放免されてフルタイムのプレッシャーがなくなった時にこそ、自分のペースでやれるのかな、やりたいという気持ちはあります。放免されたときには、今自分のためにかけている個人基金がささやかにあるので少し楽になるはずなんです。それまでの時間を経験つみながらどう生き延びていくか。世界が一日も早くコロナから回復していくことを祈りつつ、なんとかふんばる道をみつけていくしかありません。

 ほんとにね、血税は未来を担う若者や子どもたちのために使ってほしいです。子どもが高校いくのに借金しなければならないなんてあんまりだと思います。オリンピックのために何十兆円?も垂れ流した税金、心の中で血と汗を涙を流しながら稼いだお給料から支払った納税者に返してください、本当に必要な人たちのために使ってください。

 今日はこれから平日はすいている乗り物にまた乗って散歩にいきますかね。お疲れ様でした、自分。また明日以降気持ちが持ち直したら出直しです。

 ささやかなブログへの訪問、ありがとうございます。