あかない日記

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小説家 壷井 栄

2020-06-23 | 人物忌

(日本経済新聞 2003/5/10 )



6月23日は 小説家・詩人
壷井栄が亡くなった日。
享年67

壺井 栄は 1899(明治32)年
醤油の樽職人である 岩井藤吉
妻 アサの五女として坂手村
(現在小豆島町坂手)に生まれた。

幼少にして家計が傾いたため
他家の子守をしながら
坂手小学校へ通い
内海高等小学校を卒業。

村の郵便局 村役場等に勤め
傍ら文学書を読む。

1925(大正14)年 同郷の
壺井繁治 をたよって上京
彼と結婚した。

夫の繁治や 黒島伝治
佐多稲子などの
プロレタリア詩人
作家の影響をうけ

1938(昭和13)年 
処女作「大根の葉」を
文芸に発表。

以来「暦」「初旅」
「母のない子と子のない母と」等
300篇にのぼる作品を発表し
新潮文芸賞、児童文学賞
芸術選奨文部大臣賞
女流文学賞などを受ける。

1954(昭和29)年
木下恵介監督の手で
映画化された「二十四の瞳」は
一躍有名となり
今日の観光小豆島の盛況の
端緒を開いた。

1967(昭和42)年6月6日
死の直前に
小豆島町名誉町民に推挙され

同月23日 東京で没した。

 


平和の群像


土庄町にあるブロンズ像。

土庄港の入り口にあり
小説「二十四の瞳」の
登場人物である女性教師と
12名の生徒を
モデルにした群像。

丸亀市出身の彫塑家
矢野秀徳の作で
小豆島バスによって造られ

1956年11月10日に除幕された。

  (参考:ウィキペディア)

 

 



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