会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

日本酒ー2

2017-12-30 21:39:55 | 料理と酒
2017年12月30日(土)曇 2.9℃~-2.3℃

  「ひやおろしを味わう」
 
雪が降り積もり寒い季節になった。いよいよ本格的な酒造りが始まる。
これから酒造りをして2月ころから新酒がでまわる。大晦日に飲む酒を求めて市内の蔵元を訪ねた。本醸造、吟醸酒、大吟醸酒、純米酒、純米吟醸酒など8種類くらい少しずつ試飲ができる。値段だけでは選べない。酒は嗜好品である。今回は「純米原酒 ひやおろし」を買い求めた。

「ひやおろし」とは、お酒を造る段階で、二度目の「火入れ」を行わず卸される日本酒のことを指します。冬に絞ったお酒は、春以降に保存する際に、この「火入れ」を一度行って貯蔵されます。
 夏が過ぎ、外の気温と貯蔵庫の温度とが同じくらいになる頃に出てくる「ひやおろし」は、江戸時代に誕生し、日本酒の温度で常温の意味を指す「冷や」の状態で「卸す」ことから、そう呼ばれています。
「ひやおろし」の特徴は、火入れを一度行ってから貯蔵したお酒であることです。冬に絞ったまま卸した「生酒」がフレッシュな味わいであるのに比べ、「ひやおろし」は一度火入れを加えた後に、貯蔵庫で夏のあいだ寝かせてあるため、時間によって程よく熟成が行われています。そのため、絞りたての際の粗さが取れ、味わいにまろやかな丸みが出て、味わい深さとを楽しめるのが、「ひやおろし」の特徴です。
9月ごろに出荷される「ひやおろし」は、お酒の粗さや苦みが夏の間にゆっくりと除かれているため、熟成された味わいというよりは、比較的飲みやすく穏やかな味わいが特色です。一方同じ「ひやおろし」でも、11月に出荷されるものでは、その間に熟成が進んでいます。そのため、旨味が増した濃厚な美味しさを強く感じることが出来ます。


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