会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

村上の鮭料理

2007-11-30 19:28:24 | 料理と酒
11月30日(金)  

 厳しい冬将軍がやってくる前の小春日和。
 ぽかぽか陽気でベストを脱いで過した。
 

村上市 割烹「松浦家」の鮭料理

 「会津まるごと食べ歩きクラブ」の公民館講座の仕上げとして11月22日、創業140年の割烹「松浦家」を訪ねた。
 この界隈は、戊辰戦争などや太平洋戦争の戦火にも遭わず昔ながらの街並みを残し、数軒の料亭が営業している。
趣があってよかった。

 村上市を流れる三面川(みおもてがわ)は、江戸時代から現在まで日本海の鮭の母なる川として有名である。明治17年には、74万匹の鮭が獲れ、塩漬けの塩が不足して、大根1本と鮭一尾が交換されたという話しが残っている。

 今から千余年前の延長五年(927年)の延喜式の文献には、村上の鮭に関する文献が多数残っている。当時から鮭は高級魚として珍重されていた。
 越後からの貢物としての鮭料理。

 ○ 鮭の鮭びたし、鮭の焼き漬け、鮭楚(今の鮭の塩引き)、鮭ずし(今の鮭飯ずし)、鮭背わた(今のメフン)、子篭鮭、鮭のはら子、鮭の氷頭など百種類。
 千余年たった現在でも伝統が守られたいる。その他、漁師の「納屋料理」、「さむらい料理」など、全国でもまれな鮭料理のメッカ。