「夕張市」は
1891(明治24)年の炭鉱開始以来 炭鉱の街として栄え、
1943(昭和18)年 市制となり 一時は大小24の鉱山
人口12万人を数える。
1960年代後半から次々に閉山し 最後の三菱大夕張炭鉱も
1990年に閉山して 「炭鉱から観光へ」の政策を展開するが
2007(平成19年)3月事実上 財政破綻し 全国唯一の
財政再生団体になる。
この財政再建に向けて 2011年4月 市長選があり
全国最年少市長 鈴木直道(30歳)が誕生した。
市長は元東京都職員でそれまでは東京都から
この夕張市に派遣されていた職員であった。
市長の所信表明では
『依存心や前例主義からの脱却を大胆に進める必要があると
考えます。 「財政再生団体だから」というネガティブな
考え方から、「夕張だからこそ出来る、やれる」という
ポジティブな発想への転換が必要なのです。』 と
地域再生のかじ取り役として 宣言している。
つまり市職員だけでなく 住民も意識改革が必要で
今までの「炭鉱から観光へ」政策により 炭鉱関係の箱物と
人件費の負の財産をいかに払拭ができるかが問題ですね。